2021年の5月31日に台風3号チョーイワン[ choi-wan ]が発生しましたが、気になる今後の進路予想は?↓
【 本稿の記事ページの目次 】
米軍JTWC6月6日午前3時の進路予想図
上の画像は、アメリカ軍合同台風警報センター( JTWC )による、2021年6月4日の午後3時時点( 日本標準時 )の衛星画像だ。
南シナ海の海上に「 台風3号 」の弱い雲の塊が映し出されている。
では、進路予想図はどうなっているのでしょうか?
米軍JTWCの進路予想は、最大風速12.85m/sに衰退した弱い温帯低気圧が、6月5日の午後3時に先島諸島を通過して沖縄県に最接近する予報図が示されている。
さらに6日の午前3時には毎秒10.28m/sに衰えた3号が、九州地方の南の海上を北東方向に進む進路予想図になっている。
しかし、これから台風の発生率が高い季節になっていくので注意は必要だ。
6月5日の夜9時のECMWF進路予想図は?
次に、6月5日の午後9時のヨーロッパ中期予報センターの東アジア地域の日本に接近する進路予想図を。↓
ECMWF( European Centre for Medium-Range Weather Forecasts )の進路予想図で台風3号は、5日の夜に沖縄県を通過して奄美大島に最も接近する予想だ。
午後9時の予想位置は北緯が28.7°N、東経が128.27°Eとなり、Googleマップで表示すると以下の場所に進む予報となっている。↓
九州地方の鹿児島県の最南端、佐多岬公園の海岸からの距離は343.84km( 213.65マイル )南西の東シナ海にある。
さらに奄美大島の西に位置する、曽津高崎( 西古見 )灯台の海岸からは97.93km( 60.85マイル )北西の海上だ。
接近はするものの、勢力は弱いので温帯低気圧になっています。
なお、WindyのECMWFモードは、ヨーロッパ中期予報センターの気象デーをベースに生成される。
Windyの進路予想の解説動画で台風3号は
自動更新機能つきのWindydでも、5月14日まで台風3号の発生は確認できなかった。
以下の動画では、太平洋高気圧と台風2号との関係を、不肖この私めが解説しています。↓
5月5日現在、台風3号の卵となる熱帯低気圧は発生していない。
また新たな情報が入り次第、追記していく所存。
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気象庁6月6日の午前0時の予報は沖縄県
次に、日本の気象庁の予報で、令和3年6月5日午前0現在の発表の最新画像を。↓
気象庁公式HP「 台風第3号/台風経路図 」[ https://bit.ly/34PU3xm ]を、「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
種別/温帯低気圧:強さ-
存在地域/奄美大島の西南西約40km
予報円の中心/北緯28度20分( 28.3度 )東経129度5分( 129.1度 )
進行方向、速さ/北東45km/h( 23kt )
中心気圧/1000hPa
最大風速/18m/s(35kt)
最大瞬間風速/25m/s(50kt)
予報円の半径/120km(65NM)
6日の午前0時の予想位置は、北緯28.3°N、東経129.1°Eとなり、Googleマップで示すと以下の場所となる。↓
奄美大島に最接近する位置にあり、すでに衰えて弱体化している温帯低気圧の予報でも最大風速が18m/sなので決して油断はできない。
6月6日の午後9時の予想天気図では消滅
6月5日の午後9時の予報では中心気圧1,000hpaの台風3号が沖縄県に最接近していますね。
6月6日の夜9時には完全に消滅していますが、日本列島の南に停滞前線が見える。
弱い台風ながらも、最も近づく沖縄県と奄美大島付近の方々は注意が必要ですね。
2020年の台風3号の発生時期と経路図は
気象庁公式HP「 台風経路図令和2年( 2020年 )/第3号 」[ https://bit.ly/3xNAqU4 ]を「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
では2020年の台風3号シンラコウは、いつ発生したのか?
7/31/09 16.6N 114.0E 998hpa 熱帯低気圧発生
上記の引用から昨年2020年の台風3号は、7月31日の午前9時に北緯16.6°N東経114°Eの場所、南シナ海のド真ん中に熱帯低気圧である卵が発生した事が分かる。↓
そして、日本列島へは向かわずに南シナ海のある北西の方角に進み、8月3日の午後3時にベトナムとラオスの国境で消滅している。
台風3号2021チョーイワンの名前の意味
2021年の台風3号チョーイワンの名前の意味は、「 彩雲( さいうん )」だ。
チョーイワン 彩雲
名付け親の国名は香港で、台風委員会に88番目に登録されている。
ちなみに前回のチョーイワンは、2015年の10月に日本に来ている。
ところで「 彩雲 」とは、いったい何の意味だろうか?
太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象である。
つまり本来なら白い色の雲に、いろいろとカラフルな色が付いて見える状態が「 彩雲 」と呼ばれるらしい。
そこで台風と彩雲の関係についても調べてみたが、どうも答えらしきものはザンネンながら見つからなかった。