ブラックペアンのアールエイチマイナスの血液型とは？

大人気のTBSドラマ、「 ブラックペアン 」に
出てきた「 アールエイチマイナス【 Rh-因子 】型 」
の血液型とは、どの様なものなのだろうか？

ブラックペアンに出てきたRh-の血液型とは

　TBSの医療ドラマのブラックペアンに
出てきたアールエイチマイナスと呼ばれる
血液型を持つ方は実は現実に存在する。

ざっくりと簡単に分かりやすく説明すると
人間の血液には「 アールエイチプラス 」陽性
【 Rh+ 】の因子を持つ方と「 アールエイチ
マイナス 」【 RH- 】陰性の因子を持つ方が、
A,B,AB,Dの血液型それぞれに少数、存在する。

その確率は次章で紹介するとして、Rh-型の
血液を持つ方はRh+型の因子を持つ方に比べて
圧倒的に少ない。

つまり、アールエイチマイナス型因子の
血液を持つ方の体内に、アールエイチプラス型の
血液が輸血などによって入ると、拒絶反応で
赤血球を破壊する物質が作られてしまう。

上記の赤血球を破壊する物質の事を「 Rh抗体 」
と呼び、実際にアールエイチマイナス型の患者の
身体の中で赤血球を破壊してしまう。

上記の内容が、いわゆる血液型不適合と
呼ばれる症状そのものである。

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血液型不適合の症状は、異なるRh型の
輸血をした時に起こるが、母親と父親が
異なるRH因子の血液型の場合で、子供を
宿した時にも「 新生児溶血性疾患 」等の
問題が発生する。

なお、このRhマイナス因子の血液型を持つもの同士が
両親の場合、生まれてくる子供もアールエイチマイナス因子の
血液型を持っているので、問題は発生しない。

アールエイチマイナスの血液型の確率は

　ドラマ、ブラックペアンではアールエイチマイナス型の
因子の血液型が無いからと、大騒ぎで探す場面が
有ったが、Rh-因子の血液型を持つ方の確率は
Rh+型の血液の方々に比べて、そんなに少ないのか？

日本人の約99.3パーセントはRh（ ＋ ）

ということは、つまり日本人だと、
アールエイチマイナス式の血液型を持つ方は
全体の0.7%程度で、あるということになる。

所が白人に、なるとRh-因子の血液型を
持つ方の確率は一気に15%まで跳ね上がるのだ。

　日本人のRh（ マイナス ）の発現率は0.5%で、
白人の15%に比べると相当低い率となっています。

このアールエイチマイナス因子の
血液型を持つ方の割合が極端に少ないのが
日本人だと言うことになる。

したがって、ブラックペアンの中であれだけ大騒ぎしていた
Rh-因子の血液型が無いという状態は、現実にも起こりうる
可能性が十分に有り得ると言えよう。

Rh-因子の血液型で起こりうる症状とは

　TBSドラマのブラックペアンの設定では
手術時にアールエイチマイナス型の血液が
足りないという事で、Rh+型の輸血は
Rh-型の患者には輸血が出来なかった。

だが、現実には異なるアールエイチ因子
同士の血液型を持った両親同士の子供が
生まれてくる場合にも問題が発生するようだ。

　Rh式血液型不適合により胎児の赤血球が
破壊されうるため、重症の貧血が起こることがあります

やはり、拒絶反応が現れるのだ。

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アールエイチマイナス因子の血液型を簡単に
説明すると以上の様な感じになるので、ご参考までに。