2020年10月19日の午前3時に台風17号ソウデル[ saudel ]たまごなる熱帯低気圧が発生した!
さらに、20日の午前9時に台風17号が発生したが、気になる進路予想図は日本へ向かうのか?
【 本稿の記事ページの目次 】
米軍JTWC台風17号たまごTDの進路予想図
米軍JTWCも、19日になってTD( 熱帯低気圧 )の発生と進路予想図を発表した。
最も発達する23日から24日にかけても最大風速は毎秒30m/sと、それほど強い勢力には成長しない見通し。
さらに進路予想図も台風の北側に高気圧があることから、日本とは逆方向のベトナムのある西側に向かって進む。
米軍の予報では、日本への直接的な影響はないものと見られる。
上の図は、2020年10月12日の午後2時30分時点の米軍JTWCの気象衛星画像だ。
画面左側のフィリピンの東の海上に、アメリカ軍の監視対象の熱帯擾乱( ねったいじょうらん )の発生を告げる、94Wの黄色い予報円が見える。
日本列島の南の海上に見えるのが、熱帯低気圧に衰退したUターン台風14号チャンホンで、右下に見えるのが南シナ海の海上を西に進んでいる台風16号ナンカーだ。
上図が16日の午後4時時点の衛星画像だが、気流の乱れである熱帯擾乱の円の色が赤丸の「 HIGH 」に変わったので、Tropical Cyclone Formation Alert( 熱帯低気圧発生注意情報 )が発行された。
つまりフィリピンの場所に写っていた94Wの高( HIGH )予報円だが、これは熱帯低気圧に発達せずに、いったん「 canceled 」、つまり「 取り消し 」になっている。
10月の下旬に差し掛かったが今後も最新情報を、こまめにチェックされることをおすすめする。
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ヨーロッパ予報の10月23日の気圧配置図
次に、サイトをリニューアルしたヨーロッパ中期予報センターの気圧配置図を。
上の画像は、10日先の10月23日の金曜日の午前9時時点の東南アジアとインドネシア地域の気圧配置図だ。
あまり大きくはないものの、台風17号の狭い等圧線と緑色の最大風速が確認できる。
上のGoogleマップの位置の座標は北緯17.22°N、東経が113.1°Eの場所になる。
沖縄県糸満市の南端から1,796.23km( 1,116.12マイル )南南西の南シナ海の海上にある。
ちなみに、2018年の台風17号ヘクターは、実に3年ぶりの越境台風だった。
ヨーロッパECMWFでも続報が更新され次第、随時最新情報をお伝えしていく所存。
気象庁発表の熱帯低気圧aの発生と進路
気象庁公式ホームページ「 台風経路図/熱帯低気圧a 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/a.html ]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
気象庁も、10月19日になって台風17号の熱帯低気圧aの発生を発表した。
ただし進路は南シナ海のある西の方角に向かって進むのと、中心付近の最大風速もマックスが23日から24日にかけての30m/s( 55kt )となる。
14日の気圧配置図には、すでにフィリピンの東側に台風17号の、たまごらしき1,008hpaの熱帯低気圧TD( Tropical Depression )があった。
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17号の名前の意味は伝説上の首長の護衛兵
79/ミクロネシア/Saudel/ソウデル/伝説上の首長の護衛兵
2020年の台風17号ソウデル[ saudel ]は、国際機関である台風委員会に79番目に登録されている名前だ。
ソウデルの名前の意味は、「 伝説上の首長の護衛兵 」である。
ちなみに、昨年2019年の台風17号が発生した時期は、9月19日の午後3時だった。
10月も中旬に入り、発生する台風の勢力も弱まってきた様に思えるが、まだまだ油断は出来ない。
台風17号が、もし発生したら不肖この私めは、きっとこう思うだろう。
「 そう出る? 」。