ジャニーズ事務所の代表取締役である、ジャニー喜多川こと喜多川 擴氏【 87 】は、解離性脳動脈瘤（ かいりせいのうどうみゃくりゅう ）の破裂によるくも膜下出血で現在も入院先の病院で治療中であるというが、原因は？
ジャニー喜多川氏の病気の原因とは？
ジャニー喜多川氏が、令和元年の6月18日に発症した病気である「 解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血 」はどの様な原因で出来るものなの？
まずは、「 血管のこぶ 」である乖離性脳動脈瘤が出来る原因を探って行きたい。
脳動脈瘤は血管が枝分かれするところに発生します。
発生には血管の壁の弱さと血流、血圧などが
関係していると考えられています。
つまり、血管のコブである脳動脈瘤は、
血流が強く集中して当たる部分に出来やすいが、
では「 解離（ かいり ）性 」とは何か？
脳の正常な動脈は内側から内弾性板、中膜、
外膜という3層の構造になっています。中でも正常の内弾性板は、血圧600mmHgまでの
圧に耐える、動脈壁の一番強い構造です。殆どの場合、動脈解離は、内弾性板に
大きな裂け目ができて、中膜の中に
血流が進入することによって生じます。
つまり、ジャニー喜多川氏は脳動脈瘤に拠る
血管のコブが出来ていて、一番内側の血管壁である
「 内弾性板 」が何かの拍子に裂けたことで、
「 解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血 」
が発症したのである。
では、ジャニー喜多川氏の病気の原因であるが
なぜ、脳動脈瘤が出来るのか？に対して確実な事は
分かっていないと言うが、いくつかの指摘はある。
- 血圧が高いと脳血管が痛むのでコブが出来やすい
- タバコや飲酒などの生活習慣が原因になりやすい
- 塩分の多い食事が慢性的な高血圧を起こしやすい
- タバコのニコチンが血管の分岐点の弾性繊維を傷つける
- 高脂肪の食事が高コルステロールとなり高血圧の原因に
- 糖尿病などの生活習慣病も脳動脈瘤の原因になる
- 遺伝で生まれた時から血管壁が薄い場合もある
- ストレスや尿酸なども動脈硬化の危険因子となる
つまり、確実なことは言えないものの
脳動脈瘤が出来る原因はタバコや、お酒などの
生活習慣と塩分の多い食事から来る高血圧だ。
高血圧は分かりやすいが、血流が高く激しければ
当然、血管の壁に当たる圧も高くなるので
脳動脈瘤である「 こぶ 」も出来やすくなる。
ただし、ジャニー喜多川氏が起こした脳動脈瘤が
解離して破裂する可能性は年間1%程度だと言われるが
こぶの大きさが3ミリ以上であるという条件以外には、
だれが破裂しやすく、また誰が破裂しにくいかまでの
詳しい原因は分かっていない。
かりに脳ドックなどで脳動脈瘤が見つかったとしても
脳外科医は、即座に除去手術を勧めないという。
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クモ膜下出血とは？
では、ジャニー喜多川氏の病気である解離性脳動脈瘤の
破裂によるくも膜下出血とは、どんな症状なのか？
くも膜下出血とは、くも膜と呼ばれる脳表面の膜と脳の空間
（ くも膜下腔と呼ばれ、脳脊髄液が存在している ）に
存在する血管が切れて起こる出血です。80～90%は脳動脈瘤と呼ばれる脳の動脈にできた
「 こぶ 」からの出血が原因です。
脳を包むクモ膜の内側を流れる血管が破裂した時、くも膜下出血の病気が発症するのであるが出血した瞬間、後頭部をバットで殴られる様な、すさまじい激痛に襲われるのだという。
クモ膜は脳を保護する3層の膜（ 内側が軟膜で外側が硬膜 ）の
中間に位置する膜で、ここと軟膜との間を走る脳動脈が
破裂すると血管から出血し、くも膜下出血が起きる。
くも膜下出血が起きると、血流が脳を圧迫して
激痛に襲われるという症状に見舞われるのである。
ジャニー喜多川氏が亡くなった報道とは？
一部のネットニュースでは、「 ジャニー喜多川逝去 」
などと報じているメディアもあるが、本当なのか？
この情報の発信源は、『 バズプラスニュース 』という
匿名ブログのひとつです。同ブログでは「 ジャニーズ事務所の代表取締役社長であり、
芸能プロモーターでもあるジャニー喜多川社長( 87歳 )が
亡くなったことがわかった 」と伝えていますが、
その情報元を明らかにしていません。
つまり、ジャニー喜多川氏が亡くなったというネットニュースは、デマ情報だったのである。
で、なければこうしてジャニーズ事務所が7月1日にジャニー喜多川氏の病名を発表することはない。
しかし、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だと病名は発表されたたものの、詳しい容態などは明らかにされていない。
今後も予断を許さない状態であるが、一般的にくも膜下出血から亡くなる確率は30%、また命が助かったとしても、何らかの後遺症が残る確率が30%あるという。
ジャニーズファンに取っては、ジャニー喜多川氏の今後の続報が気になるところだと思われる。
