テレビ朝日系のANNニュースが天気予報で
「 台風5号が発生しました 」と、正式に報じたが
米軍JTWC( Joint Typhoon Warning Center )の
進路予想図も、遂に#16回目の警告文が公開された。
2019年の台風5号は完全に消滅したが、2020年8月の台風5号チャンミーの卵は発生しているのか。↓
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2019年の台風5号ダナスは勢力は弱いが、大型だ。
【 本稿の記事ページの目次 】
台風5号2019米軍の進路予想図の最新情報
米軍合同台風警報センターが公開した
台風5号[ danas5 ]の進路予想図で、
16回目の警告#16の画像は以下の通りだ。
米軍JTWCも、台風5号が熱帯低気圧の卵だった
状態から進路予想図は公開していたが、進行方向が
明らかに日本列島よりの北上ルートに変わった。
台風の暴風域が沖縄県の米軍、嘉手納基地を
かすめる時間帯が、2019年7月19日の午前3時
( JST換算 )で、あることが分かる。
19日の午前3時の時点での最大風速は、
毎秒23.13m/sで決して強くはないものの、
気象庁が定める台風の規程値である、毎秒
17m/sは大きく越えている。
7月20日の午前9時の時点( 日本標準時 )の
台風5号の存在する場所は、黄海の海上で
北緯34.2°N、東経125.6°Eの位置にあるので、
さっそく場所を、Google地図で表示させる。↓
20日の午前に気象庁から大雨特別警戒レベル5の
警報が出された長崎県対馬市の西端の海岸から、
約637キロ西の方角の黄海の海上に台風5号がいる。
長崎県津島市に出された大雨特別警戒レベル5の
詳細は本稿の6章でも詳しく解説しているので、ぜひ!
米軍の進路予想図を見ると、20日から21日にかけて
台風5号ダナスは北東方向に進み、朝鮮半島に上陸し
21日以降は、温帯低気圧となって消滅する見込み。
次章のテキスト英文の日本語訳でも詳しく
説明するが、20日の午後9時時点の台風の最大風速は
12.85m/sなので「 非常に弱い勢力 」に衰えている。
ヨーロッパ中期予報センターの進路予想図では
最初は南シナ海から、ベトナムのハノイに向かう
台風ルートだったが、大きく変動した。
台風5号2019米軍の最新情報で予報警告文
では次に、大型台風5号ダナスの米軍JTWCの予報で
テキスト英文の説明文を日本語に翻訳していく。
上の引用画像の英文テキストでの台風5号の
解説では令和元年7月19日の午前10時に、
沖縄県の米軍嘉手納飛行場から355キロの
地点に最接近すると予報されているが、
その時の台風5号の強さは最大風速が
毎秒20.56m/s( 40ノット )の予報。
さらに、その後は7月21日の午前2時に
九州地方の長崎県佐世保基地から235キロの
地点に最接近するが、その1時間後の午前3時の
台風の強さは毎秒15.42m/s( 30ノット )の
進路予想図の英文テキストだ。
「 MOVING 」移動の方角は、355°なので
ほぼ北の方角に向かって台風は進行している。
移動のスピードは時速20.4キロなので、
ママチャリと同じくらいの速さと見ていい。
当然ながら今後、台風5号の米軍JTWCの警告の回数が
更新される度に方角も速さも強さも変わるので注意。
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台風5号の気象庁の予報と米軍情報を比較する
気象庁公式ホームページ「 台風情報( 台風経路図 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1905.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成。
16日の午後に出した日本の気象庁の発表は、
まだ熱帯低気圧aのままだったが、17日になって
台風5号ダナス[ danas5 ]に切り替えた!
20日21時の予報:強さ –
存在地域 対馬近海
予報円の中心
北緯 33度35分( 33.6度 )
東経 126度50分( 126.8度 )
進行方向、速さ北北東 20km/h( 11kt )
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速 20m/s( 40kt )
最大瞬間風速 30m/s( 60kt )
予報円の半径 330km( 180NM )
気象庁の最新情報は、22日の午後9時迄出ているが
最大風速は23m/sとの予報なので強い台風ではない。
最も九州地方の北部に最接近する台風5号の
座標は、北緯が33.6°Nで、東経が126.8°Eとなり、
Google地図で表すと、以下の場所になる。↓
20日の午後9時の時点で、九州地方の
長崎県の西端にある福江島( 五島列島 )の
海岸からは、約195キロ北西の方角の
東シナ海の海上の位置に台風5号がある。
では気象庁の予報で、「 中心気圧が990hPa 」という
数値は台風として、どの程度の強さを表すのか?
