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「 ルパン三世カリオストロの城 」に出てくる
全ての車種は本稿を読めば一発で分かる♪^^[ lupin ]
【 当記事ページの目次 】
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よし!次の仕事に出発~!#ルパン三世時報 #kinro #カリオストロの城 #明日放送 pic.twitter.com/4nxJUROXXt— アニメ「ルパン三世」公式 (@lupin_anime) 2018年1月17日
本稿の主題は「 ルパン三世カリオストロの城 」
に出てくる全車種の一覧を、
ご説明させて頂くものである。
カリオストロの城の主人公、ルパン三世が
運転していたイタリア製のフィアット500を始め、
ベンツ、シトロエン、国産ものでは日産の
ブルーバードまで、非常に多種に渡る
豊富なラインナップだ。
毎回恒例の
これであとハンバースーパースナイプとCMPトラックが居ればねぇ(無理) pic.twitter.com/kHbtNXXu1i
— 草ヒロ写真館byぱぁたん (@abandoned_hero) 2016年10月14日
では早速、カリオストロの城で登場する
ルパン三世の愛車である「 FIAT500 」の
実車の動画を、ご覧いただきたい。
さて、一様にFIAT 500と言っても
現行で販売されているタイプのものから、
映画カリオストロの城でルパン三世が乗っている
型式のレトロ・バージョンまで色々ある。
ルパン三世の愛車は、いつの年式のものなのか?
結論から言うと、ルパン三世が乗っている
愛車のFIAT 500の年式は「 1965年1月から1975年1月 」
までに生産されたフィアット500で有ろうかと思われる。
カリオストロの城で出て来る、
ルパンの乗っている車の年式が
正式にアナウンスされている訳では無いので、
上記に綴( つづ )った内容が
確実に正しいとは言い切れない。
「 なんか形が近いから、これじゃね? 」
的な断定だったりもする。( 笑 )
上述した事も踏まえつつ、ご説明させて頂くと
1965年から1975年までの10年間に販売された
FIAT 500は3種類ある。
1965年に発売された500F( 499.5cc )
次に1968年に発売された500L( 499.5cc/18PS )
そして1972年に発売された500R( 594cc/23PS )では
エンジンの排気量が約100ccアップしている。
いずれも後輪駆動でRR( リアエンジン・リアドライブ方式 )
2ドアの乗車定員は4名、ギアは4速MT
( マニュアルトランスミッション )である。
ちなみにルパンの愛車である、FIAT 500の
前の型式のタイプは、チンクエチェント
( Cinquecento )と呼ばれるヌォーバ( NUOVA )500で、
1957年1月から1960年1月までの生産で有ったようだ。
映画監督の宮崎駿氏【 77 】の初監督作品でもある
カリオストロの城だが、宮崎監督は
「 イタリアで上映される事が最初から分かっていたら、
フィアット500を描かなった 」と語ったそうな。
では、なぜフィアット500が
同作品に使われたのであろうか?
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ルパン三世カリオストロの城で
フィアット500が使われる事になった経緯は、
実は当時の作画監督だった大塚康生氏【 86 】が
実際に乗られていた愛車だったからである。
( 以下「 フィアット・500 」から引用 )↓
当初ルパンはメルセデス・ベンツSSKに乗っていたものの
設定変更や作画の都合から当時の作画監督であった
大塚康生の愛車でもあった同車が選定され、
初期シリーズ後半以降は頻繁に登場するようになった。
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
以上がカリオストロの城でルパン三世が
FIAT500に乗っていた理由だが、実はメルセデス・ベンツSSKも
クラリスとの回想シーンで登場する。
次章ではドイツ製のベンツSSKについて
さらに深く掘り下げて参る所存。
映画カリオストロの城でルパン三世が
ヒロインのクラリスとの回想シーンで登場するのが
メルセデス・ベンツSSKである。
完全なクラシックカー的な位置づけの
SSKはドイツのダイムラーが所有する
自動車ブランドだ。
製造年は日本では戦前にあたる1920年代に登場したSSK。
( 以下「 メルセデス・ベンツSSK 」から引用 )↓
SSKに至っては、1920年代の市販車でありながら、
最高速192km/hを出すことが可能であったという。
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
そう言えば、不肖この私めが勤める運送会社でも
このメルセデス・ベンツSSKに乗って
出勤していた従業員の方が、いたよなぁ…
メルセデス・ベンツ SSK [?型]
戦前、ベンツにてポルシェ博士が手掛けたSシリーズの一台である。
究極的に最高速は235km/hを記録し、伝説的なレースのミッレ・ミリアを制した。
ルパンカーとしてルパン三世に登場している。pic.twitter.com/kPittvLl2m— 名車・珍車bot (@great_cars_bot) 2017年10月16日
SSKはクラリスと出会った時に乗っていた車だが、
そのクラリス自身がカリオストロ城から脱出の際に
気絶しながら乗っていたシトロエン2CVとは、
どの様な車なのであろうか?
