北朝鮮ミサイルの落下地点を日本橋で試算したら凄まじい結果に！

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北朝鮮ミサイルが東京の日本橋に落ちたら

　昨年の9月9日の北朝鮮[ north-korea ]の建国記念日には核実験が強行されたので、特に米韓合同軍事演習が行われた今年は、その動向が心配されたが、北朝鮮ミサイル発射などの軍事行動は起こさなかった。

昨日15日の早朝には、ここ茨城県でも、けたたましいサイレンと共にJアラート【 日本国民保護のための全国瞬時警報システム 】の警戒警報が鳴り響いた！

（ 以下「 北朝鮮が再び日本超えで弾道ミサイルを発射 」から引用 ）↓

防衛省に拠ると9月15日午前6時57分ごろ、
北朝鮮が平壌市郊外の順安から弾道ミサイルを発射。

午前7時4分頃から6分頃にかけて
北海道の渡島半島と襟裳岬の上空を通過し、
午前7時16分頃、襟裳岬の東約2200kmの
太平洋に落下しました。

飛翔距離は約3700km、最大到達高度は約800kmで
飛行時間は19分間。

通常軌道で発射された中距離弾道弾と見られ、
前回8月29日に発射された火星12号の
中距離弾道ミサイルとほぼ同じコースを飛び、
射程は1000km増えました。

これにより火星12号は通常軌道でグアムを
射程に収めることを実証して見せました。

（ 引用ココまで・出典：YAHOOニュース ）↑

今月3日に行われた水爆の核実験に続いて、
また北朝鮮ミサイルが発射されて日本の上空を通過したのだ。

Jアラートが有効に機能しているかどうかの議論は後述するとして
「 もしも北朝鮮ミサイルが日本に落ちたら 」いったい、どれくらいの被害が想定されるのであろうか？

当WEBページにお越し頂いた、あなたを含め北朝鮮ミサイルの被害を心配されている方々が大勢いらっしゃる様なので今から、この数字を検証してみたい。

300Ktで広島原爆の20倍の威力！

だが、これらの不安の前提には例えば火星12号などの北朝鮮ミサイルに
「 核弾頭を搭載できる技術が有る 」という前提が備わっての話しに、なってくる。

通常の火星12号に装備される炸薬量は実際の重量で500Kgから650kg程度だと言われているが、
5月15日に行われた朝鮮中央通信の報道に拠れば、前日の14日に発射された北朝鮮ミサイル、新型の火星12号に
「 大型重量の核弾頭の搭載が可能 」だと発表している。

もし、これが事実ならば仮に北朝鮮ミサイルが日本国道の起点である東京の日本橋（ 東京都中央区日本橋室町1丁目 ）に落下した場合、どの様な被害が想定されるのであろうか？

「日本の主要国道の#起点は、どこ？」
ってのが以前に
バイク便の会社に勤めていた時に
出されたのだ。
正解は「 #日本橋 」
( 東京都中央区日本橋室町1 )
起点は他にも有るけどね。 pic.twitter.com/okFkqRZE17

— トラック運ちゃん♪ (@Truck_driver42) 2017年9月15日

在英の国際ジャーナリスト、木村正人氏はイギリスのロンドンにある研究機関
「 国際戦略研究所：IISS 」の「 マーク・フィッツパトリック 」アメリカ・エグゼクティブ・ディレクターは自身のコラムの投稿で次の様に語っていると報じた。

