台風4号2019米軍JTWCの進路予想図は九州豪雨の原因にも!

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台風4号2019米軍JTWCの進路予想図は九州豪雨の原因にも!

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 気象庁でも予報を出してきた台風4号の、
たまごがフィリピン海の海上で発生し勢力を増しながら、
南シナ海の方角に北上して、海南省に近づいている。

令和初の台風である台風3号は、温帯低気圧に
なって消滅したが、早くも4号のムーン[ mun ]の
進路予想図を米軍JTWCの合同台風警報センターが
最新情報で公開しているので、シェアしていきたい。

2020年8月に発生した台風4号ハグピートの進路予想図の最新情報は以下の記事から。↓

台風4号2019米軍の最新情報で進路予想図は

 米軍JTWCは、フィリピン海で発生した台風4号の卵が今後、発達しながら北北西の方角に向かって進んでいる最新情報の進路予想図を
日本の気象庁よりも、いち早く公開してきた。

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【 引用ここまで↑出典:公式サイト米海軍・海軍気象や海洋学コマンド 】

上の画像が最も新しい米軍の進路予想図で、
下の画像が2回目の警告の画像だが、台風4号の進路が
台湾直撃ではなく、大きく西に逸れて中国の海南省から
ベトナムに向けて上陸する方角に変わった。

2日の午前3時現在( JST )の台風4号の存在位置は
北緯17.8°N、東経113.3°Eとなり、以下に地図で示す。↓

沖縄県糸満市の南端の佐多岬からは、約2,284キロ
南西方向の南シナ海の海上に有ることが分かる。

令和初の台風3号では、なかなか進路予想図の情報が
更新されなかったので、気象庁の情報が先行していたが
今回は米軍の、最新情報が最速である。

2019年7月3日の時点での台風4号の進路予想図は
ほぼ北東方向に移動して3日前後に海南省とベトナムに
上陸となる予報画像を公開している。

熱帯低気圧から台風4号に成長したムーンは、日本から遠く離れているが、湿暖気流を送る事が原因で梅雨前線を刺激し、九州地方南部の豪雨を降らせている。

台風4号2019米軍の最新情報でテキスト文は

 台風4号の米軍の最新情報の進路予想図は、29日の時点では、台湾に向かっているが今後は進路や最大風速などが変動する可能性もある。

台風4号トロピカル・デプレッション説明文 」より引用↓

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【 引用ここまで↑出典:米軍JTWC 】

 上の米軍情報で、台風4号ムーンの英語の説明文は
第二回目の警告文となっている。

トロピカル・デプレッションの意味は、最大風速が
毎秒17m/s未満で、気象庁の定義では台風に満たない
熱帯低気圧の状態であることを示している。

2019年6月29日の午前9時( JST換算 )の
台風4号の位置は北緯が14.1°N、東経が132.2°E
なので、割り出した位置をGoogle地図で示す。

沖縄県糸満市の南端の荒崎海岸から
約1,412キロ南南東の位置に、たまごがある。

今はまだ台風に成長していないので、気象庁も
予報を出していないが、今後は成長していき
7月2日と3日の辺りで最大風速が毎秒26.2m/sに
発達する米軍の、#2回目の警告文となっている。

さらに、2日の夜9時( 日本標準時 )には、
沖縄県の嘉手納飛行場から727.8キロ( 393海里 )
の距離にまで台風4号が接近する予報となっている。

まだ、2回目の警告文なので今後はまた
米軍の最新情報が更新される度に変わる可能性も
十分にありうるので、油断は出来ない。

台風4号の情報で日本の気象庁と米軍との比較

 日本の気象庁でも、ようやく令和元年の7月2日になって
2019年の台風4号ムーンの気象予報を公開してきた。

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気象庁公式ホームページ「 台風情報( 台風経路図 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/index.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

大型の台風ではあるが、最大風速は毎秒18m/sと
気象庁が台風と定める17m/sに、ギリギリ到達している。

< 04日06時の予報 >
強さ –
存在地域・トンキン湾
予報円の中心
北緯20度25分( 20.4度 )
東経107度30分( 107.5度 )
進行方向、速さ・西北西10km/h( 6kt )
中心気圧・992hPa
最大風速・18m/s( 35kt )
最大瞬間風速・25m/s( 50kt )
予報円の半径・90km( 50NM )