アメブロを更新しました。 『今日のお散歩』 https://t.co/vKIJMkeXV1
— citroen 2CV (@Citroen_2cv_) 2017年6月7日
カリオストロ公国大公の娘、クラリスが
逃走用に使っていた車の車種はフランスの
自動車メーカー、シトロエンの2CVだ。↓
基本的な性能は以下に示す通りである。↓
( 以下「 シトロエン・2CV 」から引用 )↓
販売期間/1949年~1990年
設計統括/アンドレ・ルフェーブル
デザイン/フラミニオ・ベルトーニ
乗車定員/4名
ボディタイプ/4ドアファストバックセダン
エンジン/空冷水平対向2気筒 OHV
(typeA:375cc,typeAZ:425cc,2CV-4:435cc,2CV-6:602cc )
駆動方式/前輪駆動( Sahara:タイプAWはツインエンジンの四輪駆動 )
変速機/4速MT
サスペンション/前輪:リーディングアーム
後輪:トレーリングアーム
四輪独立/( 横置コイルスプリングによる前後関連懸架 )
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
シトロエンは杉山清貴&オメガトライブの
曲にも出て来るが、販売開始が1949年から
1990年までかなりのロングセラーモデルだと言える。
不肖この私めはシトロエンには
乗ったことは無いが、名前だけは知っていたので
知名度は、かなり高いだろう。
カリオストロの城では、ルパンが気絶しながら
運転しているクラリスを見かねてフィアット500から
シトロエン2CVに乗り移るシーンが圧巻だ。^^
映画の中のカーチェイス場面で、クラリスを追う
カリオストロ伯爵の一味が乗っていた「 C-14 」の
ナンバーを付けた車の車種は何だろうか?
上に貼らせて頂いたYouTube動画の実車は
1947年式の「 Humber Super Snipe-MK1 」
( ハンバー・スーパー・スナイプ )だが、
MK-Iの販売自体は1946年から始まっている。
カリオストロの城に出てくるモデルの
ハンバー・スーパー・スナイプのフロントグリルの形状や
ヘッドライトの位置から考えると、マーク1が
適合するのではないかと考えた。
ハンバースーパースナイプは1938年から
戦前型の製造を始め、そのMK-1~4そして
ニュースナイプというシリーズで販売されて来た。
実は映画カリオストロの城に出てくる
スーパースナイプの車種に一番、
近い車種をTwitterで発見した!↓
1940 Humber Super Snipe staff car on Guernsey in the Channel Islands only part of England occupied by the Germans WWII pic.twitter.com/CHHjxZv8yI
— Nuts for Armor (@jclare4440) 2017年11月30日
記載に1940年式とあるので、戦前型の
スーパースナイプで、あろうかと思われる。
小さなヘッドライトの形状が映画に出てくる
車種に一番ちかいリムジンである。
ハンバースーパースナイプはイギリスの
自動車会社、ルーツ・グループが製造および
販売していたが、1977年に経営破綻し、
1987年に消滅している。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/ev/”]
ルパン三世を逮捕する為に追い続けている
銭形警部は、わざわざカリオストロ公国にまで、
埼玉県警のパトカーを持ちこんでいる。
では、銭形警部の乗っていている
パトカーの車種は何なのか?
