高槻市立寿栄小学校のブロック塀の場所がどこかをGoogle地図で

　2018年6月18日に起きた大阪北部地震で
小学校4年生の女児が巻き込まれて亡くなった
高槻市立寿栄小学校のブロック塀の場所はどこなのか？

高槻市立寿栄小学校のブロック塀の場所と地図

　大阪北部地震に依る犠牲者は5名にのぼるが、
その中のひとりが、同小学校に通う女児だった。

高槻市立寿栄小学校の問題のブロック塀の
場所は、小学校の敷地内の北側に位置する
プールと道路を隔てる場所に設置されていた。

高槻市立寿栄小学校の場所は大阪府高槻市栄町3丁目11番2号で
倒壊したブロック塀に女児が巻き込まれた
事故が発生した場所の地図は以下の表示。↓

ブロック塀が倒れた長さは約40メートルあまり、
事故現場の地図を詳細に記すと以下の表示に。↓

小学校の敷地内で北側に位置するのが
プールの場所になるが、さらにGoogleの
ストリートビューでも表示したい。↓

上の場所に有るブロック塀に付いては
高槻市の教育委員会が外部の専門家から
危険性を指摘されていたが、「 安全 」
と判断し、撤去作業などは行っていなかった。

結果的に、今回の大阪北部地震によって
女児の尊い生命が奪われる惨事が発生し、
高槻市教委は謝罪する事になった。

安倍首相と松井知事が寿栄小学校の事故現場へ

　6月21日、安倍晋三首相【 63 】と小此木八郎防災担当相
【 52 】、大阪府の松井一郎府知事【 54 】らと共に
ブロック塀が倒壊した事故現場を視察し献花を行った。

【大阪北部地震】安倍首相「二度と悲惨な出来事を…」、松井知事と黙祷　コンクリ・ブロック塀の犠牲女児の小学校 – 産経ニュース https://t.co/IhruaHoOVx @SankeiNews_WESTさんから pic.twitter.com/v2KjceIxnl

— 産経ニュースＷＥＳＴ (@SankeiNews_WEST) 2018年6月21日

大阪北部地震でブロック塀が倒壊し、
9歳の女児が巻き込まれて犠牲になった
場所を視察した安倍晋三首相は速やかに
日本全国のブロック塀の緊急点検を行う
意向を表明した。

事故現場の場所を直接、訪れ献花を行った
安倍首相の行動には中国のネットニュースサイト
「 东方IC 」にも称賛する記事が載せられたのだ。

大阪の被災現場を訪問しました。改めて、今回の地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に哀悼の意を表します。そして、全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。 pic.twitter.com/ZYqZi6NACK

— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2018年6月21日

高槻市立寿栄小学校の北側で発生した
無残な事故は実は防げていたかも知れないと
報じられているのだがー！？

https://t.co/u04BiLzYB9#高槻市 の樽井弘三教育長は「（ブロック塀に）浮きやひび割れ、傾きがなく、『問題がない』と判断し、学校側に説明した」と述べました。#地震 で寿栄小学校のブロック塀が倒れ、４年生の女の子が亡くなった事故で、市教育委員会が記者会見しました。（矢）#大阪北部地震 pic.twitter.com/jtx3dvT2kK

— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2018年6月22日

つまり、高槻市立寿栄小学校のブロック塀が
倒れた場所の事故原因は地震がで有ったが過去に
外部の専門家が2度も危険性を指摘していたのだ。

では、なぜ専門家の指摘を活かすことが
出来ずに今回の様な惨事を招く結果に
なってしまったのかだろうか？

専門家がブロック塀の危険性を過去に2回指摘

　実は今回の大阪北部地震でブロック塀が
倒壊した場所で事故に巻き込まれて犠牲に
なられた小学生の女の子は生命を失わずに
済んだかも知れないのである。

学校側には2度の指摘があり、市教委は
職員による打音検査などの簡易点検を実施し
「 安全性に問題はない 」としていた。

指摘していたのは、2015年11月2日に
同校で防災教室の講師を務めた
防災アドバイザーの吉田亮一氏（ 60 ）。

実際に大阪北部地震が発生してから
事故現場のブロック塀は安全では無かったことが
判明したわけだが個人的にも気になる所がある。

今回、ブロック塀が倒壊した場所を視察した
安倍首相が全国のブロック塀の緊急点検を
実施する指示を出したが、こうした事例は
実は過去にもあったのだ。

1978年に発生した宮城県沖地震で、鉄筋抜きの
耐震性に問題のあるブロック塀が倒壊し全国で
18名の方々が亡くなられているが、この時も
全国的に規制の見直しが図られている。

日本の場合、建築基準を満たさない危険な
コンクリートブロック塀が、危険性について
無知な人間や、建設も点検・メンテナンスも
専門業者任せで無責任な人間、知ったうえで
経費を惜しんで施工業者に手抜きを強いる施工主、
知ったうえで利益を優先して不正に手がける施工業者
などによって設けられ維持されていることも珍しくない。

上のウィキペディアに載っている情報は
全てのブロック塀を作った業者に当てはまる訳では
当然、無いが危険な構造物であるのは間違いない。

1978年の宮城県沖で発生した地震の教訓が、
全く活かされて事も今回の悲劇で判明してしまった。

今回の様な惨事を2度と繰り替えさぬよう、
徹底的な再発防止を切に望みたい。

大阪北部地震で高槻市立寿栄小学校の
場所で犠牲になられた女児を含む5名の方々に
ご冥福を、お祈り申しあげます。