令和元年7月31日の午前中に熱帯低気圧から台風7号ウィパーに発達したと気象庁から発表があった。
日本列島からは遠く離れた2019年の台風7号ウィパーの進路予想図を、米軍の合同台風警報センター( JTWC )と、ヨーロッパ情報( ECMWF )中期予報センターの最新情報で解説する。
【 本稿の記事ページの目次 】
日本から遠く離れた7号の影響は湿暖気流のみ
東シナ海にある台風7号は、日本へは向かわず
中国大陸とベトナムの国境付近に向かい、8月には
上陸の見通しとなり、日本へは向かわない。
では、さっそく米軍JTWC合同台風警報センターが
公開している台風7号ウィパーの進路予想図を。↓
2019年7月31日の午後9時( JST日本標準時刻 )の
台風7号の強さは、最大風速が毎秒17.99m/sなので
日本の気象庁が定める規程の17m/sにギリギリ入る。
日本列島からは遠く離れたベトナムのハノイに
上陸する日時は8月3日の午前9時ごろとの進路予想だ。
7月31日の午前9時の存在位置は、沖縄県の南端の
糸満市の海岸から南西に1,729キロの場所で、
南シナ海の海上を北西方向に時速11キロの
ママチャリを漕ぐ速さで進んでいる。
「 湿暖気流 」と呼ばれる暖かく湿った空気が、運ばれる間接的な影響いがいに直接的な影響は日本に及ぶことはない遠く離れた位置にいる。
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台風7号2019のヨーロッパ情報で進路予想図
では次に台風7号のヨーロッパ中期予報センターの
進路予想図で最新情報を見て参りたい。
基本的には、米軍が公開している進路予想図と
大きな違いはない。
2919年8月1日に台風7合は中国大陸に最接近し、
8月2日には、ベトナムとの国境付近に上陸の見通し。
2日の金曜日の午後9時時点( JST )の進路予想図では
ベトナムに上陸する予報になっており、場所の座標が
北緯21.75°N、東経が107.06°Eなので地図で表示する。↓
台風7号ウィパー2019年の気象庁の最新予報
気象庁公式ホームページ「 台風経路図( 台風第7号 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1907.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
日本の気象庁が発表している台風7号ウィパーの予報も、
米軍やヨーロッパの最新情報を同じに、ベトナムと
中国大陸の国境付近に向かって北西方向に進んでいる。
02日21時の予報/強さ – /存在地域 トンキン湾
予報円の中心
北緯 21度05分( 21.1度 )東経 108度20分( 108.3度 )
進行方向、速さ 西 ゆっくり
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速 20m/s( 40kt )
最大瞬間風速 30m/s( 60kt )
予報円の半径 110km( 60NM )
8月1日の台風7号の存在位置は、トンキン湾で
強さは最大風速が毎秒20m/sなので、弱い。
3日から4日にかけて、ベトナムに上陸する予報図となっているが
2日の午後9時の存在位置をGoogleマップで表示させる。↓
2日の午後9時の時点の台風7号は、北緯21.75°N、
東経107.06°Eとなり、日本の沖縄県の糸満市の
南端から約2,146キロ西南西の位置になる。
なので、日本列島に近づくことは間違ってもない。
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台風7号2019の進路予想図ウィンディ画像で
台風7号の進路予想をウィンディの予報画像でも
確認できるので、以下に貼る。↓
台風7号の現在地を確認すると、気象庁の予報と同じ
トンキン湾にあり、中心の気圧は994ヘクトパスカルだ。
ヨーロッパ中期予報センターECMWFの気象データをベースに
作成された進路予想図で、左下の再生ボタンで
アニメーション画像が動く仕組みとなっている。
自動更新で常に最新情報が確認出来るのは便利だ。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/higos/”]
台風7号ウィパーの2019年8月1日現在の位置
世界中の気象状況がビジュアライズで確認できる
「 earth 」では、2019年8月1日の午前0時現在の
台風7号ウィパーの位置が確認できる。
座標は、北緯が19.53°N、東経が111.85°E。
中国の海南島の85キロ付近にまで接近している。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/wipha/”]
いずれにせよ、1,774キロも離れている日本への
直接的な影響は、ほとんどないはずなので心配は無い。
しかし、米軍の最新情報でも北マリアナ諸島とマーシャル諸島の
中間地点の海域には台風8号のたまごとなる熱帯低気圧が
存在しているので、油断は出来ない。