ドナルドキーン教授の結婚歴は？家族は上原誠己氏1人だけ

故ドナルドキーン教授の家族は誰なのか

　故ドナルド・キーン氏は津軽蛇味線の五代目鶴澤浅造こと、キーン誠己氏を養子にしているが逝去された現在、生涯独身であった。

では、ドナルド・キーン教授は生涯、未婚であったのか、それとも家族はキーン誠己氏
1人だけだったのか？

父もお店の人との会話を楽しんでいます。

独身を通してきたせいか意外に寂しがり屋で、ずっと家庭的な生活に憧れていたようです

上記引用のインタビュー記事は、2017年2月14日のコンテンツであるから、今から2年前の記事である。

2017年の時点で、ドナルド・キーン教授は「 独身を通してきた 」と、2012年3月下旬に養子縁組した上原誠己氏が証言している。

2017年以降、ドナルド・キーン氏が結婚されたのかいろいろ調べて見たが、婚姻歴は見当たらなかった。

つまり故ドナルド・キーン教授は生涯独身だったので、家族はキーン誠己氏1人だけ、という結論になる。

養子縁組した息子の上原誠己氏が女房役か

　故ドナルド・キーン教授は、生涯独身を貫いたが、養子縁組した上原誠己氏ことキーン誠己氏は女房役だった。

水島新司氏【 79 】が描く野球漫画の「 ドカベン 」でキャッチャーの山田太郎を「 女房役 」と描写しているのと同じだ。

ドカベン似顔絵
（森田 伸さんの作品） pic.twitter.com/ewqdk7a7PE

— 冨田 久文 (@QTPAPA) 2019年2月15日

キーン誠己氏と故ドナルド・キーン教授は、何がキッカケで、養子縁組で父子関係を結んだのか？

――新しい親子関係は。

「 養子縁組の前から、身の回りの世話や秘書業務をしていたので、違和感はありません。

毎日3度の食事を私が作り、夕方には一緒に買い物に出かけます。

地元の商店街では人気者で、父もお店の人との会話を楽しんでいます 」

故ドナルド・キーン教授が、上原誠己氏を家族に迎えたキッカケは「 浄瑠璃 」であり、キーン誠己氏がドナルド・キーン教授の楽屋を訪ねたのが出会いである。

生前、ラジオに出演された時にドナルド・キーン氏は「 日本文化の他者への礼儀正しさは非常に大切だ 」と語っていた。

「 ニューヨークに戻ってから店で買物をしたとき、『 ありがとうございました 』という言葉をいわれない事があると、イヤミを感じる 」とも、おっしゃっていた。

ドナルド・キーン教授の結婚相手は誰なのか

なぜ、ドナルド・キーン教授が生涯独身を貫かれたのかは定かでないが、ラジオ番組での嬉しそうな話し方を拝聴させていただくと多くの人々から愛される理由が分かる気がした。

とあるブログに「 ドナルド・キーン氏は日本と結婚した 」とする記述が有ったが…

2012年の3月初旬に日本国籍を取得し帰化されているので、なるほどそうか、キーン教授の結婚相手で嫁は日本だったのか、などと妙に納得してしまったのであるが。