2019年の台風9号レキマーが8月4日の午後に発生したが、
当初は、九州地方に接近する進路予想図を描いていた
ヨーロッパ中期予報センターECMWFも軌道修正した。
【 本稿の記事ページの目次 】
台風9号のヨーロッパ予報の進路予想
ヨーロッパ中期予報センターの2019年8月5日の月曜日から、14日の水曜日までの10日間の台風9号レキマーの動き。
どちらの台風も、最大風速が秒速40m/s前後の強い勢力の台風に成長するが、9号のレキマーの方は台湾に最接近後、中国大陸をかすめながら北朝鮮の方面に抜けていく進路だ。
ヨーロッパの予報で台風9号は、以前の進路予想図の様に九州上陸の心配は無くなったが、接近はするので油断は出来ない。
台風9号ヨーロッパ予報は8月8・9日に台湾接近
では本章では、台風9号レキマーの進路予想図で最も九州地方に近づく8月8日の木曜日と9日の金曜日の午後9時の時点の詳細な存在位置を見ていただきたい。
台湾に最接近する台風9号レキマーの8日の
位置は、北緯が23.75°N、東経が123.78°Eはので、Googleマップで表示する。
沖縄県糸満市の最西端、喜屋武岬から469キロ南西の海上に位置し
石垣島からは、わずかに76.38キロ南西の海上にある。
翌9日にると、さらに北上し台湾の北側に進む。↓
台風9号の米軍とヨーロッパの進路予想図を比較
本章では台風9号レキマーの米軍JTWCの進路予想図と、ヨーロッパ予報の最新情報を比べる。
上のアメリカ海軍が公開している台風9号の進路予想図と
ヨーロッパ中期予報センターの進路予想図が完全に一致することはないが、
じゃっかん東西にブレる以外は、おおまかな場所では合う。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/lekima9/”]
米軍の最新情報に関しては、別記事で詳しく進路予想図を解説している。
無論、今後も変動がある可能性もあるので注意はされたい。
台風9号の気象庁とヨーロッパの予報図を比べる
次に日本の気象庁と、ヨーロッパ中期予報センターの進路予想図の違いを比べてみる。[ lekima2019 ]
気象庁公式ホームページ「 台風経路図( 台風第9号 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1909.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
09日15時の予報/強さ:強い/存在地域 東シナ海
予報円の中心
北緯 25度50分( 25.8度 )
東経 122度10分( 122.2度 )
進行方向、速さ 北西15km/h( 9kt )
中心気圧 975hPa
中心付近の最大風速35m/s( 65kt )
最大瞬間風速50m/s( 95kt )
予報円の半径480km( 260NM )
暴風警戒域 全域560km( 300NM )
8月9日の午後3時の台風9号レキマーの存在位置は、北緯25度50分、
東経122度10分なので、さっそく位置をGoogleマップで示す。↓
なんと!ヨーロッパ中期予報センターの9日の午後9時の時点の
存在位置の進路予想図と、ほぼ同じ台湾の北部の東シナ海の海上にある。
なので、5日の段階では気象庁の予報とヨーロッパ中期予報センターの
進路予想図は、ほぼ一致すると結論づけて良いようだ。
ヨーロッパの気象データが素のウィンディ画像
当「 瓦版茨城 」では、何度も登場している動く進路予想図の「 Windy 」だ。↓
ヨーロッパ中期予報センターの気象予報データを素に生成される
ECMWFモードで進路予想図を作っているので、だいたい同じだ。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/lekima/”]
すでに本日の5日の月曜日の時点で既に台風9号のみでなく、
台風10号クローサの熱帯低気圧も、動き出している。
画面左下の再生ボタンで、ウィンディのアニメーション画像が動く。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/krosa10/”]
13日の火曜日の夜までの進路予想図が再生出来る上に、
常に最新情報に自動で更新されるので有り難いツールだ。
ヨーロッパ中期予報センターの台風の情報が変動すると、
本章に埋め込んでる画像も、自動で更新されるのだ。