【 本稿の記事ページの目次 】
2019年の台風24号の米軍JTWC進路予想図
上の画像を見て頂ければ分かるように、5日に発生した台風24号は
今現在、フィリピンの西の南シナ海に位置する。
今後は、ベトナムのホーチミンに向かって西進する進路予想図なので日本列島には向かってこない。
アメリカ軍の警告文による台風24号の位置は
次に、米軍JTWCの台風24号のテキスト警告文を。
米軍JTWCがテキスト情報で公開した最新情報は、日本から遠く離れた
南シナ海の海上で発生した台風24号で、フィリピンの西( 左 )側に位置する。
11月4日の午前9時現在の存在位置は、北緯が11.5°N、
東経が113.6°Eとなり、Google地図で表すと、以下の場所になる。↓
沖縄県糸満市の南端から、2,191.30キロ( 1,361.61マイル )
南西の南シナ海の海上にあり、フィリピンとベトナムの中間あたりの海上にいる。
「 MOVING NORTHWESTWARD AT05KNOTS 」の記述は、移動の方角が北西方向で
進行速度が時速9.2キロなので、人間が走る速さと同じくらいのスピードだ。
最大風速も秒速9~12m/sメートル程度の弱い勢力だが、
6日の時点で台風に発達したので最低でも17m/s以上はある。
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ヨーロッパ予報ECMWFによる6日の台風24号は
11月6日時点のヨーロッパ中期予報センターの進路予想図は、
フィリピン・ルソン島の西の南シナ海の海上に台風24号がある。
図中では「 24号のたまご? 」と記しているが、すでに台風に発達している。
ただし、風力の強さを見ると強くはない黄色が中心である。
11月7日には台風24号の等圧線がハッキリと
11月7日の木曜日になると、じゃっかん色が濃くなり勢力が増すが強い台風ではない。
むろん、すでに台風24号に発達はしているが進行速度は早くない。
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11月8日には更に発達する台風24号の等圧線
8日の金曜日になると、フィリピンからは離れ、ベトナムに近づくが、
さらに発達して等圧線がハッキリして色も濃くなる。
それでも、太平洋沖にある色の濃い台風23号と比べると弱い。
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9日には成長しながらベトナムに近づく24号
9日の土曜日には、さらに発達しながら西に移動する台風24号ナクリー[ nakri ]。
ベトナムのホーチミンに近づきつつ有るが進行速度は遅い。
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10日にはベトナム上陸直前の台風24号の位置
10日の日曜日には、太平洋上に衰退した台風23号が見えるが
台風24号も、さらにベトナムに近づきつつ有り上陸寸前の距離にまで接近。
強さは、9日と殆ど変わらないが、10日から衰退が始まる。
11日にベトナムに上陸しながら衰退する24号
11月11日になると台風24号は、ベトナム本土に上陸するが衰退が始まっている。
この後は衰退の一途を辿るので、温帯低気圧に変わるものと見られる。
いずれにせよヨーロッパ予報では、日本列島には向かってこないので直接的な影響はない。
動く進路予想図のWindyは最新情報に自動更新
ヨーロッパECMWFの気象データをベースにして進路予想図を動く画像で再現したのが、Windy( ウィンディ )だ。
台風の最新情報は、24号に限らず随時目まぐるしく変わるが、Windyは自動更新なので
常に最新の情報が表示される仕組みとなっている。
6日の時点では、ベトナムに上陸する11日の前までは1,000hpa未満、
上陸後は、1,000hpa以上になる進路予想図を描いている。
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気象庁JMAによる台風24号の予報は強い勢力へ
気象庁公式ホームページ「 台風経路図/台風第24号 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1924.html ]を
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。
気象庁の予報でも南シナ海をフィリピンからベトナムに向かって北西方向の方角に進んでいる。
11月9日から、10日にかけて最大風速が毎秒35m/sメートル
中心気圧も970~975hpaと1気圧未満の強い勢力になる。
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2019年11月のフィリピン海の海面水温は?
気象庁公式ホームページ「 日別海面水温11月3日 」[ https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html ]を
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。
台風24号は南シナ海にあるので、フォリピン海からは離れた西側にあるが
2019年の11月は海面の水温が異様に高く、30℃もある場所がほとんどだ。
よって、台風が発達する条件の一つである海面水温が26.5℃以上となり
台風23号が発達する原因にもなっている。
11月の海というと、とても寒くて泳げたものではないが、それは水中での話しだ。
台風23号が日本列島の方角へ北上しない理由
2019年11月6日の水曜日の時点で、台風23号はまだ太平洋上にあるが
進路予想図は日本列島に向かって北上せず、北東の方角に逸れる。
では、なぜ甚大な被害をもたらした台風19号ハギビスの様に北上せずに逸れるのか?
気象庁公式ホームページ「 天気図( 実況・予想 )アジア太平洋域 」[ https://www.jma.go.jp/jp/g3/asia_c.html ]を
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。
上の気象庁の天気図を見て頂ければ一目瞭然だが、太平洋高気圧が日本列島をスッポリ覆って
いわゆるバリアの様な役目を果たしているから、台風23号が近づいて来ないのだ。
太平洋高気圧は熱帯低気圧である台風とは相容れないので、磁石の同極同士のように反発するので
基本的に台風は太平洋高気圧および偏西風( ジェット気流 )のへりに沿って進む。
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台風24号の6日の午前6時時点の現在位置は?
画像では、たまご?となっているが台風24号の2019年11月6日現在の
存在位置は北緯が13.45°N、東経が115.34°Eで以下にGoogleマップで示す。↓
ベトナムの東端から655.13km( 407.08マイル )東南東の南シナ海の海上にある。
ちょっと面白いのが前日の5日の位置に比べると、じゃっかん「 東 」に移動している。
台風24号の名前ナクリー[ nakri ]の意味は
2019年の台風24号ナクリー[ nakri ]の意味は「 花の名前 」で、命名国はカンボジアである。
台風委員会に57番目に登録されている名前である。
いずれにせよ日本からは遠ざかっていくので、直接的な影響はない。