小笠原諸島の北側に位置!現在の太平洋高気圧の勢力は何hpa?

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小笠原諸島の北側に位置!現在の太平洋高気圧の勢力は何hpa?

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ogasawara

 2019年8月8日の午後6時37分現在、台風10号クローサが小笠原諸島
( 東京都小笠原村など30の島々 )の南南西のフィリピン海の海上で停滞している原因は
北側に位置する「 太平洋高気圧 」が通せんぼしているからである。

現在の小笠原諸島と太平洋高気圧の勢力図をWindyで

 台風10号クローサが、小笠原諸島の近海で停滞して進んでいかない理由は
発達した太平洋高気圧が小笠原諸島の北側まで張り出して台風が押されているから。

別記事でも申し述べたが、台風は何号でも熱帯低気圧なので
周囲よりも気圧が高い高気圧とは水と油の様に同居できないのだ。

磁石でいうところの、N極とN極の様に同じ極同士が反発し合うが如し。

今現在の太平洋高気圧と熱帯低気圧である台風の配置を
リアルタイムで確認できる便利なシステムが「 Windy 」である。↓

ヨーロッパ中期予報センターの気象データを元に生成されている
ECMWFモードのウィンディ( Windy )で、スライダーバーの赤い部分が
今現在の令和元年8月8日の午後7時の気圧配置の勢力図になる。

右( 東 )側の小笠原諸島付近で停滞している熱帯低気圧の渦の画像が、
台風10号クローサで、中心の気圧が965ヘクトパスカル[ hpa ]、
左( 西 )側の渦の画像が台風9号レキマーで944ヘクトパスカルだ

小笠原諸島の北側に位置する現在の太平洋高気圧は、1,008~1,010ヘクトパスカルで、
台風10号の進行を妨害して「 通せんぼ 」している勢力図だ。

現在の太平洋高気圧の中心気圧は1気圧 ( 1,013hPa ) よりも低いが、周囲よりも気圧が高いと高気圧だと定義されるので、決まった数値は無い。

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現在の小笠原諸島と太平洋高気圧の勢力図で気象庁は

 では、日本の気象庁が発表している小笠原諸島付近の熱帯低気圧と
太平洋高気圧の勢力図は、2019年8月8日現在どうなっているのであろうか?

気象庁公式ホームページ「 天気図( 実況・予想 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/g3/ ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

気象庁の発表では台風9号レキマーも、10号クローサも停滞している。

[ 気象状況と予想 ]大型で非常に強い台風第10号は、
8日15時には小笠原近海にあって、ほとんど停滞しています。

中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで
中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

今後、台風は北上し、10日から11日頃にかけて、非常に強い勢力を保ったまま小笠原諸島に接近する見込みです。

その後も北西ないし北へ進み、13日に西日本から東日本の太平洋側に暴風域を伴って接近するおそれがあります。

[ 防災事項 ][ 暴風・高波 ]小笠原諸島の海上では、うねりを伴い大しけとなっています。

台風の北上に伴い、小笠原諸島では次第に風が強まり、9日から非常に強い風が吹くでしょう。

さらに、10日から11日頃にかけて猛烈な風が吹き、大荒れとなるおそれがあります。
海上は、うねりを伴った猛烈なしけとなるでしょう。

【 引用ここまで↑出典:Google災害情報・気象庁 】

むろん、台風10号は今後もずっと小笠原諸島付近に居座り続けるのではなく
日本列島の四国、近畿地方に向かって北上するので動きは有る。

台風10号の詳しい進路予想図は別記事にて記してあるので。↓

2019年8月8日午後6時現在の熱帯低気圧の位置の地図

 世界中の今現在の気象情報をビジュアライズ出来る「 EARTH 」は、
2019年8月8日午後6時の時点の台風の位置を知ることが出来る。

特に停滞している台風10号クローサの位置は、北緯21.84°N、東経140.61°Eで
場所をGoogleマップで示すと、以下の地図画像になる。↓

令和元年8月8日の午後6時現在、小笠原諸島の父島から602キロ南南西のフィリピン海の海上にある

むろん、台風10号の西側にある台風9号レキマーも停滞しているが
別記事にて詳しい進路予想図を、書いている。↓

いずれにせよ台風10号も9号も太平洋高気圧の影響で停滞しているが、
今後の進路予想図も大幅に変わるので随時、新たに更新していく。

小笠原諸島にお住まいの方々は、大変な思いをされているだろうが
自然の力は人間の叡智ではコントロールできないものである。

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