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基本的に「 クローン人間 」は日本の法律で
明確に禁止されている。↓
( 以下「 ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律 」から引用 )↓
( 禁止行為 )第三条
何人も、人クローン胚、ヒト動物交雑胚
ヒト性融合胚又はヒト性集合胚を
人又は動物の胎内に移植してはならない。
( 引用ココまで )↑
日本の法律ではクローン人間の生成自体が
禁止されている上に、人間の体内に
胚を移植すること自体も禁止されている。
このように、倫理的には日本のみでなく
世界的に見てもクローン人間の生成は
禁止されている様で、いまだにクローン人間が
実在したという報告は聞いたことが無い。
羊や豚、マウスなどの哺乳類では
クローン化が成功しているので
クローン人間の生成自体は技術的には
可能だと思うのだ。
実際にヒト胚のES細胞【 胚性幹細胞 】の
培養までは成功したという報告は有るし、
人と豚のキメラ【 複数生物の複合体細胞 】
の製造に成功した事例も上がってきているのだ。
以下に不肖この私めなりに
クローン人間の製造が禁止されている
理由を5つに、まとめてみた。↓
では法律に拠ってもクローン人間の
生成が禁止[ prohibition ]されている、
その理由は、いったい何なのだろうか?
よく言われるのが、「 クローン人間を製造すると
尊厳が無視される道具に利用される 」
という文言。
つまり、製造されたクローン人間は軍事目的や
優秀なプロスポーツ・チームの一因として
使われる危険性が発生し、本人の意志が
無視されるロボットととして利用される
のでは無いかと言う危惧。↓
2000年に日本で初めて造られた
体細胞クローン豚の「 ゼナ 」を
直接、取材した記者の話しでは、
たいへん人懐っこかったのだそう。
つか、クローンであるか否かの前に
豚が人懐っこいというのも、驚きだが…( 笑 )
つまり、豚のクローンでさえ「 自我意識 」は
自然に誕生してきた他の豚たちと
何ら変わらないのである。
もし仮に人間のクローンが誕生しても、
自我意識は自然派生した人間と変わらないのに、
クローンだからと言う理由で、奴隷の様に
扱われたとしたら人権侵害が、どうのと
言う前に本人はどういう気持ちに、
なるだろうか。
この「 クローン人間を愛情を持って育てられるか 」
という問題も頻繁に議論されている。
通常であれば、男性と女性の愛の結晶という形で
人間が誕生するのが自然の営みである。
クローン人間は、なかなか子供が授からない
夫婦に恩恵を、もたらすだろうとは
よく言われるところである。
結論から言えば、自分の子供がもし、
クローン人間で有っても愛情を掛ける人は
掛けるだろうし、そうでない人は粗雑に扱うだろうと思う。
何故ならば、クローンでは無い実の子供であっても、
真の愛情を掛けない親は、この世の中に
現実に存在するからである。
前章とも被るが、自分の子供を私物化して
本人の望まない方向へ人生を進ませようとする
親が居るのも現実なのである。
だから、クローン人間を作ろうが造らまいが
関係ないと言うことにはならないが、仮に
自分の子供がクローン人間だとしても、
愛情を掛けて育てる親は存在するだろう。
ただ、純粋にクローン人間を製造するだけなら
ES細胞のみでなく、どんな種類の体細胞にも
変える事の出来るIPS細胞【 万能細胞 】
でも作れる可能性は有りそうだ。
ちなみに子宝に恵まれない夫婦に
配慮する親の為の、または養子となる子の為の制度で
大昔から実在する方法は「 養子縁組 」がある。
もしもあなたが、ある日親から
「 お前は実はクローン人間なんだよ 」と、
親から打ち明けられたら、どう思われるだろうか?
よほど精神の強い人間でなければ、
ショックを通り越して飯も喉を通ら無く
なるかもしれない。
前述したクローン豚のゼノや羊のドリー、
クローンマウスのキュムリナらは、
自分がクローンで作成されて生まれてきた
生き物で有ることを自覚していない。
しかし、仮にクローン人間が誕生した後で
本人が何年か後に、その事実を知ったなら
どういう気持ちに、なるだろうか?
クローンの問題は過去にも記事に、しためたが
クローン人間の製造が禁止される理由は、
この様な道徳観に根ざす部分が大きい。
だが2017年現在、技術的には作ろうと思えば
十分可能だろうと思われる。↓
正に「 神の領域 」に足を踏み入れたと言っても
過言では無いクローン人間の製造技術。
哺乳類を含めた動物は、次々に造られているのに
人間だけには法律からも禁止されている理由は、
その扱いに対する意識から来る道徳観念が
大きく作用している為だと思われる。
軍事目的の為にクローン人間を
大量に製造するなどは、もっての他だが
そうでなくても様々な問題が発生する事は
火を見るよりも明らかだ。
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そもそも今の我々がクローン人間だという事実
ゼウス様、コメントを頂きありがとうございます。(^^ゞ
なるほど…その考え方も一理ありますね。
北朝鮮や中国ならクローン人間とか平気で作ってそう
ナナシ様、コメントを頂き、誠にありがとうございます。
北朝鮮や中国でなくても、クローン人間は作ろうと思えば
作れる技術が有るので、どこの国が作っていたとしても
おかしくはないのかも、しれませんね。
臓器移植のためにその臓器だけ作るのはクローンにならないのか。どこまで作ればクローン人間なのだろう。
しおん様、返信が遅れましたが臓器だけならクローンに
なるかならないかは、解釈する側の問題かと思われます。
すくなくとも、クローン技術を用いられて生まれてきた
「 自由意志 」を持つ生物なら完全なクローン人間でしょうね。
ここで言うクローンは一人の人間のコピー。それでも元の人間と全く同じにはならない。それは遺伝子の組み合わせはものすごく精密で、部分的には違う組み合わせで誕生もする。
ということは通常、男女間から生まれてくる子供もクローン人間も変わらない気がする。
要は「遺伝」という分野の認知度と教育の問題。
試験管ベビーが当たり前になってきたのだから、「遺伝」について周知が進めばクローン人間は実現すると思う。
かっちゃん様、貴重なご意見を頂き、ありがとうございます。
詳しい技術的な事までは存じ上げませんが、きっと今の段階でも
クローン人間の作成は充分に可能だと思われます。
ですから、あとはクローン技術を扱う人間側の「 倫理 」の
問題なのかも知れませんね。
いずれにしても、まさしく「 神 」の領域だと思いますよ。