2019年11月17日の夜から香港警察とデモ隊との大規模な衝突が起きている
香港理工大学の場所は、どこなのかをGoogle地図で表示させる。
緊急です。
日本語を話せる香港市民からのメッセージです。拡散してください。#香港#PolyU pic.twitter.com/ugTZ8yXzSh— 大袈裟太郎 (@oogesatarou) November 17, 2019
【 本稿の記事ページの目次 】
デモが起きた香港理工大学の場所はどこ?
香港理工大学の学生ら約1,000人が立てこもる香港理工大学に
香港警察が突入し、大規模な衝突が起きている場所はどこか?
上の香港理工大学の場所の地図は広域地図なので、下には拡大したGoogleマップを掲載する。
香港島と行き来する海底トンネルの出入り口の近くに位置する
香港理工大学のGoogle3Dマップも以下に掲載する。↓
公立大学である香港理工大学の住所地は、 香港九龍紅磡育才道11号にある。
では、香港デモの中心地点である香港議会棟前の広場からは
どれくらいの距離が有るのだろうか?
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香港デモの中心地からの距離は何キロ?
逃亡犯条例改正案が撤回される前の香港デモの中心地は香港議会棟
( Legislative Council complex )の周辺地区であった。
上の地図画像が香港理工大学から、香港島にある香港議会棟までの移動ルートを表したGoogleマップだ。
徒歩で49分、4.6キロの距離にあるが、香港デモの詳しい場所は以下の記事で解説している。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/hong-kong/”]
改正案撤廃後も香港デモが続く理由は?
香港理工大学の大規模な衝突以前から起きている香港デモの
最大の理由は2019年4月に「 逃亡犯条例の改正案を議会に提出した 」からだった。
香港政府は今年4月に「 逃亡犯条例 」の改定案を立法会( 議会 )に提出した。
この改定案が通った場合、香港との犯罪人引き渡し協定がない中国本土や台湾、マカオの
捜査当局は、香港に対して犯罪事件の容疑者の身柄引き渡しを要求できるようになる。そのため、中国による恣意的な拘束や不当な裁判につながりかねないと批判が上がった。
また、中国政府による香港統治が迫り、その高度な自治性が維持されなくなるのでは
ないかという懸念が香港市民の間で高まり、大規模なデモにつながった。
林鄭月娥( キャリー・ラム )香港特別行政区行政長官【 62 】と香港政府は、
2019年10月23日、逃亡犯条例の改正案( 2019年逃犯及刑事事宜相互法律協助法例
( 修訂 )條例草案 )を正式に撤回した。
にもかかわらず、いまだに香港デモが収まらない理由で
一番の理由は、「 行政長官を普通選挙で選べない 」からだ。
- 抗議行動に対する「 暴動 」という言葉の使用取消し
- 逮捕されたデモ参加者全員への恩赦
- デモ参加者に対する警察の暴力をめぐる独立調査
- 行政長官選挙を1人民1票の普通選挙で実施すること
- 逃亡犯条例の改正案の撤回( 実施済み )
現在の行政長官選挙は、香港の選挙委員会により選出された中央人民政府
( 国務院 )により任命される間接制限選挙で人民による直接選挙ではない。
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中国の天安門事件が起きた場所はどこ?
2019年に勃発して、11月19日現在の今もなお続いている香港デモは、
「 第二の天安門事件になるのでは? 」と懸念( けねん )されている。
過去に中国で起きた天安門事件は、1976年4月5日と1989年6月4日に起きた
「 六四天安門事件 」があるが、主に1989年の方を指していう。
事件の発生場所は、中国北京市長安街の天安門広場で起きた。
1989年6月4日当時の中国共産党が投入した
自民解放軍による無差別発砲で多数の犠牲者が出た事件だ。
民主化を求める学生たちに理解を示した改革派の初代中国共産党中央委員会の
前総書記だった胡耀邦【 享年73 】が亡くなったことで学生たちを中心とした
追悼集会が天安門広場での10万人の座り込みに発展したのが発端だとされる。
香港デモでも、すでに犠牲者は出ている。
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雨傘運動の発端の香港中央大学の場所は?
2014年香港反政府デモを「 雨傘運働 」ともいうが、デモを行った市民が
自らの防御用に傘で身を守ったことから、この名前がついた。
2014年9月26日から行われた雨傘運動の場所は
多岐に渡るが、発端となったのは香港中央大学だ。
香港中央大学のある場所は香港沙田区だが、実は2019年の香港デモでも警官隊との衝突が起きている。
「 一国二制度 」の下、高度な自治が認められている香港では、次回2017年香港特別行政区行政長官選挙
( 中国語版 )から1人1票の「 普通選挙 」が導入される予定であった。ところが中国の全国人民代表大会常務委員会は2014年8月31日、行政長官候補は指名委員会の過半数の支持が必要であり、候補は2-3人に限定すると決定した
雨傘運動のときも「 人民1人1票の普通選挙の実施を! 」
とする要求は、今回の香港デモと、まったく同じである。
林鄭行政長官と駐香港EU大使との会談内容が漏えいしたが、その会談で林鄭氏は
現在の状況では普通選挙について協議は、できないと話していたと言われている。
普通選挙の実施を実現しない限り、香港デモは永遠に続くのだろうか。