日産の2代目ダットサン・ブルーバードで410型系のパトカーだ。
主なスペックは以下の通り。↓
( 以下「 日産・ブルーバード 」から引用 )↓
販売期間:1963年9月から1967年8月まで
デザイン:ピニンファリーナ( 前期型 )
乗車定員:5人
ボディタイプ:2/4ドアセダン
エンジン:1.0/1.2/1.3/1.6L直4
駆動方式:FR
変速機:3速AT/4速/3速MT
サスペンション:前ダブルウイッシュボーンコイル
後:リジッド半楕円リーフ
全長:3,995mm
全幅:1,490mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,380mm
車両重量:915kg
ブレーキ:4輪ドラム
データモデル:4ドアセダン1200:3速MT( 前期型 )
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
日産のブルーバードは、ルパン三世カリオストロの城で
登場する唯一の日本製の純国産車である。
しかしながら、銭形警部には国産の車がよく似合う。^^
銭形警部の乗る埼玉県警のパトカーの後ろに
何台もの軍用トラックが走っていた。
この軍用トラックの形式は「 CMP15-CWT 」で
キャブ13型だと言うから、ウィキペディアの執筆者も
良く調べたものだなぁ~と関心しきりなのだが。
上のYouTube動画は15-CWT型では無く、
F15A型のC.M.Pトラックだが、キャブの形式は
分からないけれども形は同じである。
CMTは「 カナディアン・ミリタリー・パターン 」の
略で開発国は頭文字が示すように、カナダである。
( 以下「 CMPトラック 」から引用 )↓
製造業者:フォード・カナダ社/GMシボレー・カナダ社
製造期間:1940年~1945年
製造数:50万台以上
諸元・エンジン:3,900cc、95hp( フォード )
3,500cc、85hp( GMシボレー )
搭載容量15CWT( 約3/4t )
懸架・駆動:4×2輪駆動、4×4輪駆動、6×4輪駆動
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
15CWTというのは搭載能力の事を言う。
カリオストロの城の埼玉県警察のシボレーCMPトラック( ^ω^ )rkgk
今回も良かったですね。 pic.twitter.com/FbXs3965nQ— みつを工機3 (@mitsuwo117) 2016年10月14日
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/anayuki/”]
カリオストロの城のラストシーン間際に
登場する峰不二子が、またがるバイクの後ろの
バックには偽札の原盤が!
さて、峰不二子が運転していた
オートバイの車種は何だったのか?
答えはイギリス製の単車、トライアンフ・ボンネビル
【 Triumph Bonneville 】で、かなり古いタイプの
旧車だろうと思われる。
トライアンフはイギリスの製造販売を行う
バイクメーカーである。
しかしながら商標名のボンネビルは
アメリカ合衆国ユタ州の地名から来ているのだ。
最近のモデルでは2001年から
2014年に掛けて生産されている。
同じボンネビルでも3種類あり、T120とT140、
ヒンクリーというラインナップが揃っている。
The 2002 Triumph Bonneville America came as a surprise to the motorcycle industry. Here's why.https://t.co/mflgLbSgv0
— Motorcycle Cruiser (@moto_cruiser) 2018年1月12日
そう言えばボンネビルとオートバイで思い出すのが
50ccの原付バイクが弾き出した最高速の世界記録である。
カリオストロの城とは関係ないが、
かなり昔に英のクライドラーの最高速チャレンジマシンが
ボンネビルで210.634Kmを出したとバイク雑誌に
書かれていたが、どっこいその記録が更新されていたとはっ!!
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/cagliostro/”]
閑話休題( それはさておき )…
カリオストロの城では他にも馬車や車でない水雷艇、
飛行体であるハンググライダーやオートジャイロも登場するが
車の分類では無いので割愛させて頂いた。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/demio/”]
そんな映画の主役であるルパン[ lupin ]だが
「 彼はクラリスの心を盗んでいった 」と語る銭形警部が、
ルパン三世を捕らえる日は来るのであろうか?
なお、実物のフィアット500は崖を
走行できないので念のため…(^_^;)
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