
2025年( 令和7年 )の7月18日の午前3時にフィリピン東の海上で発生した台風6号ウィパー( wipha )。
台風第6号が発生しました。
18日3時、フィリピンの東の北緯16度25分、東経125度10分において、熱帯低気圧が台風第6号になりました。
7月22日の午後6時50分の気象庁発表では22日18時の実況で、南シナ海のトンキン湾からベトナムに上陸しています。
【 記事の目次 】
気象庁の台風6号ウィパーの経路図
気象庁/公式HP「 台風第6号( ウィパー台風経路図 )」を加工して作成。

18日の午前3時に熱帯低気圧から台風に発達した第6号ウィパー( wipha )。
その後、西寄りに進みバシー海峡を通過して中国大陸へ上陸。
さらにその後、トンキン湾に抜けてから再びベトナムに上陸したのが今日22日の午後6時です。
種別 台風 大きさ - 強さ -
存在地域 ベトナム
中心位置 北緯20度10分(20.2度)東経105度55分 (105.9度)
進行方向、速さ 西10km/h(6kt)
中心気圧 985hPa
中心付近の最大風速20m/s(40kt)最大瞬間風速30m/s(60kt)
15m/s以上の強風域 南東側220km(120NM)北西側165km(90NM)
中心付近の最大風速は20m/s(40kt)なので、勢力は強くありません。
さらに日本列島および沖縄地方からも遠く離れた場所を西よりへ進んでいるので日本への直接的な影響は、ないものと思われますが、これは不肖この私めの個人的な感想です。
米軍JTWCによる台風6号の衛星画像と進路予想図
きのう21日の午後3時時点の米軍JTWCの衛星画像を見ますと、TS09W“WIPHA”台風6号は中国大陸へ上陸しています。
さらに画面下側、つまりフィリピン海には97Wおよび98Wの2つの活発な対流活動を表す熱帯擾乱( ねったいじょうらん )の警報円が現れていますね。
この擾乱が、次の台風7号および台風8号になるかは現時点では分かりませんが。
それではJTWC台風6号の進路予想図を、ご覧ください。↓
気象庁の台風6号の経路図と、ほぼ同じ進路予想でベトナムに上陸後にラオスへ向かう予報となっていますね。
台風6号Windyの3モードによる比較
上の画像はWindy( チェコスロバキア )が公開している、昨日7月21日の午後10時のECMWF( ヨーロッパ中期天気予報センター )モードによる台風6号の位置。
さらに下の画像が、同GFS( アメリカ海洋大気庁NOAA )モードによる同時刻のお台風6号の位置。
お次がドイツ気象局( Deutscher Wetterdienst )DWDによる、アイコンモードによる同時刻の台風6号のある位置。↓
3モードすべてが、南シナ海のトンキン湾( ベトナムと中国・海南島に挟まれた湾 )に台風6号の等圧線が見えますね。
気圧配置の変化のリアルタイム情報は以下の映像から、ご覧ください。↓
風速表示の旗が立っている位置が、22日の夜10時現在の台風6号がある位置です。
画面左下の△マークをクリックないしタップで映像が再生され、その右側のシークバーでも大気循環の移り変わり予想を見ることが出来ます。
台風6号ウィパー( wipha )の意味は女性の名前
台風6号ウィパー「 Wipha 」の名前の意味は女性の名前です。
40/タイ/Wipha/ウィパー/女性の名前
台風委員会に40番目に登録されているアジア名。
台風6号、この後ベトナムからラオスへ向かって進む進路予想なので日本への深刻な影響は、なさそうです。