【 引用ここまで↑出典:気象庁 】

上記引用の座標からは、7月4日の午前6時の
台風4号の予想進路図は、北緯20.4°N、東経107.5°E
となり、存在場所がどこかをGoogleマップで表すと
以下の地図になる。↓

沖縄県の糸満市の最南端の海岸からは、
2,151キロ西南西の位置に進んでいることになる。

台風4号から日本への影響は無いのかと思いきや、
暖湿気( 暖かく湿った空気のこと )を送り込んで
来るので、梅雨前線が活発になり、九州地方への
大雨を降らしている原因にも、なっているのだ。

台風4号の最新情報を常に自動更新するWindy

 精度が高いと評判のヨーロッパ中期予報センターの
気象データを元に作成されたWindy( ウィンディー )は
常に自動更新で台風4号ムーンの進路予想図を動く
画像にて確認できるので、とても重宝している。↓

米軍の台風情報を比較しても、日本列島に
台風4号が襲来する進路予想図は、今のところは
示してないが、今後は変わる可能性が十分ある。

2019年6月26日の熱帯低気圧の位置と海面水温

 Global Forecast System( NOAA )の
気象データを元にして作られているアニメーションで
気象状況が見れるサイトが、「 Earth Wind Map 」。

Earth Wind Map 」より引用↓

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【 引用ここまで↑出典:earth 】

上の気象画像は、2019年6月29日の午後6時
時点の風の気流を表したもので今後、台風4号の発達すると
米軍が予測している熱帯低気圧の位置を表している。

目の中心位置が北緯14.78°N、東経が131.07°Eで、存在する場所をGoogleマップ以下に示す。↓

沖縄家の糸満市の荒崎海岸から約1,304キロ
南南東のフィリピン海の海上にある。

では次に、同様のアースで海水の温度を見てみる。↓

海面の水温 」より引用↓

【 引用ここまで↑出典:earth 】

令和元年6月29日現在の熱帯低気圧の
海面の水温は29.7°Cであるが、この水温は何を意味するのか?

台風と海水温の関係 」より引用↓

熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上( 海面水温が26.5℃以上 )で、
台風は発生するといわれています。

高い海面水温は、熱帯で形成される弱い渦を最大風速~17m/s以上の
台風へと強化するのに好都合な海の環境といえます。

しかし海面水温が26.5℃以上の海域では、すべての弱い渦が
台風へと強化されるわけではありません。

【 引用ここまで↑出典:気象庁・気象研究所 】

海面水温が26.5°C以上で、台風が発生しやすい条件が整っているが、必ずしも台風に発達するわけではない。

しかし米軍の台風情報では、今後発達する進路予想図を公開しているので警戒が必要である。

台風4号に変わったら、名前はムーン[ mun ]となり意味は「 6月 」なので、まさに今月と一致する。

現時点では台湾の方角に向かう進路予想図あので沖縄県は暴風域には入らないが、今後の予報が変わる可能性は十分にあるので、今後の台風情報には引き続き注意されたい。

台風4号から出る湿暖気流が九州の豪雨の原因

 本稿の別記事でも書いたが、熱帯低気圧から
台風4号に発達したムーンは、「 湿暖気流 」に
よって2,000キロ以上も遠く離れた日本の九州の
南部の鹿児島県などに、豪雨を降らせている。↓

気象庁は、鹿児島県だけで土砂災害の警戒区域を
発表したが、大雨は7月3日も降り続いている。

実は九州地方の大雨の原因は、台風4号から発せられる
湿暖気流( 暖かく湿った空気 )によって、
日本の南に停滞している梅雨前線が刺激され、
活発になったことで「 線状降水帯
( 活発な雨雲が線状に連なること )が発生したからだ。

米軍JTWC Tropical Warnings 」より引用↓

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【 引用ここまで↑出典:米軍合同台風警報センター 】

台風4号自体は大型ではありながらも、勢力は
それほど強くなく、かつ日本からかなり離れているが
それでも九州地方に大雨を降らせるのである。

3日の時点では、まだまだ温帯低気圧に変わる見込みはなく、しばらく有るので湿暖気流の影響は消えそうにはない。

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