太平洋の海上にある熱帯低気圧が発達して27日に、
午前中に台風6号ナーリー( 百合 )に、なり( シャレじゃなく )
米軍の合同台風警報センターが、2019年7月28日になって
#8回目の警告文と進路予想図を発表したので詳しく解説。
2020年8月の台風6号メーカラーの卵は別記事にまとめた。↓
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/mekkhala/”]
2019年8月1日に米軍から公開された台風8号の熱帯低気圧の
進路予想図の最新情報で、詳しい記事は以下のリンクから。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/francisco8/”]
台風6号は、27日の午後3時に温帯低気圧に変わったが
28日の朝にかけての関東地方は強い雨に注意されたい。
【 本稿の記事ページの目次 】
台風6号2019米軍の進路予想図の最新情報
台風6号ナーリーは、2019年7月26日の午後まで
熱帯低気圧の状態だったが、27日の午前中に台風に発達した。
太平洋高気圧の裂け目に丁度、台風6号の卵になる
熱帯低気圧が有るが、25日中には台風になると予報が
されていたが、実際になったのは27日の午前中だった。
米軍JTWC合同台風警報センターは、27日の午前6時に
#8回目の警告文と進路予想図を公開した。
上の米軍の引用画像を見ると、27日の土曜日の
午後3時( JST日本標準時 )には三重県に最接近し、
28日の日地曜日には日本列島の本州の関東地方、
東京付近に上陸する進路予想図が公開されている。
ただし台風の勢力は弱く、次章で説明する米軍の
警告文には、最大風速が毎秒15.42m/sまでしか発達しない。
ただし、日本の気象庁は7月27日の午前12時には
18m/sまで発達すると予想されているので、台風の基準である
毎秒17m/s以上の強さを満たす予報になっている。
スポンサードリンク
台風6号2019米軍の警告文からの進路予想
では次に、台風6号ナーリーの米軍の警告文を見て参りたい。
まずは、7月27日の午前3時( JST日本標準時に換算 )の
台風6号ナーリーの存在場所であるが、北緯33.4°N、
東経が136.0°Eの太平洋の海上に位置する。↓
和歌山県の最南端、東牟婁郡串本町の海岸から
20.15キロ南南東の位置にまで接近している。
台風6号が本州に上陸する進路予想図を描いている、
7月28日の午前9時の時点の強さは、米軍の警告文では
最大風速が12.85m/sと、かなり弱い。
また、27日の午後4時の時点では京都府京丹後市の
袖志にある、経ヶ峰通信所( R2RS )までの接近距離は
23.15キロとかなり近い場所にまで台風が来る予報だ。
さらに日本列島の本州に上陸の可能性がある
28日には、東京都福生市の米軍横田基地までの
最接近距離は、わずか7.4キロの場所まで最接近する。
進行の方角は005°なので、ほぼ北の方向。
速度は時速24キロなのでママチャリの走行速度。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/nari/”]
台風6号の進路予想図で米軍と気象庁との比較
気象庁公式ホームページ「 台風経路図:台風第6号( ナーリー ) 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1906.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
令和元年7月25日まで、日本の気象庁は
まだ「 熱帯低気圧a 」のままの表記だったが
26日の午前になって台風26号に認定した。
27日12時の予報
強さ –
存在地域 志摩市の南西約40km
予報円の中心
北緯 34度05分( 34.1度 )
東経 136度30分( 136.5度 )
進行方向、速さ 北北東15km/h( 8kt )
中心気圧 1002hPa
最大風速 18m/s( 35kt )
最大瞬間風速 25m/s( 50kt )
予報円の半径 40km( 20NM )
気象庁の予報では、7月27日の午前12時の時点の
存在位置は北緯が34.1°N、東経が136.5°Eとなり、
Googleマップで示すと、以下の画像の場所になる。↓
三重県の最南端にある、度会郡南伊勢町栃木竈
( とちのきがま )の海岸線から13.45キロ南南東の
太平洋場の海上にまで接近している。
上図の場所に進んでいる27日の午前12時の時点の
台風6号の強さは最大風速が18m/sであるとの予報だ。
米軍JTWCの進路予想図と比較しても、そんなに
大きなズレは無く、日本列島に向かって北上している。
台風6号とヨーロッパ予報と米軍情報との比較
台風6号ナーリーの進路予想図で、米軍の最新情報と
ヨーロッパ中期予報センターの予測では違いは有るのか?
ヨーロッパECMWFの予報では、7月27日に最も日本列島に
台風6号が最接近するが、位置は微妙にズレている。
ヨーロッパ情報では、より関東地方よりにあるが
米軍JTWCの進路予想図ではもっと西日本、関西地方に
寄っている。[ nari-jtwc ]
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/nari-europa/”]
しかし、米軍予報もヨーロッパ情報も台風6号が
北上して日本列島に最接近する見通しは同じだ。
ヨーロッパ情報を素にして作られてるWindyは、
常に最新の情報に自動で更新してくれるので、
リアルタイムでの最新情報が確認出来る。
統合多機関熱帯低気圧予報の台風6号の進路は
統合多機関熱帯低気圧予報( Multi-Agency )でも、
台風6号の進路予想図が発表されている。
やはり、どう見ても日本本土への上陸は
避けられない台風の進路予想図が描かれている。
それでは、台風6号ナーリーの特徴をまとめてみる。↓
- 7月25日まで熱帯低気圧のまま
- 台風6号に発達しても勢力は弱い
- 日本列島を直撃し上陸の可能性あり
- 太平洋から北上してくる
- 太平洋高気圧の隙間に位置する台風
むろん今後は予測が変わる事が考えられるが、
救いなのは成長しても、台風の勢力が弱いことである。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/maria/”]
米軍、ヨーロッパ、気象庁のいずれも進路予想図は
細かい経路は若干のズレが有るものの、大まかな
予測は全てが一致している。
台風6号ナーリーの最新情報が更新され次第、
本稿でも随時、記事に上書きしていくが日本列島に向かう
進路予想図は、なかなか変わらないので注意が必要である。