台風24号の米軍の進路予想図2018年版

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台風24号の米軍の進路予想図2018年版

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trami

 近畿地方に大きな被害をもたらした2018年の
台風21号の後の台風22号はフィリピン・ルソン島に
上陸したが、9月21に発生した台風24号も29日には
米軍の進路予想図で33回目の警告
が公開されている。

台風24号チャーミー[ trami ]の名前の意味は
花の名前 」で、命名した国はベトナムだ。

ちなみに2019年11月5日に発生した台風24号ナクリーの米軍の最新情報記事は、
以下のリンクカードから見れる。↓

米軍の予想進路図のみならず、気象庁はじめ各国の気象データが
日本列島を縦に横断する予報に切り替わったので詳しくお伝えする。

台風24号の米軍の最新の進路予想図は本州縦断

 それでは、さっそく33回目の警告が
米軍の合同台風警報センターから出ているので
台風24号の進路予想図を見ていきたい。↓

trami

【 引用ここまで↑出典:公式米海軍ウェブサイト海軍気象学および海洋学コマンド 】

23日の段階では台湾の方角に向かって
進んでいる状態だったが、29日の午後9時には
沖縄県の米軍施設、嘉手納飛行場に最接近して
北東の方角に進む進路予想図に変わった。

台風24号で米軍が弾き出している進路予想図は
9月29日から10月1日にかけて日本列島に上陸して
のちに北東方向に縦に横断している状態だ

なお、しつこい様だが米軍の進路予想図や
警告文は全てUTC( 世界標準時 )の表記なので
プラス9時間を加えてJST( 日本標準時 )へ
修正を加えてやる必要がある。

米軍の進路予想図の3つの円の見方に付いては、
ざっと以下の一覧にまとめたのでご参考までに。↓

  • 外側の赤円:34ノット( 17.476m/s )
  • 内側の赤円:50ノット( 25.7m/s )
  • 中心の青点:64ノット( 32.896m/s )( 無いものはトロピカルストーム )

さらに、一番外側の青い網目の表示は「 暴風警戒域 」を表しているものと思われる。

次章では、米軍が公開している進路予想図の
警告文の日本語訳から、今後の台風24号の
今後の動きを見ていきたい。

台風24号の米軍の33回目の警告文の日本語訳

 台風24号の米軍の警告文も33回目まで出されている。↓

trami

27日の85ノット( 43.35m/s )から
また勢力が発達し、29日の午後9時( JST )
にピークの110ノット( 56.1m/s )に。

27日の予報では沖縄県の嘉手納飛行場に
92.6キロ圏内まで最接近する29日の午後3時
( JST )前後には、最大風速が56.1m/s
という「 猛烈な勢力を維持 」している予報。

30日、日曜日の午後10時には京都府の
米軍通信所から約90.7キロ圏内に到達する。

9月26日、水曜日の午後9時時点の存在場所
【 POSITION 】は緯度【 北緯 】が、21.3°Nで
経度【 東経 】が129.2°Eの位置なので、
24号チャーミーの位置をGoogle地図で示す。↓

沖縄本島の南端、糸満市の荒崎までの距離は
約553キロ南南東の位置の海の上だ。

また、移動の方角【 DEGREES 】は360°
なので、北に向かって進んでいる事が分かる。

ただし、26日PM9時時点の移動方向なので
今後、米軍の進路予想図どおりならば北東の
方角に向かって変わる可能性が高いということだ。

英文トップの表記が「 SUPER TYPHOON 」と
なっているが、米軍基準の4段階の強さの内の
最高ランクで、詳しい数値等は以下の別記事で。↓

移動速度【 MOVING 】は3ノットなので、
時速に直すと5.6キロとなるため、人が歩く
速さと同じくらいのスピードなので、
かなり遅い進行速度になっている。

台風24号の最接近地点の距離と日時( JST )を
主要な場所のみピックアップして一覧表に整理した。↓

米軍合同台風警報センターが示す台風24号の最接近地点の一覧
CPA_TO:最接近点の場所 最接近点場所の住所地 最接近地点からの距離:NM( Kmに換算 ) DTG:日時( JST変換 )
硫黄島通信所( 小笠原諸島 ) 東京都小笠原村
父島基地( 小笠原諸島 ) 東京都父島列島
沖大東島射爆撃場 沖縄県島尻郡北大東村 379.7キロ 9月27日・木曜日:午前11時
嘉手納飛行場( _A.B ) 沖縄県中頭郡嘉手納町および沖縄市中頭郡北谷町 92.6キロ 29日・土曜日:午後3時
佐世保基地 ( アメリカ海軍 ) 長崎県佐世保市立神町 233.3Km 30日・日曜日:午前11時
米海兵隊岩国航空基地 山口県岩国市車町3丁目9 155.6Km 30日・日曜日:午後4時
R2RS米陸軍経ヶ岬通信所 京都府京丹後市丹後町袖志 90.7Km 30日・日曜日:午後10時

むろん、今後も米軍の最新情報は更新されるので
その都度、最接近地点までの距離や到達時間も
変わってくるので、本稿内でも上書きしていく。

だいたい台風の進む移動スピードが遅いと
方向転換の節目だと言われているので、
いま現在の進行ルートには注意が必要だ。

繰り返すが上記の数値は今後も最新情報が
更新される度に変化し続けるので、
常にチェックが必要になってくる。

気象庁の台風予報と米軍の最新情報を比べる

 日本の気象庁でも2018年の台風24号が
チャーミーとして正式に予報が出されている。↓

trami

気象庁公式ホームページ「 台風24号チャーミー 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/index.html ]を
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。

