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元SMAPで9月にジャニーズ事務所を退所した、
草なぎ剛氏【 43 】香取慎吾氏【 40 】稲垣吾郎氏【 43 】
の3人が出演したAbemaTVのフィナーレで草彅氏が
「 僕ら曲が無いので 」とポロッと漏らして
しまったのだが、なぜ“曲が無い”のだろうか?
3日間で視聴者数が7,200万人越えとなった、
制作費も10億円を越えたネットテレビの
Abema-TVのエンディングで草なぎ剛氏が
ポロッと漏らした発言がネット民の間で話題に。
( 以下「 ジャニーズ事務所からの“圧力”をうかがわせた草なぎ剛 」から引用 )↓
曲のセレクトについて…( 中略 )所が草なぎは、
「 僕ら曲がないので、アーティストの皆さんの曲を
お借りして 」と発言してしまったのだ。
( 引用ココまで・出典:リアルライブ )↑
元SMAPのメンバーに「 僕ら曲が無い 」わけが、なかろうて。(^_^;)
この草なぎ剛氏の、ポロッと漏れた発言は
いったい何を意味していたのだろうか?
結論から言って、おそらく曲が無いのではなく「 SMAP時代の曲を歌うために必要な音楽著作権が無い 」と言った方が正解なのかも知れない。
しかも今回、Abema-TVに出演した
草なぎ剛氏を始めとする元スマップの3名は
9月にジャニーズ事務所を退所した身。
ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川( 擴 )氏
【 86 】が「( 退所する3名を )応援し続ける 」
との声明を発表したが、現実にはSMAP時代の楽曲の
著作権はジャニーズ出版だけの所有ではない。
SMAPの持ち歌の、もともとの著作権者は
まず作曲家と作詞家なのだが加えてジャニーズ出版から
400曲近いスマップの楽曲の著作権を譲り受けている、
レコード会社の「 ビクターエイターテイメント 」
なるレコード会社も著作権者なのである、
また、JASRAC【 ジャスラック:一般社団法人日本音楽著作権協会 】
にもスマップの楽曲は登録されて居るが、コチラに対しては
「 スマップの曲を使わせて欲しい 」と申請すれば
応諾義務が有るので、よほど特別な事情が無ければ、
曲は使わせてくれるのだという。
しかし上述したように、音楽著作権者はジャスラックの
1組織のみでは無いので、JASRACに申し込んで使用許可が
降りれば、すぐに歌える様な単純な問題ではないのだ。
[blogcard url=”http://www.jasrac.or.jp/copyright/index.html”]
【 この記事ページの目次 】
2017年現在、元スマップのメンバーが
過去に歌ってきた持ち歌の総数は約400曲前後あるらしい。↓
[blogcard url=”https://ameblo.jp/ayasnu/entry-11760441392.html”]
( 上記のリンク記事は2014年1月時点のもの )
2016年末のスマップの解散はともかく、
今年の9月に退所した3人のメンバーが昔、
歌われていたスマップの持ち歌を、うたうには
一体どうすれば良いのだろうか?
問題なのは、以前に契約していたレコード会社の
「 ビクターエンターテイメント 」
【 VICTOR ENTERTAINMENT 】との契約内容である。
ビクター( 音楽出版社 )との契約内容が
「 ジャニーズ事務所を退所後は歌を歌う権利を有せない 」
との規約が有ったとすれば、この内容に拘束されるだろう。
ジャスラック( 一般社団法人日本音楽著作権協会 )
には実演( 歌を歌うこと )の申請を申し込めば
応諾義務が有るので通るらしいのだが、この他に
幾つもの音楽著作権者の許諾を得なけれなならない。
特にジャニーズ事務所を退所した
元SMAPのメンバーたちの場合、ジャニーズ事務所の
子会社「 ジャニーズ出版( ジャニー・カンパニー ) 」
という最大の壁が立ちはだかる。
ジャニーズ出版もスマップの持ち歌を
扱っているが、ここがジャニーズ事務所を退所した
3人に向けて過去のSMAPの持ち歌を歌わせる許諾を
出すことは、99.99999999999%考えられない。
「 それは、なぜ 」かって?
