台風1号2023年サンヴーたまご米軍JTWCヨーロッパの最新情報

米軍JTWC2023年3月27日時点の最新情報

　2023年3月27日の午前3時（ 日本時間 ）の米軍JTWCの最新情報の衛星画像で「 NO SUSPECT AREAS 」の表記は「 疑わしい領域はありません 」という意味です。

（ ABPW ）は日本列島を含む海域のことで、「 abbreviated pacific western 」北西太平洋の縮図。

現時点では、北西太平洋/北インド洋、中央/東太平洋、または南半球で熱帯警報は発令されていません。

つまり、「 3月27日の時点では米軍JTWCの最新情報では台風1号の卵となる熱帯低気圧および、その前身となる熱帯擾乱（ ねったいじょうらん ）発生の警報は発令されていません 」ということですね。

ヨーロッパ中期予報センターの台風1号最新情報

　上の画像はヨーロッパ中期予報センターの2023年4月5日（ 水曜日 ）00UTC時間の850hPa( 海抜約1.5km )での風速予報です。

表示時刻は《 UTC：Universal Time Coordinates 》表記なので日本時間の《 JST：Japan Standard Time/日本の気象庁が採用 》に修正するには+9時間で午前9時となります。

何も無いフィリピン海の気圧配置図が予報されていますね。

気象庁JMAによる3月27日現在の台風最新情報

　気象庁の最新情報では、3月27日現在「 台風情報は発表していません 」との表記。

これは台風1号のみでなく、その前身となるタマゴ、熱帯低気圧も発生していないことを表しています。

Windyによる台風1号2023の最新情報は

　チェコ共和国にある天気予報サービスのWindyでは、あやしい動きが4月2日の午後6時以前からフィリピン海に見えますが。↓

ちょっと日本列島に近すぎる位置から熱帯低気圧の等圧線が現れ始めるので、はたしてこれが台風1号に発達するのかどうか現時点では断定できませんね。

2022年の台風1号マラカスと熱帯低気圧の発生は4月8日

　ちなみに昨年の2022年（ 令和4年 ）に台風1号マラカス[ malakas ]が発生したのは、4月8日【 金曜日 】の午前9時でしたね。

さらに台風1号の前身となるタマゴ、熱帯低気圧が発生したのは4月6日の午後3時で場所はカロリン諸島の南、ニニゴ諸島の北側の海上でした。

台風1号の進路を示した経路図は以下の通りです。↓

今年はまだ台風1号は発生していませんが昨年の傾向でいくと「 もうそろそろかな？ 」という感じがしますね。

2021年の台風1号ドゥージェンと熱帯低気圧の発生は2月18日

2021年（ 令和3年 ）の台風1号ドゥージェン（ Dujuan ）が発生したのは2月18日の午前9時で、発生場所はフィリピンミンダナオ島の東の海上、パラオ諸島近海でした。

さらにその前身となるタマゴ、熱帯低気圧の発生は同16日の午後3時。

フィリピンのビサヤ諸島に接近したのち上陸しましたが、その後ルソン島へ近づき同23日の午後3時に消滅しています。

2020年の台風1号ヴォンフォンと熱帯低気圧の発生はいつ？

　2020年の台風1号ヴォンフォン（ VONGFONG ）は、2020（ 令和2 ）年5月12日の午後9時に発生。

発生位置は北緯11.3°N、東経129.5°Eで、中心気圧は1000hpa、最大風速は18m/s。

さらにその全身となるタマゴ、熱帯低気圧の発生は5月8日の午後3時で、場所は北緯6.8°N、東経134.0°Eの地点でした。

経路図を見てみると、フィリピンを縦断、北上して抜けた後に沖縄本島の手前で消滅していますね。

台風1号サンブーの名前の意味は珊瑚

　台風1号サンブー（ Sanvu ）の名前の意味は珊瑚（ さんご ）で、命名国はマカオです。

133 マカオ/Sanvu/サンヴー/さんご（ 珊瑚 ）

台風防災に関する政府間組織である台風委員会の133番目に登録されています。

沖縄の珊瑚の養殖 pic.twitter.com/ZcBVqeFrqd

— 吉川浩司 (@kouji_mita) March 25, 2023

ちなみに台風の名前は全部で140個あり、ターンテーブル形式で140個目のサオラーまで行くとその次は再び1個目のダムレイに戻ります。

ただし、あまりにも甚大な被害が出た台風の名前は、そのあと削除されて変わります。↓

過去に大きな被害を出した台風22号「 ドリアン 」の名前は今現在、登録を抹消されていますね。

こんご台風1号および、その前身となる熱帯低気圧が発生したら最新情報でお伝えしていきます。