（ 以下「 北朝鮮の対処法【 IISS 】 」から引用 ）↓

100キロトンの収量に起因する早期の報道は
おそらく爆弾のパワーを過小評価していた。

その後の見積もりは、158キロトンから
542キロトンの範囲であり、
300キロトンが最も多かった。

それは米国の武器庫での多くの爆弾のサイズです。

（ 引用ココまで・出典：専門家の解説 ）↑

その上で木村氏は、自身の投稿記事の中で次の様な分析結果を発表されている。↓

（ 以下「 北朝鮮の核ミサイル、東京に落ちたら数十万人が犠牲 」から引用 ）↓

「 300キロトンの爆弾なら126平方キロメートルを
覆い尽す壊滅的な熱放射を生み出す事が出来るだろう。

東京の、ど真ん中に落とされたら数十万人が
即座に犠牲となり、15キロ離れた東京ドームから
世田谷に居る全ての人が3度の、やけどを負うだろう 」

（ 引用ココまで・出典：YAHOO！ニュース ）↑

上に貼らせて頂いたURLリンク内のTOP画像には北朝鮮ミサイルに搭載できる水爆の説明を受ける「 金正恩 」朝鮮労働党委員長【 33 】の写真を掲載している。

この126平方キロメートルK㎡（ Km^2 ）という面積は前述した様に日本橋を起点にGoogleマップで円を描くと、
西は荒川手前まで東は中央本線の辺りまで北はTX北千住駅まで南はB首都高速湾岸線までを覆う広い面積であり、広範囲に被害が及ぶ事になる。

• 昨日もミサイル火星12号を発射した北朝鮮
• ミサイルに核弾頭を搭載できると報じた北朝鮮
• TNT換算で300キロトンの火薬量を搭載可能か
• 300Ktのミサイルが日本に落下したら、どうなる？
• 火星12号には500Kg前後の火薬が搭載可能
• 有事には犠牲者数は数百万人か
• Jアラートを含む防災速報アプリの必要性
• PAC-3などの日本の防空システムは万全か
• あなたの身を守るのは、あなた自身

この300キロトンというTNT換算の火薬量が、
どれだけ凄い量なのかは第二次世界大戦中の
広島に落とされた原子爆弾リトルボーイの破壊力が15キロトン、長崎に投下されたファットマンの破壊力が22キロトンだった事を思えば想像が付くだろうか？

繰り返すが単純計算でも広島に投下された原子爆弾・リトルボーイの、実に20倍の威力を有する破壊兵器だ。

それでは「 もしも 」上述した内容が実際に起きてしまったら具体的な被害の範囲は、どの程度まで拡大されるかを次章では地図を用いながら解説させて頂きたい。

300キロトンで126平方キロメートルを置い尽くす

　もしも北朝鮮ミサイルが発射されて
日本に落下したら、300キロトン（ TNT換算 ）
相当の炸薬量で、どうなるのかという
シミュレーションをテキスト文書だけで記しても、
いまいちイメージが湧きにくいかと思う。

そこで、不肖この私めが東京の日本国道の起点でも有る日本橋に300キロトン相当の北朝鮮ミサイルが仮に落下した時を想定して、
実際の被害の範囲を国土地理院の地図を用いて作ってみた。↓

出典：国土地理院ウェブサイト【 地図・空中写真閲覧サービス 】地理院地図( 電子国土WEB )http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1を元に小松毅鑑が改編、作成した。

被害範囲の総面積は126.24平方キロメートル
【 48.74平方マイル 】の数字だが、
これはあくまでもシミュレーション画像なので
実際には、もっと甚大な被害が想定されよう。

この126キロ㎡を、別の場所に例えるなら
アメリカ合衆国のフロリダ州にある
「 ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート 」
の敷地面積が122平方キロメートルである。
（ イメージしづらいかなぁ…(^_^;) ）↓

では引用で前述した様に北朝鮮ミサイルが
東京の、ド真ん中に落とされたら
東京ドームから世田谷区までの
15Kmの距離の人々が3度の、やけどを負う
とは、どの様な範囲になるのか？

以下にGoogleマップで示してみる。↓

徒歩移動で13Kmの距離だが、300キロトンの炸薬量で
これだけの広範囲な被害なのである。

以上の想定は、あくまでも報道されたデータを元に
作成した画像なので仮に北朝鮮ミサイルが落下したら
私め自身の感覚値では東京都1個は軽く
覆い尽くすのでは無いかと懸念している。

有事の際に生じる犠牲者数は数十万単位の
人口にまで及ぶと仮定されているが
実際の人的被害者の数は、この程度では済まないだろう。

2017年7月1日時点での東京都の人口は
1,372万9,858人だが、北朝鮮ミサイルの落下で
126キロ四方を覆い尽くす広範囲な被害が生じれれば、
犠牲者の数は数百万人の単位にまで及ぶものと
個人的には見ている。

