LGの4K有機ELテレビのCM動画が6日間で100万再生の理由

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LGの4K有機ELテレビのCM動画が6日間で100万再生の理由

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lg

 【 前説 】韓国のLGエレクトロニクスが手がけた「 4K有機ELテレビ 」のCM動画は至ってシンプルだが、6日間で100万回を超える視聴再生数を記録した理由を検証する所存。

LG社が韓国の企業だからこその100万再生か

 LGエレクトロニクスの公式YouTubeチャンネルに極めて普通な「 4K有機ELテレビの15秒CM動画 」が上がってから、たったの6日間で視聴回数が延べ107万3,668回を超えた。

CM動画自体は極めてシンプルで特に話題をひく様な目新しい映像と言う訳でも無い。

しかし、どう考えてもアップした日から数えて、この驚異的に再生回数は正にYouTuberなみの記録なのでは無かろうか?

加えて興味深いのが、高評価↑【 サムアップ 】が
1,618を記録していながら、低評価↓【 サムダウン 】も
1,959と高評価を上回っている点である。


私はモチロン高評価にポチっとな♪

LGエレクトロニクスの4K有機ELテレビの他愛もない15秒CM動画が6日間で100万再生と低評価数の伸びの理由…これはYouTubeのコメント欄を見ていて答えが分かった。

いわゆる「 ネトウヨ 」と呼ばれるネットユーザーの存在である。

「 ネトウヨ 」とはインターネット上で暗躍する保守派で愛国主義者の層を指し、いわゆる韓国の企業に対しては差別的な思想を抱くとされる。

つまり、6日間で100万再生の理由はネトウヨ系の視聴者層が再生回数を押し上げているものと見ている。

加えて、外国産だと良いものを素直に認めないネトウヨが発狂してサムダウンを押しているのだと、コメント欄に書き込みが有ったが、この辺りは完全に推測である。

ここで間違えてならないのは、ネトウヨに限らず右派である保守派層は必ずしも外国産の製品を否定する訳では無いということ。

例えば先月の衆院選で大勝した自民党などが
そうである様に基本的に保守層はアメリカ寄りの
政策を取り、米国産の原発を日本に輸入して
再稼働を推進する向きが、あるからである。

だが、830件もあるYouTubeのコメント欄を見ていくと、どうもネトウヨを呼ばれる方々の層はLGに限らず、韓国という国に対して否定的な思想を、お持ちの様だ。

とは言え家電業界のテレビ市場で、いま最も最高峰に位置する高性能な商品だと言われている4K有機ELテレビのパネルはLGディスプレー社の1社のみの独占市場に、なっているのが現状。

じつは4K有機ELテレビの薄型パネルの開発コストが高いので過去に日本の企業は撤退していた!

厳密に言えば、ソニーが採算度外視で有機ELパネルの自社開発をしているが、CMには女優の北川景子氏【 31 】が出演されている。

有機EL発光素子の発明は日本ではない

 先のLG社製の4K有機ELテレビCMのYouTube動画のコメント欄には
「 有機ELテレビの発明は日本が最初 」だとする書き込みが散見されるが実際は違う。

( 以下「 有機エレクトロルミネッセンス 」から引用 )↓

 現在もっともよく用いられている、
有機EL積層機能分離型デバイス発光素子は
1987年に米イーストマン・コダック社の
鄧青雲氏とスティーヴン・ヴァン・スライク氏
( Steven A. Van Slyke )らによって発明された。

( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑

さらに、その後の有機ELパネルを開発し、量産に成功したのがLGエレクトロニクス【 本社:韓国ソウル市永登浦区汝矣島20 】であった。

LGエレクトロニクスは韓国の財閥、LGグループの中核を成す韓国の総合家電および情報通信メーカーで、LG電子は旧称だ。

ちなみに日本法人のLGエレクトロニクス・ジャパン株式会社【 本社:東京都中央区京橋2丁目1番3号京橋トラストタワー15階 】はLGエレクトロニクスの完全子会社である。

基本的に軽くて薄い有機ELテレビは厚いものでも8mm、コントラスト比が圧倒的に高くて綺麗なのが特徴で、液晶テレビが1000対1なのに
有機ELテレビは百万対1の高コントラスト比を誇る。

ユーチューブのコメント欄に的確な書き込みが有ったので、ここに引用させて頂くとしよう。

( 以下「 LG4K有機ELテレビ15秒CM 」から引用 )↓

テレビ用の4K-HDR大型有機ELパネルは、
現在LGのみが開発できます。

コストが高すぎて日本の各メーカーや
韓国のサムスンが量産を諦めた中、LGは
“失敗したら会社が潰れるほどの研究開発費”
を投入し、低コストに量産できるパネルを
作ることができました。

その結果、4K-HDR有機ELパネル市場は、
LGが独占しています。

ソニー、パナソニック、東芝など、
日本メーカーも全てLGからパネル供給を受ける
ことで有機ELテレビを販売できています。

( 引用ココまで・出典:YouTube )↑

有機ELテレビの販売は2015年5月には韓国のLG電子だけだったが、2017年になってから
日本国内の家電メーカー、ソニー、東芝パナソニックが発売を始める。

むろん、量産型に成功した有機ELパネルの供給はLGエレクトロニクス1社の独占市場であり、日本の各家電メーカーはLGからの供給を受けて生産しているのが現状だ。

この辺の事情を知っている方々が、ついぞLG社のYouTubeのCM動画を見てしまうのでは無かろうか。

まさに「 先んずれば人を制す 」とは、
この事なのだという実例その物である。

LG有機ELテレビの4kって何?[ lg ]

 有機ELテレビの頭に付く「 4Kテレビ 」とは
ざっくり言うとフルハイビジョンの4倍の高密度な
画素数を持つ高画質TVの事を指していう。

( 以下「 4Kテレビ 」から引用 )↓

現在主流のフルハイビジョンテレビの画素数は、
横( 水平画素 )1920×縦( 垂直画素 )1080で、
縦横合計で207万3600あるが、4Kテレビは、
横3840×縦2160で合計829万4400。

( 引用ココまで・出典:コトバンク )↑

また有機EL仕様ではない、4Kテレビなら
価格はグン!と下がり、国内メーカーの機種でも
確実に10万円を切ってくる。

単純に液晶型のテレビと有機ELテレビ型の
2種類を比較すると、部品点数が少ない
有機ELテレビの方が、どうしたって
画面は薄く出来るのは自明の理だ。

有機EL内蔵型のテレビでも価格の目安は
「 1インチ1万円 」と言われてはいるが
2017年現在の現状は、どうなのだろうか?

家電メーカーに拠って、まちまちな価格

前章では有機EL仕様ではない4Kテレビの価格は
10万円を切ると申し上げたが、本稿の冒頭でも取り上げた
LG社製の4K有機ELテレビの1インチ辺りの
価格帯は約5,157円であった。

もちろん家電メーカー各社に拠って価格は、
まちまちだが、以下のサイトでITジャーナリストが
テレビ市場の詳細を綴っている。

しかし言わずもがな、自社開発で有機ELパネルの
生産を行えているLG社が価格帯では断然、
有利なのは当然と言えば当然であろう。

家電製品の宿命と言えばそれまでだが
これからも、どんどんと価格は下がり続けるのは
間違いないだろう。

LG社のテレビのCM動画への短歌和歌を読む

 それでは、LG社の4K有機ELテレビCM動画への
〆の和歌【 短歌五七五七七 】を詠む。

「 いいじゃない・韓国産で・綺麗なら・
きっと買ってる・ネトウヨたちも 」

「 じゃ 」「 っ 」で1拍【 1文字 】

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