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/smap-disturbance/”]
ジャニーズ出版の運営母体である
ジャニーズ事務所の副社長を務める、メリー喜多川
( 泰子 )氏【 90 】が退所組の3人を束ねる芸能事務所の
TOPである株式会社CULENの代表取締役を、されている
飯島三智氏【 59 】を過去に排除した張本人だからだ。
したがって草なぎ剛氏が、うっかり話した「 僕らの曲が無い 」という意味は、厳密には「 僕ら( SMAP )の曲を歌う権利がない 」と表現するのが真実なのである。
前章で、ジャニーズ事務所系列の子会社である
ジャニーズ出版が元SMAPだった退所組のメンバーに
持ち歌を歌える許諾を出さない理由を申し述べたが、
実は著作権管理にメチャクチャ厳しい事でも有名だ。
草なぎ剛し氏が「 僕らの曲が無い 」と言う通り、
ジャニーズ事務所は音楽以外の映像の著作権に
対しても目を光らせている。
以前から言われているのが、
「 ジャニーズとディズニーは映像の著作権が
極めて厳しい 」というもの。
たとえば、このブログ記事に、どこかのサイトから
パクッてきたジャニーズ関係の画像を貼ると、
すぐに運営者で有る私のもとにクレームの連絡が来る。
ただし、公式SNSや公式YouTube動画の
引用貼り付けは法律上でも認められているので、
この限りではない。
@皆んなありがとう!心から感謝してます。歌は、ボロボロ撃沈でした
だけど応援してくれる皆んなのお陰で最後まで歌う事ができました。
また近いうちに、思いっきり遊びましょう!お休みなさい。今から72時間ねます!おやすみ。@#ユーチューバー草彅 #ホンネテレビ
#72 pic.twitter.com/IPCKgBcYZ7— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) 2017年11月5日
だが今現在、SMAPの曲で公式に上がっている
YouTube動画は、1つも見つからなかった。
YouTubeの認証バッジが付いたチャンネルで
アップロードされたSMAPの映像は有ったが、
歌を歌っている人物は一般人であっても、
BGMで使われている音源がカラオケだか
何かの物でオリジナルでは無い感じだった
ので、ここには貼れない。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/smap/”]
「 僕らの曲はない 」と、うっかり漏らしてしまった草なぎ剛を含む元スマップの3人が仮に
カラオケ音源でSMAPの曲を歌ったとしたら音楽著作権の侵害に、なってしまうのだろうか?
ただ歌うだけなら何の問題も無い。
だが、これがもし無許可で今回のAbema-TVの公開放送でインターネット上に流してしまうと「 著作隣接権 」の侵害に触れる。
( 以下「 カラオケ店で歌う動画アップは違法「 問題なのか 」驚きの声 」から引用 )↓
カラオケ音源の場合は「 著作隣接権 」と呼ばれるもので
メーカーが著作権者の許可を得て独自に二次創作し
商売しているため、ユーザーが無断で使いアップして
しまうと法律違反に、なってしまうわけだ。
( 引用ココまで・出典:JCASTニュース )↑
この場合は、45歳の男性がYouTubeにアップロードした
動画のBGMにカラオケ機器メーカーの第一興商の
音源が入り込んでいたために、著作隣接権の侵害となり
東京地裁が被告側の違法性を認める
判決を出したもの。
不肖この私め自身も過去にドライブレコーダーの
映像をYouTubeにアップロードした瞬間、
著作権侵害のメールが来たことが有った。
理由は、ドライブレコーダーの音声に録音されていた
ラジオ番組で流れていた曲の著作権を有する
レーベル会社からのクレームであった。
即座に当該部分の動画を削除し、
再アップロードしたのは言うまでもない。
「 僕ら曲が無いので 」とウッカリ発言してしまった
草なぎ剛氏の言う通り、今現在の「 新しい地図 」の
メンバー3人の持ち歌は元スマップ時代の
ものを除くとゼロである。
おそらく、新しい地図を手がけるCULEN代表の
飯島三智氏は、新しい曲づくりを依頼している
かとは思うが、もしそうでないのなら是非とも
新曲のリリースを、ご検討いただきたい。
このまま「 僕ら曲は無い 」状態は
ファンとしても、物足りない所があろう。
なければ、新しく作れば良いのである。
「 僕らの曲 」を♪(^o^)[ kusanagi-tuyosi ]
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