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4日に永眠された故・星野仙一【 70歳没 】楽天球団副会長を襲った「 膵臓がん 」は不肖この私めの周囲の方々も尊い命を落とされている非常に、やっかいな病気だと言う現実がある。
【産経抄】情に生きた星野仙一さんの哲学 1月7日 https://t.co/HTBxzCOF9j
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年1月6日
数ある癌の中でも膵臓がんという病気は発見が難しい部位であると言われている。
故・星野仙一氏は2016年7月に急性膵炎を発症し、その時に膵臓がんが発見され、治療に当たっていたが、ステージ1もしくは2での初期段階の発見が非常に難しい病気だと言われている。
主な理由は2つあり、膵臓という臓器が胃の裏側という身体の最深部に隠れていることと「 沈黙の臓器 」と言われる肝臓と同じように背部痛と呼ばれる痛みが初期段階では、症状がまず現れない事などが挙げられる。
( 以下「 膵癌 」から引用 )↓
1期 ⇒ 大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局している。
2期 ⇒ がんは膵臓の内部にとどまるが、大きさが2cm以上であるか、第1群のリンパ節に転移がある。
3期 ⇒ がんは膵臓の外へ少しでるが、リンパ節転移はないか、第1群までに限られている。または、がんは膵臓の内部にとどまるが、リンパ節転移は第2群まである。
4期 ⇒ がんが膵臓の周囲の臓器・器官を巻き込んでいるか、離れた臓器まで転移がある。
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
2001年に抗がん剤の治療薬として承認された
「 ジェムザール 」や内服薬の「 TS-1 」などの使用で
膵臓がんの治療成績が向上したと言われているが、
それでも末期がんであるステージ4の5年生存率
( 癌の診断後に5年間、生きている方の割合 )は
以前と殆ど変わらないと言われている。
それでは、実質的な膵臓がん5年生存率の
割合は、何%くらいなのだろうか?
( 以下「 膵臓がんの5年生存率2016年版 」から引用 )↓
( 引用ココまで・出典:MEDLEY )↑
上記のグラフ図は2016年のデータだが、下記の図表は2006年~2008年のデータだ。↓
( 以下「 膵臓がん5年生存率2006~2008年 」から引用 )↓
( 引用ココまで・出典:国立がん研究センターがん情報サービス )↑
がんの3大治療法と言えば「 手術・放射線治療・抗がん剤 」
の3つだと言われている。
基本てきにはステージ4まで進行すると切除の手術が出来なくなるという。
そこで、薬物療法や放射線治療で癌の病巣を小さくしてから、手術に踏み切る手法が採られるが、万人が同じ治療で効果が表れる訳ではない。
闘将と言われた故・星野仙一氏は闘病時、自分が癌であることを絶対に公表しなかったが発見時に膵臓がんが、どこまで進行していたかは公には今も明かされていない。
巷でも「 ガン家系 」とは、よく言われるが膵臓がんの発症率は、どの様な危険因子に拠って数値が変わるのであろうか?
具体的な数値データを次章で、まとめてみたい。
【 この記事ページの目次 】
故・星野仙一氏を襲った膵臓がんの危険因子は、むろん個々人に拠って違う。
専門家が、まとめた膵臓がんの危険因子の数値を以下に一覧で箇条書にしてみた。↓
すいぞう癌は遺伝によるものが
53倍と圧倒的な数値で「 ガン家系 」と言われるのは
ただの迷信では無いことがわかる。
しかしながら、膵臓がんを含めた
癌の発症する原因で遺伝子が関係する確率は
全体の5%程度だとするデータも有るので、
一概に遺伝が癌の発症原因で一番だとは
言い切れないのだ。
( 以下「 人の癌に関る要因 」から引用 )↓
がんの種類にもよりますが大体、全部のがんの
5%以下が「 遺伝するがん 」といわれています。
( 引用ココまで・出典:前出の国立がん研究センター )↑
膵臓がんに限らず、
「 この要因があると確実にガンになる 」
とは限らない様である。
暴飲暴食の不摂生を重ねても癌にならずに
長寿を全うされる方もいれば、仙人のような
慎ましい生活をしていても、がんに罹る方もいるのである。
がんを効果的に治療するには早期発見が欠かせない。
そのためには信頼のおける人間ドックなどの
検査機関で定期的に身体を隅々まで診てもらうしかない。
基本的に膵臓がんで病巣を切り取る
手術が行える判断は、がん細胞の転移が無いことと、
病巣と血管が離れているかに拠るのだという。
だから、身体のあちこちに転移が認められる
ステージ4の膵臓がんは手術が行えないと
判断されるようなのだ。
しかしながら、末期であるステージ4の段階から
放射線治療などを行うことで病巣が縮小し、
手術ができて奇跡的な回復をした患者さんも実在するらしい。
上記の様な奇跡を起こした方々と、そうでない方々との
違いは一体どこから来るのだろうか?
( 以下「 末期がん( ステージ4 )でも病気に勝った人々 」から引用 )↓
検査を受けると、すでに頸部のリンパ節にも転移があり、
病期はステージⅣa。( ~中略~ )抗がん剤も放射線も感受性がよく、非常によく効いたことが
生還した大きな理由だと思います。
( 引用ココまで・出典:週刊現代 )↑
やはり、ひとに拠って個体差が有るようで
放射線治療や薬物療法が効く人と効きにくい方に
別れるのだと思う。
昨年、ステージ4の末期がんで亡くなった
有名人では故「 小林麻央 」氏【 34歳没 】が
いらっしゃるが乳がんが身体の、あちこちに移転していた。
故・星野仙一氏と同じ膵臓がんで他界された方で
思い出すのが、アップルの創業者で立志伝中の人物、
故ステーブ・ジョブズ氏【 56歳没 】である。
ジョブズ氏が亡くなったのは2011年だったが、
膵臓がんが発見されたのはそれよりも
9年前の2003年だった。
しかし幸いなことにジョブズ氏の場合は、
「 神経内分泌腫瘍 」の膵臓がんだったので
その場で手術さえすれば、根治できたといわれている。
だが、ここで東洋医学に傾注し
西洋医学という権威に反発したジョブズ氏は、
あろうことか手術を拒否。
自然菜食やハーブ療法、光療法など、
インターネットで探し当てた「 我流 」の治療法で
膵臓がんに立ち向かった。
しかし、こうしたジョブズ氏の行動は裏目に出てしまい
9ヶ月後に癌腫瘍が大きくなった時点で
やむなく手術したが、すでに時遅し。
手遅れだと悟った、この時ジョブズ氏は大きく後悔したと言われているが本当に惜しいなと思う。
今月の4日に他界された故・星野仙一氏は
監督時代は「 鉄拳制裁 」を選手に加える程の
闘将として、あまりにも有名だった。
しかし、同時に人情に熱い人物として
基本的に優しさを持って人間に接したと
言われている。
星野氏は面倒を見た人間の再就職先を探して、
他球団にも電話を掛けて頭を下げたり、
球団の女性職員に食事を振る舞ったり
取材する番記者にも、ご馳走したりしたという。
本稿で、したためた星野氏の訃報を知らせる
ニュースを見た時に「 病は気から 」というのは
全ての病気に当てはまらないなという事を改めて感じた。
「 断じて行えば鬼神もこれを避く 」を
地で行く星野氏ほどの不屈の闘志を持った人間でも、
自然の摂理には敵わなかった。
故・星野氏の人望が、どれほど厚かったかは
ネットニュースで記者が投稿した記事を
読めば分かるが御冥福を、お祈りしたい。
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