2020年2月5日に横浜港の大黒埠頭沖に停泊中のクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号の乗員乗客3,711人中、10人がウイルスに感染して陽性反応が出たため下船した。
しかし厚生労働省の発表では6日現在も新たに新型肺炎コロナウイルス【 COVID-19 】の感染者が10名出たので、合計20名となっている。
本来ならば、4日には横浜港に帰港して下船する予定だった「 初春の東南アジア大航海16日間 」ツアーだが、ダイヤモンド・プリンセスが停泊している場所がどこかをGoogle地図で表示する。
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ダイヤモンド・プリンセス号の場所がどこかを地図で
2020年2月6日の午前9時21分( UTC世界標準時から+9時間 )時点のダイヤモンド・プリンセス号の現在位置は、どこか?
Vessel’s Local Time:2020-02-06 09:21LT(UTC+9)海域:Japan Coast 現在港:YOKOHAMA 緯度/経度:35.45678°/139.6797°
運用状況:Moored速力/針路:0kn/29°AIS情報源:2793R I
すでに「 大黒ふ頭客船ターミナル 」に接岸している状態だが、現在位置をGoogle地図で表示させる。↓
上のGoogleマップ上での停泊位置は、北緯35.45678°N、東経139.6797°Eとなり、B首都高速湾岸線の脇で大黒パーキングエリアが北側に位置する場所になる。
令和二年2月5日は横浜港の大黒埠頭沖の停泊から、太平洋沖に移動したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の位置を。
Vessel’s Local Time:2020-02-05 15:31 LT (UTC+9)
海域:JAPAN-Japan Coast現在港:-緯度/経度:34.70365°/139.9017°
AIS( Automatic Identification System船舶自動識別装置 )を用いての、DIAMOND PRINCESS号の現在位置を表示させている。
DIAMOND PRINCESS号の2020年2月5日の午後3時31分時点の場所がどこかをGoogle地図で表示する。↓
緯度が北緯34.70365°N、軽度が東経139.9017°で丁度、千葉県の房総半島の南の位置を東進していた。
午前中に停泊していた横浜港からの直線距離は約85.73km( 53.27マイル )の太平洋の海上に居たのである。
では、なぜ5日にダイヤモンド・プリンセス号は太平洋側へと移動したのだろうか?
クルーズ船DIAMOND PRINCESSが移動した理由はなぜ
では次に、なぜダイヤモンド・プリンセス号は食料を積むために、いったん接岸した3横浜港から移動を始めて南下し、浦賀水道の南航路から東京湾に向かったのか?
クルーズ船
「 DIAMOND PRINCESS 」
一度、抜錨して(2/5 12:45頃)浦賀水道南航路に入航して東京湾外に出て
海水から真水を造る本船の「造水装置」による造水作業を実施し生活用水を補給した後、再度東京湾に入域する予定です。(11:50) pic.twitter.com/eRl6kfJEfs— LIFE GUARD (@WOHZxixjQdr34zy) February 5, 2020
ダイヤモンド・プリンセス号が東京湾に向かった理由は、「 生活用水である真水を作ることとバラスト水の管理目的 」からである。
あすには横浜港に戻る予定だが、厚生労働省は「 乗員乗客3,701人は14日間は下船させない 」方針だ。
ダイヤモンド・プリンセス乗船中の全乗客及び全乗務員の厚生労働省による検査の第一段階が完了し、採取した検体サンプルより10名の新型コロナウイルス陽性の反応を確認したと報告を受けています。
この10名には、オーストラリア籍の乗客2名、日本籍の乗客3名、中国籍(香港)の乗客3名、米国籍の乗客1名、及びフィリピン籍の乗務員1名が含まれています。
この10名へは検査結果を告知の上、海上保安庁の船艇によって陸上へ輸送し、現地医療機関へ搬送いたします。本船は引き続き検疫下におかれ横浜港に留まります。厚生労働省の定めにより検疫期間は最低14日間となります。
