子宮頸がんがステージ4で肺転移すると余命は？

女優の古村比呂氏【 52 】が、子宮頸がんが
肺とリンパ節に再々発した事を明かした。

子宮頸がんの肺転移はステージ4[ survival-rate ]

　前置きとして言わせて頂くと、
古村比呂氏の場合は以前に患った子宮頸がんが
肺に転移したのではなく、初期がんの再々発が
肺とリンパ節に見つかったというもの。

本稿の主題は「 子宮頸がんがステージ4で
肺に転移した場合の余命の5年生存率 」である。

その前に「 癌の転移 」に付いての
前説をしておくが、肺に限らず転移しているという
現象の基準となる病期【 ステージ1～4 】が
ステージ4となる。

厳密に言えば、リンパ節への転移も
ステージ2～3でリンパ節への転移も見られるのだが
一般的には【 ステージ4＝がん細胞の臓器への移転 】
という図式である。

（ 以下「 がんのステージ・病期・進行度 」から引用 ）↓

ステージ4
がんが臓器の壁を超えて、まわりの主要な血管などに浸潤しているか、離れた他の臓器へ転移している

（ 引用ココまで・出典：がんのきほん ）↑

以上の点を踏まえた上で
子宮頸がんが肺に転移した時の
5年生存率を見ていきたい。

子宮頸がんが肺に転移した後の5年生存率は？

（ 以下「 子宮頸がんとは｜検査や治療、ステージなど 」から引用 ）↓

　全がん協加盟施設の生存率共同調査
全がん協生存率より集計（ 2018年1月現在 ）
※対象データは、診断年が2004年～2008年の
最新5年間とした。

（ 引用ココまで・出典：がん治療.com ）↑

つまり上記の表を見ると対象データは
若干、古いものの子宮頸がんが
肺に転移した後【 ステージ4 】の5年生存率（ 余命 ）は
21.4%で約2割以上だという結論になる。

ちなみに巷で言われている、がん治療患者の
「 5年生存率（ 余命 ）～何% 」という指標の定義は
「 がん患者が治療を開始してから5年間、
生き抜く事が出来る年数 」を差していう。

しかし膵臓がんの場合のステージ4の
5年生存率なんかだと、1.4%程度だという
データも有るので、2割以上という数値は
希望が見えるのかも知れない。

肺がんでステージ4の生存率は？

それでは、肺がん単体のステージ4の5年生存率
（ 余命 ）に付いてもリサーチしてみたい。

一口に「 肺がん 」と言っても、
大まかに分類して4種類の肺がんがある。

• 肺腺がん
• 肺扁平上皮がん
• 肺小細胞がん
• 肺・気管

以上4つの種類の肺がんのステージ4の
5年生存率（ 余命 ）は以下に示す
数字に、なっている。

（ 以下「 肺がんのステージ分類と5年生存率 」から引用 ）↓

肺腺がん：5.9%
肺扁平上皮がん：2.5%
肺小細胞がん：2.6%
肺・気管：4.4%

※公益財団法人がん研究振興財団「 がんの統計’15 」
全国がん（ 成人病 ）センター協議会加盟施設における
5年生存率（ 2004～2007年診断例 ）より引用

（ 引用ココまで・出典：がんのきほん ）↑

[blogcard url=”https://takenori.info/blog/yamasita-hiroko/”]

むろん肺がん自体もステージ4となれば、
また他の臓器に転移が始まるので
早めの治療が望まれる。

[blogcard url=”https://takenori.info/blog/cancer/”]

しかし、前章で述べた子宮頸がんと
比べるとステージ4での5年生存率が
全て1ケタ台と圧倒的に低い。

上述した引用の資料も参照データが若干古いが、最新のものであったとしても大きく変わる事は無いものと思われる。