北朝鮮ミサイルの飛翔距離に関しても
3,700Kmと15日に発射された火星2号は
8月29日に飛ばされたものよりも伸ばしており、
順安（ すあん ）からアメリカのグアムまで
届くことを実証してみせたのだ。

あとは、核実験に使われた炸薬を北朝鮮ミサイルに
搭載されたら非常に、やっかいな事になるが
それは果たして技術的に可能なのだろうか？

北朝鮮は核弾頭をICBMミサイルに搭載できるのか

北朝鮮が日本に向けて発射したミサイルと
核実験に使用した水爆は別物である。

今月の3日に強行された北朝鮮の
プンゲリでの核実験で生じた震度は気象庁発表で
マグニチュード6.1であった。

繰り返すが、この核実験に使用された水爆と
昨日の15日に発射された火星12号の
北朝鮮ミサイルは、別物である。

問題なのは北朝鮮ミサイルに、核実験で使われた
核兵器を搭載されてしまった上で、
日本に向けて発射された日には
「 ミサイルが飛んで来る前に飛んでもない事になる 」
のだっ！(-_-;)

所が前述させて頂いた通り、北朝鮮メディアは
「 ミサイルに核兵器の搭載は可能 」だと
朝鮮中央テレビや労働新聞が報じているのだ。

北朝鮮のプンゲリで3日に実施された
水爆核兵器のTNT火薬の量が、どれくらいなのかは
報じられていないが技術自体は年々
進化していると言われている。

こと火星12号に搭載可能な火薬量は
前述させて頂いた通り1基に着き、
500キログラムの重量だ。

飛行距離を犠牲にすれば、もっと爆薬の搭載量を
増やすことも可能だとWiki情報では書かれていたが、
核ミサイルの脅威は、もうすぐそこまで迫っているのだ。

これらの北朝鮮ミサイルの脅威に対して
日本国は、どの様な防御体制を備えて居るのか？

パックスリーって、本当に頼れるの？[ north-korea ]

北朝鮮ミサイルが日本へ飛来する度に
度々、ニュースでも取り上げられているのが
「 PAC-3 」と呼ばれる広域防空用の地対空ミサイルシステムである。

いままでの、あらゆる報道を見返しても
このパックスリーなるパトリオット・ミサイル
迎撃システムが北朝鮮から飛来したミサイルを
撃ち落としたいう話しは聞かない。

何故ならば発射角度や飛行高度などから
計算済みの海上に落ちる北朝鮮ミサイルに対して
迎撃の必要性が無いと判断して居るからだと
防衛省は発表しているからだ。

（ 以下「 なぜ北朝鮮のミサイルは”これまでにない脅威”なのに迎撃しなかったのか 」から引用 ）↓

防衛省は、北朝鮮が今回発射したミサイルを
どう考えているのか。

BuzzFeed Newsの取材に担当者は、こう話した。

「 ミサイルがPAC3などの射程範囲内なら迎撃は可能です。
今回に関して言えば、迎撃できなかったではなく
迎撃しなかった、必要が無かったとしか言えません 」

（ 引用ココまで・出典：Buzz Feed News ）↑

この防衛省担当者の言う事は、ある意味
正しいが…同サイトでは海上のイージス艦に
備えられている「 SM3 」などと連携して
防空するPAC-3の弱点にも言及していた。

（ 以下再び「 Buzz Feed News 」から引用 ）↓

まず、イージス艦に搭載される
海上配備型迎撃ミサイル「 SM3 」が、
大気圏外で弾道ミサイルを狙う。

外れた場合は抵高度で地上配備型迎撃ミサイル
「 PAC-3 」が地上から十数キロで
破壊に挑むことになっている。

現行の「 SM3ブロック1A 」の到達高度は約300キロ。

「 PAC3 」とともに今回発射されたミサイルについて、
推定される最高高度約550キロには届かない。

（ 引用ココまで ）↑

小野寺防衛大臣【 57 】も
「 迎撃の必要性が無かったので破壊措置命令は講ぜず 」
と話されたようだが、もし必要性が生じた際にも
シッカリと防空システムは機能するのであろうか？

当記事の冒頭でも申し上げたように
昨日、北朝鮮から発射されたミサイルの
最高高度は800キロだと言うから、仮に
迎撃を試みてみていたとしても、
届かなかった可能性は大きい。