本船は横浜港での食料やその他物資の積み込みを行う前に、本日中に一旦現地を離れ、真水精製並びにバラスト水管理等運航に必要な作業を行います。
すでに下船して病院で治療を受けている新型肺炎のコロナウイルスの陽性反応が検出された10以外にも、船内にも273人の方が発熱の症状を訴えているという。
厚労省によると、乗客乗員3711人のうち、発熱やせきなどの症状がある人とその濃厚接触者など273人の検体をとり、感染の有無を確認している。
このうち、31人の検査結果が出て、うち日本人3人を含む10人の感染が確認された。
しかし、同じ乗船されている方々から発熱の症状が出ているので、かなり心配な状況では有る。
10人のうち、乗客は9人で、日本国籍が3人、中国籍が3人、オーストラリア国籍が2人、アメリカ国籍が1人となっています。
また、フィリピン国籍の乗務員1人も含まれているということです。
ちなみに乗船者の内訳は乗客2,666人と1,045人の乗務員で、計3,711名だったが、ウイルスに感染した10人が下船して病院に運ばれたので、現在は乗客2,657人と乗務員1,045人の合計3,071名となっている。
ダイヤモンド・プリンセスのツアーの日程とルートは
今回、ウイルスの感染が見つかったクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号のクルージングツアー「 初春の東南アジア大航海16日間 」の日程と、航行ルートは以下の通りだ。↓
- 2020年1月20日( 月 )横浜港を出発
- 1月22日( 水 )鹿児島マリンポートかごしま( 観光ツアーで下船 )
- 1月25日( 土 )香港( 中国 )カイタッククルーズターミナル
- 1月27日( 月 )チャンメイ( ダナン/フエ )( ベトナム )
- 1月28日( 火 )カイラン( ベトナム )
- 1月31日( 金 )基隆( 台湾 )
- 2月1日( 土 )那覇港( 2,679人の乗客らが下船して沖縄県内を観光 )
- 2月4日( 火 )横浜港に帰港
- 2月5日( 水 )大黒埠頭沖に停泊
このうち、新型肺炎のコロナウイルスが見つかって香港で80歳の香港人男性が降りた場所が「 香港( 中国 )カイタッククルーズターミナル 」だ。
確認された人物は、1月20日に横浜で開催された「プリンセスダイヤモンド」クルーズに乗り込み、25日に香港のカイタッククルーズターミナルに到着しました。彼は1月19日に咳を始め、30日に発熱を始めました。
香港で下船した80歳の男性は新型肺炎であるコロナウイルスに感染していたと、MBC南日本放送が報じている。
新型コロナウイルスの感染が確認された80歳の香港の男性が乗っていたクルーズ船「 ダイヤモンド・プリンセス 」では、4日朝から横浜港に停泊中の船内で検疫が行われていて、医師や検疫官が乗客の健康状態などを確認しています。
さて、コロナウイルスに感染した男性が降りた香港の港カイタッククルーズターミナルは、Kai Tak Cruise Terminal,33Shing Fung Road,Kowloonにある。
カイタッククルーズターミナルの場所をGoogleマップで表示する。↓
新型肺炎のコロナウイルスに感染した香港国籍の男性は、その前の1月22日の水曜日に実施された鹿児島マリンポートかごしまでも下船し、観光ツアーに参加していたことが分かっている。
では、コロナウイルスに感染した男性が下船した、鹿児島マリンポートかごしまの場所はどこに有るのか?
鹿児島マリンポートかごしま港の場所がどこかの地図
新型肺炎コロナウイルスに感染したと報じられた香港国籍の80歳の男性が観光した鹿児島の鹿児島マリンポートかごしまの場所がどこかをGoogleマップで表示させる。↓
住所地は、鹿児島県鹿児島市中央港新町1-10にあるが、入港が朝の7時で、出港が夜の9時である。
詳しい観光ルートは桜島や知覧などを巡る複数あり、香港国籍の男性がどのツアーに不明だが一応、全日程の詳細は以下の旅行会社のサイトに掲載されている。↓
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前章に記載した、DIAMOND PRINCESS号の日程や、ルートも上のサイトを参照させて頂いた。
では感染した香港人男性は、今現在ダイヤモンド・プリンセス号に乗っている人に影響はなかったのか?
