関東地方へ最接近の進路予想！台風1号2024気象庁ヨーロッパ米軍JTWC最新情報

気象庁JMAの台風情報は温帯低気圧へ

台風第1号(イーウィニャ)2024年05月31日03時45分発表
31日03時の実況
種別・温帯低気圧
大きさ –
強さ –
存在地域 日本の南
中心位置 北緯31度00分(31.0度)
東経138度00分 (138.0度)
進行方向、速さ・北東30km/h(15kt)
中心気圧 998hPa

気象庁の5月31日の午前3時45分発表の最新情報で、台風1号は温帯低気圧に変わりました。

気象庁JMAの5月25日の最新情報

　日本の気象庁の台風情報では、予報日時29日の夜9時に中心付近の最大風速35m/s( 65kt )と「 強い 」勢力に成長。

さらには近畿地方の南の太平洋の海上を北東方向へ進む進路予想を描いていますね。

29日21時の予報
種別：台風
強さ：強い
存在地域：日本の南
予報円の中心：北緯28度40分(28.7度)東経136度10分(136.2度)
進行方向、速さ：北東35km/h(20kt)
中心気圧：975hPa
中心付近の最大風速：35m/s(65kt)
最大瞬間風速：50m/s(95kt)
予報円の半径：370km(200NM)
暴風警戒域：南東側450km(245NM)
北西側420km(225NM)

6月には関東地方にも最接近する恐れが濃厚です。

米軍JTWC台風1号の進路予想は関東へ接近

上の図が、米軍JTWCによる5月31日の午前3時の衛星画像です。

そして下の図が、台風1号の進路予想図になります。↓

今日このあと午前9時には最大風速20.11m/s毎秒の勢力を保ちつつ、日本列島の関東地方へ最接近する予報円が描かれていますね。

米軍JTWC熱帯警報の衛星画像とTCFA情報

　米軍JTWCの最新情報では「 熱帯低気圧形成警報WTPN21が24/1500Zに発令されました 」とのメッセージが。

WTPN（ Warning Tropical cyclone Pacific North ）は「 北太平洋の熱帯低気圧の形成警報 」という意味で、「 21 」は米軍の通信で使用されている番号ですね。

「 24/1500Z 」を日本標準時に換算すると、5月24日（ 金曜日 ）の夜11時の発令となります。

TCFAとは「 Tropical Cyclone Formation Alert 」の略で、熱帯低気圧発生注意情報です。

24日の夜9時の時点でフィリピンのビサヤ諸島の東の海上に接岸ギリギリの、今まさに上陸せんとする位置にあるTCFA画像が表示されていますね。

ヨーロッパ中期天気予報センターECMWFの台風情報

　上図はヨーロッパ（ 欧州 ）中期予報センターECMWF（ European Centre for Medium-Range Weather Forecasts ）の、5月30日の夜9時の予報図です。

850hPa( 海抜約1.5km)の風速(m/s)が色の濃淡で表示されてます。

世界最高クラスの予報精度を持つと言われるECMWF予報は次章のWindyでも、ご覧いただくことが出来ます。

Windyによる世界各国の台風1号たまご最新情報

　ウィンディはチェコにある気象サービスで、ECMWFおよびGFSならびにドイツ気象局のICON（ アイコン ）モードが見れます。

GFSは（ Global Forecast System ）の略語で、米国海洋大気庁（ NOAA ）が提供する全球数値予報システムの大気循環の気象モデル。

↑ウィンディGFSモードの最新情報では、6月1日の午後7時に予想される最大風速が20m/sの勢力で関東地方に接近する進路予想が予報されています。

さらに同ECMWFモードの5月31日の夜9時の予報で、予想される最大風速22m/sの状態で関東地方へ上陸せんとする接岸ギリギリの位置にまで最接近する進路予想が描かれていますね。↓

ちなみにウィンディは2024年の4月から、日本の気象庁JMAが提供するMSM、つまりメソスケールモデル（ 全球モデルより細かい水平格子間隔5km ）による大気循環の移り変わりも見れる様になっています。

ただし5月25日現在、予報期間は3日先までで対象となる範囲も日本列島近海のみとかなり狭いエリアでしか見れません。

台風1号イーウィニャ（ Ewiniar ）の名前の意味

9/ミクロネシア/Ewiniar/イーウィニャ/嵐の神

　2024年の台風1号が発生すると、その国際名はすでに「 イーウィニャ 」（ Ewiniar ）で確定しています。

イーウィニャの名前の意味は「 嵐の神 」で、命名国はミクロネシア。

国際機関である台風委員会の9番目に登録されている名前です。