しかし防衛省は、今後も防空システムの
改善に取り組みアメリカと共同で
パトリオット・システムの開発を進めている。

（ 以下、再々「 Buzz Feed News 」から引用 ）↓

防衛省は防衛態勢の強化を図る。

高度1000キロ以上に達する「 SM3ブロック2A 」を
米国と共同開発し、2021年度の配備を目指している。

（ 引用ココまで ）↑

なら、現行のSM-3やPAC-3は
役立たずの無用の長物なのか？

それが決して、そうとも言えず改良に改良を重ねた
PAC-3は命中率100%を誇るのだそう。

（ 以下「〝無法〟北朝鮮の弾道ミサイル、打ち落とせるのか！ 」から引用 ）↓

一方、撃ち漏らしを相手にする“最後の盾”の
PAC-3は、1997年から始まった
弾道ミサイル迎撃実験計35回（ 2013年末まで ）
のうち、成功は29回。成功率は約83%だ。

しかし、この実験は多くが実戦さながらの条件で
実施されたことを考慮する必要がある。

特筆すべきは、ミサイル誘導に新ソフトウェアを
導入した2009年12月以降の成績だ。

2013年末までに14回実施し、失敗は一度もなく、
100%の命中率を誇る。

（ 引用ココまで・出典：産経WEST ）↑

ぜひとも今後の日本の防衛力に期待したいところだが最終的には、あなた自身の身は自分で守るしか無さそうだ。

北朝鮮ミサイルから身を守る方法[ north-korea ]

北朝鮮からミサイルが発射され、万が一にも
日本の防空システムが機能しなかった場合
あなたは、どうやって自分の身を守るというのか。

まず優先第一位に、すべき事は「 いま、北朝鮮からミサイルが発射された 」という事実の情報を一刻でも早く「 知る 」事が重要だ。

北朝鮮ミサイル発射などの防災情報アプリを無料で使う

「 Jアラート？なんなものは不安を煽り立てるだけで
クソの役にも立たない 」と主張される方も
いらっしゃるようだが果たして本当に、そうだろうか？

「 事前にミサイル発射の情報を察知した所で
落ちてきたら手の打ちようがない 」
というのが、理由だが対策は有る。

近くに頑丈な建物や地下街が有れば、
そこに非難して自分の身を隠すのが最優先だ。

これらが太平洋戦争中に使われていた
防空壕の役割を果たしてくれる。

近くに頑丈な建物や地下が無い場合は、何かの物陰に隠れるだけでも命が助かる場合もある。

[blogcard url=”https://takenori.info/blog/kaesong/”]

第二次世界大戦中に広島・長崎に原爆が落とされた時も壁や陸橋の物陰に居た、お陰で無事だった方々の証言を聞くからだ。

それでも、当時の爆心地の様に真上に
ミサイルが落ちてきたら運命なのだと
諦めるしか無いのかもだが、Jアラートは
8月29日の北朝鮮ミサイル発射の4分後には、
その危険な防災情報を知らせてくれた。

あなたが、お持ちの携帯端末の
アプリが作動しなくても各自治体の市町村の
町内放送でも知らせてくれるが、使った方が
「 備えあれば憂い無し 」である。

あなたが、屋内の部屋の中にいる場合
ミサイルの爆風で割れた窓ガラスが
入ってくる恐れも有るので、窓際は避けて
壁の有る方に移動されたほうが
安全だと言われている。

1945年当時も8月6日のヒロシマと
9日のナガサキの原爆投下の直前に
陸軍参謀本部は5時間も前に、その情報を知りながら
軍司令部に伝達をせず、一切の空襲警報が
鳴らなかったとの記録が残されている。

1945年に広島と長崎の空襲警報が鳴らなかった理由

当時、その尊い命を落とされた原爆の
被害者の方々は「 どうせ意味ね～から、
うるさい空襲警報は鳴らさなくて良い 」
と思われるであろうか？

Jアラートの場合、北朝鮮がミサイルを発射する
5時間前に空襲警報を鳴らすのは不可能だが、
数秒あれば何かの対策は打てる筈なのだ。

2017年9月現在、今後も北朝鮮の
不安定な動向からは目が離せない。