クルーズ船の検疫を巡り、香港で下船後に新型コロナウイルスの感染が確認された香港人男性との濃厚接触者は、乗客の中に36人いることが5日、厚生労働省への取材で分かった。
新型コロナウイルスに感染した男性との濃厚接触者が36名なので、これからの成り行きが懸念( けねん )される。
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ちなみに、コロナウイルスにはN95マスクでないと、効果がないのでは?との声もあるが、普通のマスクでも予防効果は有るとのこと。
DIAMOND PRINCESS号の中の乗客のTwitterでの反応
では、ダイヤモンド・プリンセス号のクルーズ船の中の様子は、どうなっているのだろうか?
実際に中の乗客がツイートしている現場の生の声を、まとめた。
この時間になると誰も出歩いてないです。静寂です #ダイヤモンドプリンセス pic.twitter.com/tLlr2oh5pQ
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 4, 2020
やっと9階まで検疫来た模様 徹夜で作業されたようでお疲れ様です
一人 一組?が体調不良で下船したようです
船内では船員さんが除菌作業を始めています pic.twitter.com/y5yhCXxNvj— えぬかわ@1/20ダイヤモンドプリンセス (@moru93) February 4, 2020
朝食届きました。クルーの方はマスクしてました 2/5 10:26 #ダイヤモンドプリンセス pic.twitter.com/7tin5zpWqr
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 5, 2020
おやつの時間ですが昼食が届きました 2月5日 15:10 #ダイヤモンドプリンセス #DiamondPrincess pic.twitter.com/z20prRHcWM
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 5, 2020
夜ごはん届きました dinner 20:40 #ダイヤモンドプリンセス #DiamondPrincess pic.twitter.com/7XnVYY3Xq5
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 5, 2020
ダイヤモンドプリンセスはイギリス船です。クルーはほぼ全員外国人。乗客も半分外国人です。だからなんだというお話ですがそういえば知らない人もおるかなって事で一応
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 4, 2020
以上が、2月5日時点の最新情報で現場の生の反応である。
食事の準備が遅れている印象が拭えないが、普段と同じサービスは提供されていないという報道がある。
新型肺炎コロナウイルスにはN95マスクでないと効果なし?
新型コロナウイルスにはN95型のマスクでないと意味が防げないのか?
――N95マスクで新型コロナウイルスは防げますか?
N95は0・3マイクロメートルの粒子を除去できるフィルターがありますが、新型コロナウイルスは0・1マイクロメートルです。
フィルターの穴を通過してしまい、吸引を防ぐことはできません。感染症を扱う頻度が高い医療従事者を対象に、N95とサージカルマスクを使って急性呼吸器感染症への罹患(りかん)率を比較したデータがあります。
両者に差はありませんでした。別の臨床試験でも、インフルエンザを含む罹患率の比較を行っていますが、N95が優位であったという結果はありませんでした。
つまり、サージカルマスクをつけていてもN95をつけていても変わらないのです。基本的な考え方として、マスクに予防効果はありません。
マスクは自分が風邪を引いたときなどに、くしゃみやせきで唾液の飛沫を周囲にまき散らさないため、他人を感染させないために着けると考えるべきです。
(,,゚Д゚)ガガーン!
つまり、なんの種類であろうがマスク自体に新型肺炎コロナウイルスの予報効果は無い!
なら、いっそマスクは不要なのだろうか?
マスクは廉価品でいいので、清潔なものを毎日交換してほしい。
「 安いマスクだったら、0.1μmのウイルスには効果がないのでは? 」と思うかもしれないが、ウイルスを含んだ唾液や鼻水といった飛散物をブロックするには十分である。
また、鼻や喉の粘膜への保湿効果があるので、ウイルスの侵入しにくい健康体の保持に有効である。
つまり、「 マスクは装着しないよりはした方がマシ 」という感じになる。
2020年3月20日現在の日本国内の感染者数は871人となっている。
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これからも感染者数は増加の一途を、たどる可能性が高くなってきた。
ちなみに日本国内でも感染が広まり、和歌山県でも有田病院から5名の感染者が出たと報じられている。↓
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和歌山県の病院には建物は別ながら老人ホームも併設されているので、今後の感染の拡大が心配だ。
ちなみに別記事でもコロナウイルスの感染経路について、まとめた。↓
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どうも感染源である80歳の香港人男性は、クルーズ船に乗る前に、中国の広東省に立ち寄ったと報じられている。
それにしても、ダイヤモンド・プリンセス号に乗られている3,071名の方々は、これからどうなっていくのだろうか?