台風8号が宮崎県に上陸し、台風9号も台湾方面に北上を続ける中、
台風10号クローサ[ krosa ]の、たまごがフィリピン海東側の
北マリアナ諸島付近で発生したと米軍JTWCも気象庁も公開した。
台風11号バイルーの、たまごになるかは定かではないが8月17日には
グアム島から北東に約1,486キロの太平洋の海上に熱帯外乱が発生した!↓
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【 本稿の記事ページの目次 】
台風10号クローサ2019たまご米軍の進路予想図
台風10号クローサの卵の発生を伝える米軍の熱帯低気圧警報は
2019年8月5日の午後10時30分に発行された。
熱帯低気圧が赤い色の円をしているのは、24時間以内に
台風に発達する可能性のある「 HIGH 」の状態を表している。
8月5日の午後9時の時点での台風10号のたまごの
存在位置は、北緯18.1°N、東経が144.1°Eとなる。↓
九州地方の鹿児島県の最南端、佐多岬から
約1,972キロ南東の北マリアナ諸島から北側の海上にある。
地図上の黄色い☆星印は、目印の硫黄島である。
6日には日本の気象庁も台風の発生を発表したが、日本列島に向かって
北上しながら強い台風に発達する予報となっている。
次に、ヨーロッパ中期予報センターECMWFの最新情報を見ていきたい。
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台風10号のヨーロッパ予報の進路予想は日本接近
10日先までの進路予想図を公開しているヨーロッパ予報では、日本列島に向かう台風10号クローサの経路が確認できる。
画面左( 西 )側が、台風9号のレキマー、右( 東 )側が
熱帯低気圧の、たまごから発達した台風10号クローサだ。
連続のアニメ画像で見ると、8月13日の火曜日の午後9時には
日本列島の近畿地方付近に最接近し、日本海に抜ける頃には
だいぶ勢力が弱くなっている。[ krosa ]
ただし、ヨーロッパは週間予報なので今後は進路予想図が大幅に修正される可能性はある。
米軍JTWCは台風10号が発生した8月6日に、最新情報で
2回目の警告と進路予想図を公開している。↓
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台風10号クローサのたまご熱帯低気圧aの気象庁
気象庁公式ホームページ「 台風経路図( 熱帯低気圧a )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/index.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
気象庁の予報では、8月7日に台風に成長するのが熱帯低気圧aとなる。
7日00時の予報/強さ – /存在地域マリアナ諸島
予報円の中心
北緯 19度35分( 19.6度 )
東経 142度55分( 142.9度 )
進行方向、速さ 北北西15km/h( 7kt )
中心気圧 998hPa
中心付近の最大風速18m/s( 35kt )
最大瞬間風速 25m/s( 50kt )
予報円の半径 190km( 100NM )
気象庁の予報では7日の0時の時点の台風10号の存在位置は
鹿児島県肝属郡南大隅町の最南端、佐多岬から1,763キロ南東の
フィリピン海の海上に位置する。
7日の午前0時の時点で中心の気圧は998ヘクトパスカル、
最大風速は18m/sなので、気象庁の規程である台風の要件17m/sを越えている。
気象庁は、6日現在は熱帯低気圧aとしているが、
台風10号クローサに発達するのは時間の問題だ。
台風10号たまごの8月6日の午前6時現在の位置は
気象データをビジュアライズ( 可視化 )できる「 earth 」の
2019年8月6日の午前6時現在の台風10号クローサの存在位置は
北緯が18.06°N東経が144.81°Eとなっている。↓
鹿児島県肝属郡南大隅町の最南端、佐多岬からは2,025キロ南東の位置にある。
ちなみに、ほぼ同時刻の6日の午前5時には台風8号フランシスコが
宮崎県付近に上陸している。[ krosa ]
台風10号クローサの前身である熱帯低気圧のい存在する場所の海面水温は
30.2°Cもあるので今後たまごから、台風に発達する可能性は十分にある。
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動画タイプの進路予想図で台風10号の動きを確認
そして、動画タイプの進路予想図で台風10号の動きを
確認できるのが「 Windy 」で、ヨーロッパの気象データを素にして
作成されている。
画面左下の再生ボタンで動画の様にアニメーションで
動く台風の進路予想図を確認できるし、スライダーバーをタップないし
クリックしても、所定の日時の台風の存在位置を視認できる。
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ウィンディの見方は、画面の上( 北 )にある台風が宮崎県付近に上陸した
8号のフランシスコ、画面左( 西 )側にある台風が9号のレキマー、
画面右( 東 )側にある、たまごの熱帯低気圧が10号のクローサだ。
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10号クローサは、まだ熱帯低気圧で卵の状態なので今後は台風に発達するだろうが、
進路予想図は大幅に変わる可能性がある。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/bailu/”]
当「 瓦版茨城 」でも、今後また新しい最新情報が出てき次第、
素早く更新を重ねて参る所存である。
それにしても、北西太平洋の海域にトリプル台風が
同時に発生するとは令和元年の夏は忙しいな~。