2019年の台風23号ハーロン[ halong ]が、強い勢力を保ちながら
太平洋上を移動しているが、5日には台風24号ナクリーも発生している。
【 本稿の記事ページの目次 】
台風23号の米軍JTWCの進路予想図は日本に来ない
米軍JTWCの最新情報では、11月6日の午前3時に、ほぼ猛烈な強さの台風23号に発達するものの進行方向は北東の方角に転換している。
ただし今後は、別の方角に進む進路予想図に変わる可能性もある。
あくまでも令和元年11月3日現在の最新情報なので今後の更新に留意されたい。
スポンサードリンク
米軍の台風23号の警告文は非常に強い勢力に発達
米軍JTWCが公開した台風23号の警告文は太平洋上で「 猛烈な 」階級に近い
非常に強い勢力にまで発達する予報となっている。
特徴的なのは、太平洋上にある11月5日の午前9時( JST日本標準時に修正 )の
段階で、53.97m/sとほぼ「 猛烈な 」強さの台風にまで発達する点。
しかし、前章でも示したように日本列島には接近せず、最も近づく6日を境に離れていく。
移動の方角は315°なので北西の方角で、移動スピードは15KNOTSなので
時速27.7キロとロードバイク並の速さだ。
3日の午前9時の台風23号の座標位置は、北緯が14.8°N、
東経が155.4°Eで、東京駅から2,795.47km( 1,737.03マイル )
南南東のフィリピン海の海上の北マリアナ諸島の近海に位置している。↓
ヨーロッパECMWFの気象データを基にしたWindy
ヨーロッパ中期予報センターECMWFの気象データを
ベースに生成した動く台風の進路予想図「 Windy 」がある。↓
米軍JTWCが公開した衛星画像の位置から、1,000hpa超の
熱帯低気圧が日本列島に近づいているが、上陸するほどには接近しない。
以下が、11月6日の午後9時( JST日本標準時に修正 )時点の台風23号の進路予想図だ。↓
等圧線が深緑色の台風23号に発達しているが、具体的な
存在位置をGoogleマップで以下に表示してみる。↓
あくまでも進路予想図ではあるが、11月6日時点の座標は、北緯が24.01°N、
東経が、153.85°で東京駅から1,874.59km( 1,164.81マイル )南東の太平洋上にある。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/nakri/”]
気象庁JMAの台風23号の進路予想図は東へ逸れる
気象庁公式ホームページ「 台風経路図/台風第23号 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1923.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成。
気象庁が発表した台風23号の進路予想図は、強い勢力に発達するものの
方向転換して日本列島には近づかずに、東の方角へ大きく逸れる。
気象庁では台風情報を出してないが、11月3日の9時時点の予想天気図は公開している。
台風23号は発生していないが、フィリピンの西と離れた位置のフィリピン海の東に
それぞれ1,000hpa超の熱帯低気圧( Tropical Depression )が発生している。
11月2日12時現在の気流の位置が米軍と一致した
以下のEARTH気流の画像の位置は、2019年11月2日の午後6時の時点の
コンテンツだが、午前12時の時点には、じゃっかん北西に移動している。
2日の午前12時の位置は北緯が12.01°N、東経が158.95°Eで、
Googleマップで示すと、以下の位置になる。↓
東京駅からの距離は、3,262.18km( 2,027.02マイル )南東の
フィリピン海の海上にあり、北マリアナ諸島とマーシャル諸島の中間あたりである。
つまり、米軍JTWCの衛星画像とテキスト最新情報の位置と、ほぼ同じ場所だ。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/maria/”]
昨年の台風23号の進路予想図は中国とベトナムへ
昨年2018年の台風23号バリジャットは、9月21日に発生したが中国大陸とベトナム方面に
向かって進行したので、日本への影響は殆どなかった。↓
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/barijat/”]
今年2019年の台風23号の名前はハーロン[ halong ]で、台風委員会に
56番目に登録されているが、命名国はベトナムで意味は「 湾 」である。
11月2日の時点では、熱帯低気圧も発生していいないが、
2018年は、日本上陸こそ無かったものの台風が3つも発生している。