開城ケソンの場所はどこ？南北共同連絡事務所の地図

開城ケソンの場所はどこか南北共同連絡事務所の地図

　南北連絡事務所（ Inter-Korean Joint Liaison Office ）があった場所は、北朝鮮の南西部Kaesŏng（ ケソン ）North Hwanghaeだ。

さっそくGoogle地図で開城（ ケソン ）工業団地の中の南北連絡事務所（ 남북공동연락사무소 ）の場所が、どこかを地図で表示する。↓

上の地図は、日本列島との位置関係を確認できるように広域で見れる様に掲載した。

以下のGoogleマップ画像は、開城工業団地内にある南北連絡事務所の位置を表わしている。↓

さらに拡大した地図で建物の外観が以下の3Dマップになる。↓

日本の首都である東京の東京駅からは、1,195.69km（ 742.97マイル ）離れた距離にある。

本稿で掲載することは出来ないが建物が破壊された瞬間の映像は、各テレビ局のニュース番組がYouTubeの公式チャンネルで公開している。

南北共同連絡事務所が破壊された時刻は何時何分？

　南北共同連絡事務所が破壊された時間は、2020年6月16日の午後2時49分だ。

では、なぜ北朝鮮側は建物を壊す必要が有ったのだろうか？

なぜケソン南北共同連絡事務所は壊されたかの理由

　ケソン工業団地内にある北朝鮮と韓国の交流の拠点だった南北共同連絡事務所が破壊された理由は何故なのか？

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党第１副部長は１３日の談話で、「遠からず北南（南北）共同連絡事務所が跡形もなく崩れる光景を目にするだろう」と建物の爆破を予告しており、それから３日で実行に移したことになる。

上の引用記事が決定的で、建物を破壊した最も大きな理由は「 脱北者団体が韓国で北朝鮮側体制を批判する内容のビラを撒いたから 」。

金正恩委員長【 36 】の妹である、金与正（ 김여정：キム・ヨジョン ）朝鮮労働党中央委員会組織指導部第1副部長【 31 】が、あらかじめ宣言を出していた。

しかし、金正恩氏を批判すビラが飛んできたタイミングは北朝鮮側にしてみれば、実は「 待ってたぜ！この時を！ 」という絶好の機会であり、みずから頭を下げることなく韓国側から何らかの経済支援を得る目的も有ったと見られる。

また、以下の理由も今回の建物の破壊と関係していると指摘されている。↓

ところで、やたらと最近は正恩氏の妹である与正氏の声明が取り上げられているが。

YouTubeのコメント欄でも多数の指摘が有ったが金正恩委員長は、まだ生きているのだろうか？

ケソン南北共同連絡事務所のインターネットの反応

　今回の北朝鮮側の破壊活動に関するインターネット上の反応は？

これが開城共同連絡事務所の建物。
爆破されたのは決して掘っ建て小屋レベルの物ではないのよ…。 pic.twitter.com/uqDZBxY2jX

— KANRO (@Yukigakanro) June 16, 2020

【速報】韓国の聯合ニュースによりますと、 #北朝鮮 の #開城(ケソン)工業団地 で煙が観測されました。爆発音も聞こえたということで、現在、 #韓国軍 が詳細を確認中です。

— TBS NEWS (@tbs_news) June 16, 2020

今の段階では、けが人や犠牲者が出ているとの報道はないので建物には人が居なかったのだろう。

2020年6月5日にケソン事務所は既に閉鎖されていた

　建物が破壊されたのは6月16日だったが、実はすでに5日の時点で「 閉鎖 」されていた。

韓国との外交を統括しているのは金与正氏なので、今回の出来事も彼女の指示で行われたという。

すくなくとも、南北共同連絡事務所の破壊によって韓国側との溝が深まったのは事実だろう。

もし、まだご存命だとすれば金正恩委員長の発言が待たれる。