アカデミー賞の2018年の結果発表で日本人受賞者は？

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2018年3月4日（ 日本時間5日 ）に
第90回アカデミー賞の結果発表が米ロサンゼルスで
行われ日本人では、メイクアップ・アーティストの
辻一弘氏【 48 】ただ1人だけが受賞した。

辻一弘氏のWiki風プロフィール

　本稿は2日に行われた「 第41回日本アカデミー賞の受賞結果 」
とは全く別の内容なので、日本アカデミー賞の結果が
お知りになりたい方は以下のリンクカードから
入って頂ければと思う。↓

[blogcard url=”http://www.japan-academy-prize.jp/prizes/41.html”]

第90回のアカデミー賞で、ただ1人、日本人で選ばれた
辻一弘氏は「 メイクアップ&ヘアスタイリング賞 」
での受賞となった。

辻一弘氏が関わった映画は「 ウィンストン・チャーチル
ヒトラーから世界を救った男 」で、同映画で辻氏が
特殊メイクを施したゲイリー・オールドマン氏【 59 】が
みごと主演男優賞を獲得している。

アカデミー主演男優賞を受賞した
ゲイリー・オールドマン氏に「 辻氏がメイクを担当するのなら、
チャーチルの役は引き受けるが駄目なら仕事を断る 」
とまで言わしめた。

アカデミー賞主演男優賞は「チャーチル」ゲイリー・オールドマンに #アカデミー賞 https://t.co/p8U8thOlS1 pic.twitter.com/dnVSluYaXW

— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年3月5日

辻一弘氏が受賞したメイクアップ&ヘアスタイリング賞と
合わせて2部門でのアカデミー賞を獲得する結果となった。

メイクアップ&ヘアスタイリング賞では
日本人初の受賞という輝かしい栄光を手にされた
辻一弘氏のWiki風プロフィール一覧は以下の通り。

辻氏が師事したディック・スミス氏【 92歳没 】に
弟子入りするために1996年、単身渡米している。

それにしても、主演のゲイリー・オールドマン氏に
「 君が特殊メイクを断るなら役も断る 」と言われる程にまで
信頼を勝ち得ている辻一弘氏は、凄いの一言しか無い。

辻氏は結果的に、アカデミー賞の中の
メイクアップ&ヘアスタイリング賞を獲得されたわけだが
今までに、どのような受賞歴が有るのだろうか？[ academy ]

辻一弘氏の受賞歴は？

　第90回アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング部門を
除くと辻一弘氏の受賞歴は以下の一覧になる。↓

主演男優賞ゲイリー・オールドマン「辻一弘がメークを担当するなら、チャーチル演じる」　#米アカデミー賞 – 産経ニュース https://t.co/iAqHSbWFxZ @SankeiNews_WESTさんから

— 産経ニュースＷＥＳＴ (@SankeiNews_WEST) 2018年3月5日

2000年に授与された英国アカデミー賞
メイクアップ&ヘアー賞はディック・スミス氏の
兄弟子であるリック・ベーカー氏【 67 】とともに共同受賞されている。

そのリック・ベーカーの工房で働いていた時期を振り返り、
「 アメリカ人と仕事をするのは大変 」と漏らした辻氏。

いったい、何が大変だったのだろうか？

渡米後、文化の壁にぶち当たって悩む辻氏

　1996年に単身、渡米してから師事したディック・スミス氏の
兄弟子、リック・ベーカー氏の工房で働いていた時期に
文化の違いの壁に、ぶち当たったという。

「 アメリカ人と一緒に仕事をするのは大変でした。

日本人みたいな気遣いはないし、個人社会なので、
そこでどうやって生きていくか、最初のころは悩みました 」

さらに、2012年には「 もう映画の仕事には戻らない 」と
決心して現代美術の道を歩み始めたのだった。

上記の辻一弘氏の頑なな決意を打ち破ったのが、
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男で
主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンからの
熱烈なるラブ・コールだった。

冒頭でも申し述べたように、「 辻一弘氏がメイクを
引き受けないのなら、映画には出ない 」とまで言わしめた。

ゲイリー・オールドマン氏の熱意に打たれて
「 1度だけなら 」とオファーを引き受けた事が
きっかけで結果的にアカデミー賞の獲得に、つながった。

これだから、人生わからないものである。

[blogcard url=”https://takenori.info/blog/romance/”]

しかも、今回のアカデミー賞受賞前の
ノミネートの段階で、すでに次の映画の仕事が
舞い込んで来ているのだという。

ウインストン・チャーチル首相【 90歳没 】は、
かつて実在した歴史上の人物だが、生前は
自分が全ての運命を変えられる存在だと思っていたのだとか。

しかしながら今回は、故チャーチル首相を演じる
ゲイリー・オールドマン氏のオファーに拠って
運命が変わったのが、辻一弘氏だった。

[blogcard url=”https://takenori.info/blog/anayuki/”]