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本稿の、お題はサナダムシこと
「 広節裂頭条虫/こうせつれっとうじょうちゅう 」と
呼ばれる寄生虫の語源に、ついてである。
まずは最初に人間を最終宿主として
寄生する「 サナダムシ 」の確認から。↓
後で、ご説明させて頂く「 真田紐/さなだひも 」
の理解に重要なので上の動画のサナダムシの
形状を覚えておいて頂きたい。
要は、きしめんみたいな平べったい
形状を、している寄生虫である。
では何故、サナダムシの語源が
武将、真田幸村氏【 享年49 】と
深い関わりが有るのか?
単純に「 真田つながり 」という意味で
サナダムシの由来に、なっている訳ではない。
まず「 サナダムシの語源 」とは結論から申せば、
真田紐と形が似ている事から来ている。
サナダムシと真田紐、非常によく似ている事から
語源になっているが、では真田紐じたいの
語源は、どこから来ているのか?
( 以下「 真田紐 」から引用 )↓
関ヶ原の戦い後に九度山に蟄居していた
真田昌幸・信繁父子が真田紐を作製し、
生計を立てていたという俗説がある。他には、チベット周辺の言語で「 紐 」を意味する
「サナール」が転じたとする説や、
平安時代に日本に入ってきたとされる
中国南部産の真田紐によく似た織紐が、当時は
「 さのはた( 狭織 )」と呼ばれていたため、
「 さのはた 」が「 さなだ 」に転化したという説もある。
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
真田紐の由来は諸説あるので断定は出来ないが、
もし仮に真田幸村親子が語源になっているのだとすれば、
「 武将・真田幸村⇒真田紐⇒真田虫⇒サナダムシ 」
という流れに、なっているのではなかろうか?
実は真田紐の起源も、ハッキリ分かってはおらず
チベットから日本に入ってきた織物が改良されて
今の形に、なったと言われている。
リサーチしたものの、いまいち真田紐の由来は
判然としない中、かたちを見る限りサナダムシの語源に
なっている事だけは間違いないように思う。
あなたはどう思われたであろうか?
ちなみに安土桃山時代から江戸時代の
初期にかけて活躍した武将の真田幸村の諱
( いみな/真の名前 )は真田信繁( さなだのぶしげ )と言う。
信繁氏は戦国武将・真田昌幸氏【 享年65~67 】の
次男であり、この親子が生計を立てる目的で
真田紐を作っていたとされる。
最近のネットニュースで長年、生のサーモンを食べ続けた男性のお腹から、長さ1.7メートルのサナダムシが出てきたと報じられた。↓
He ate raw fish almost every day – until a 1.6-metre-long tapeworm slithered out of his body https://t.co/34hPvvgzCP pic.twitter.com/s1rahsQDHk
— The Straits Times (@STcom) 2018年1月20日
( 以下「 サーモンを愛する寿司男から1.7mのサナダムシ発見 」から引用 )↓
昨年、米疾対策センター( CDC )はアジア太平洋地域で
サーモンに寄生したサナダムシが、アメリカ近海の
魚にまで広がっていると警告を出していた。英デイリーメールによると、アラスカで水揚げされたサーモンに
サナダムシが寄生する可能性が指摘されたという。
( 引用ココまで・出典:Newsweek )↑
サーモンとは、言わずもがな
日本名で言う所の「 鮭/サケ 」である。
別記事でも綴ったが日本の場合、一般に
サナダムシは鮭を食べて感染するのではなく、
「 天然のサクラマス 」からの感染が
一番多いと言われている。
寄生虫の研究を専門に、やられている方の著書では
養殖のサクラマスも調べたらしいが、サナダムシの幼虫は
確認できなかったと記されていた。
無論、TOP画像の様に最初から
10メートル級の大きさではない。( 笑 )
第三段階の最終宿主が人間であるサナダムシは
第二中間宿主が魚類であるが、この時の体長は数mmである。
そりゃあ、そうだろう!(^_^;)
最初から、サナダムシが10メートル級の
体長を誇って居たら、あんなグロい生物を
誰が好き好んで食べるものか。
あ、でもサナダムシ・ダイエットを
実践される方は別かもだが、危険を伴うので
止めておいたほうが良い。
ちなみに第一中間宿主はケンミジンコだ。[ sanadamusi ]
「 サナダムシ・正体隠し・人間に・近付く様は・詐欺師に似てる 」
( しょ、で一拍/一文字 )
神様が作った自然の摂理は、実に巧妙に
出来ているなと感心してしまったのである。
サケやサクラマスの生の切り身に潜む
サナダムシの幼虫は、よほど注意深く確認しないと
まず分からないのだという。
まるで筋繊維の筋にも見えるくらいなので、
うっかり食べてしまうのだとか。
しかも一度、寄生すると滅多に宿主である
人間の命を危機に晒す事は無いのだそう。
前章の記述とは矛盾する様だが、
サナダムシが寄生する人間が絶命すると、
自らの命も絶えるからである。
サナダムシの感染を効果的に予防するには、
加熱調理するか、-20°で2日間の冷凍保存で
駆除できるのだという。[ sanadamusi ]
同じ寄生虫にアニサキスなるものがいるが、
こちらに付いては過去記事で触れているので。↓
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