弱い 990hpa以上
並み 960~989hpa
強い 930~959hpa
猛烈 900hpa上記の表のとおり、気圧が下がるにつれて
台風の勢力が強くなっていきます。
気象庁の予報では、990ヘクトパスカルなので
「 弱い 」勢力の台風5号だという事になる。
台風5号の進路予想図が変わったのは、
米軍や気象庁のみでなく、ヨーロッパ中期予報センターの
最新情報でも進行方向が変わっている。
台風5号のヨーロッパ情報と米軍を比較する
ヨーロッパ中期予報センターECMWF
( European Centre for Medium-Range
Weather Forecasts )の情報でも、
ダナス[ danas5 ]の進路予想図は台湾や
フィリピンのルソン( Luzon )島の
北西方向だったが、16日を境にガラッと
進行方向が変わってしまった。
上段のアニメーション画像が、16日の時点の
ヨーロッパ中期予報センターの進路予想図で、
下段が、本日17日の時点の7月21日の予報図。
時間は世界標準時である( UTC )表示
なので、+9時間を足して日本標準時である
( JST )に換算すると午前9時の場所になる。
座標で表すと、北緯が35.34°N、東経が
121.94°Eとなり、Googleマップで表すと
以下の場所になる。↓
長崎県の最西端である生月島( いきつきしま )
の海岸から、約719キロ西北西の方角の黄海の
海上に位置する。
完全に一致するわけではないが、米軍の進路予想図と
ほぼ同じ位置に台風5号が存在する予報となっている。
ヨーロッパ中期予報センターの気象データを
素に生成されている「 Windy 」の進路予想図の
画像も、以下に貼る。↓
統合多機関の熱帯低気圧予報の最新情報は
統合多機関熱帯低気圧予報( Multi-Agency )が
公開している、台風5号の進路予想図も↓に貼る。
最初は米軍の進路予想図と同様に
台湾の東がわの海上を通過して北上して、
東シナ海から中国大陸に上陸のルートを
辿っていたが全てが日本列島よりに変化した。
しかし、まだ分からないのでこれで台風5号の
ルートが確定したということではないはずだ。
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日本の気象庁が定める「 強い台風 」は、
最大風速が毎秒33m/s以上だから、決して
脅威的な勢力ではないが、油断はできないので
今後の台風情報には注意をされたい。
もともと台風は本来、地球の自転の影響で
北に向かう性質を持っている。
本稿でも台風情報が更新され次第、随時
記事を書き換えていく所存である。
台風5号の影響で長崎県に大雨特別警報LV5
気象庁公式ホームページ「 台風情報( 台風経路図 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/ ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成。
気象庁から台風5号ダナスに伴う大雨警報で、
九州地方の対馬南部と、五島列島の全域で
警戒レベル5の最新情報が出されている。
令和元年7月20日10時06分:福岡管区気象台発表
長崎県では大雨特別警報が発表されました。
五島と対馬市では、これまでに経験のないような
大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、
警戒レベル5に相当する状況です。最大級の警戒をしてください。
ANNでも気象庁から出されている記録的な
短時間の大雨情報が発令されたと報じた。
では今回、発表された気象庁の大雨警報の
警戒レベル5とは、どの程度の危険度なのか?
警戒レベル5相当情報:大雨特別警報・氾濫発生情報
取るべき行動:災害がすでに発生していることを示す
警戒レベル5に相当します。何らかの災害がすでに発生している可能性が
極めて高い状況となっています。命を守るための最善の行動をとってください。
上記引用での「 気象庁の大雨警戒レベル5相当 」
とは、命を守るために速やかに避難すべきである
と定義している。
大雨警戒レベル5相当の対象地域は九州地方の
長崎県の対馬と、五島列島ほぼ全域の島々である。↓
短時間で記録的な大雨が降る情報で避難指示が
出されていたが、20日の午後10時22分現在には
九州地方の全ての地域で警戒レベル3に下がった。
気象庁は緊急の会見で、線状降水帯で大雨が
もたらされていると言えるという認識を示した。
長崎県の九州北西部は、台風5号の米軍の進路予想進路でも
強風域が、かかる区域なので今後も予断を許さない状況だ。