さっそく気象庁が出している予報から
台風24号の存在位置と米軍の進路予想図を
比べてみたのだが、ほとんど同じ方角だ。

しかも、9月30日の日曜日の午後9時には完全に
近畿地方に上陸する進路予想図になっている。

< 30日09時の予報 >
強さ – 非常に強い
存在地域:九州の南

予報円の中心位置
北緯 30度00分( 30.0度 )
東経 130度05分( 130.1度 )

進行方向、速さ:北東 25km/h( 14kt )
中心気圧:940hPa
中心付近の最大風速:45m/s( 90kt )
最大瞬間風速:65m/s( 130kt )
予報円の半径:410km( 220NM )
暴風警戒域・全域:650km( 350NM )

【 引用ここまで↑出典:気象庁 】

9月30日の午前9時時点の予想位置になるが、
以下に台風24号の30日:日曜日の存在場所を示す。↓

鹿児島県の南端、肝属郡南大隅町佐多馬籠
佐多岬からの距離が約123キロ南南西の
東シナ海の海上にいる。

上のGoogle地図の場所から一気に加速して
九州地方から四国、近畿地方へと接近する。

中心気圧は940ヘクトパスカルだが、最大風速は
28日までの、秒速50m/sよりは弱まっている予報だ。

ちなみに台風の強さは中心気圧のみで
決まるのではなく、最大風速も加味されて
決められるので、最大風速がの予報数値が
45m/sとなっている時点で「 非常に強い
勢力の台風24号と、みなされるのである。

そして気になるのが、風速のみで無く
暴風警戒域が全域で650km( 350NM )に
広がっている大型の台風であることだ。

Earth気流で台風24号の現在地を確認

 Earth気流は、GFSを利用したnullschoolが
提供している情報で台風の動きが視認できる。↓

2018年9月27日の午前9時現在の台風24号の
位置は北緯が21.61°Nで、東経が129.00°Eとなり
Google地図で示すと、以下の場所になる。↓

沖縄県の南東、糸満市の荒崎から約514キロ
南南東の海上に位置している状況である。

気象庁の進路予想図も大体、米軍の
進行方向の予想図と一致しているが、
刻一刻と日本列島に近づきつつ有る。

10日先の進路予想図が見れるWindyty

 いつもなら、ECMWFヨーロッパ中期予報センターの
進路予想図を、紹介させて頂いて米軍の進路予想図と
比較するのだが、今日は好評なサイトから
台風の動きをシェアをさせて頂く事にした。

上記のサイトがヨーロッパ中期予報センターの
気象データを元にして作成されている
「 Windyty 」というサービスだ。

上の埋め込み画像では、下の白いスライダーバーを
クリックかタップで動かして、10月6日まで
台風24号の進路を読み取ることが出来る

再生ボタンを押せば自動再生も、してくれる

おそらく読みは「 ウィンデティ 」で
間違いないと思われるが、30日の日曜日には
九州地方南の海上に接近する予報に変わった。

Windytyの公式アプリも有るので、ぜひ!↓

上↑が、iPhoneなどに対応のApp Storeで
下が、スマホ対応のGoogle Playのアプリだ。↓

データソースはECMWFだと先にも述べたが
実は微妙に違うらしいと言われている。

本家本元のヨーロッパ中期予報センターの
予報も世界最高峰の精度だと言われているが
さすがに10日先までの予想進路図となると、
前回の台風22号の予報からはコースがズレた。↓

前々回の日本への接近が危ぶまれた台風22号は
言い方は悪いが、うまい具合に西の方角に逸れて
日本には向かわなかったが、フィリピンに上陸した。↓

その後、発生した台風23号は日本への直接的な影響は
ほぼ皆無の状態でベトナムの大陸に上陸して行った。↓

ただし10日間予報であっても、的中した進路予想図を
予報していたのが四国、近畿地方に上陸した
台風21号のECMWFの予報ルートであった。↓

本章のWindytyの台風24号の進路予想図は、
以前は台湾に一直線に向かう進行ルートを示していた。

ところが、25日になってから米軍や気象庁が
日本列島に向かう東寄りの移動コースに変化が
見られ始めると、Windytyでも以前と同じ30日に
日本列島の九州地方から本州の近畿地方まで
一気に駆け抜ける進路予想図を示してきたのだ。

しかも、10月に入ってからは勢力が弱まるものの
台風21号が通った進路と同じ様に本州上陸の
可能性も示唆する画像を示しているのだが…

米軍を含めた7つの台風24号の進路予想図

 さて、いままでは米海軍が公開している
気象データを基に日本の気象庁やヨーロッパの
中期予報センターが発信している台風24号の
進路予想図をシェアさせて頂いたが、これら
を含めた6ヶ国、計7ヶ所の予報センターの
最新情報を一括して見られる便利なサイトが有る。

上記の台風情報センター7ヶ所の、まとめサイトが
「 Integrated Multi-Agency Tropical Cyclone Forecast 」だ。↓

trami

【 引用ここまで↑出典:Multi-Agency Tropical Cyclone Forecast 】

上の引用画像では本稿で、ご紹介させて頂いた
米軍( JTWC )や気象庁( JMA )の他に中国や
韓国およびフィリピンの気象データに基づく、合計
7ヶ所分の台風の進路予想図が、まとめて見れる。↓

  • 香港気象台( 中華人民共和国香港特別行政区:HKO )
  • 米軍合同台風警報センター( アメリカ合衆国:JTWC )
  • 気象庁( 日本:JMA )
  • 中国気象局( 中華人民共和国:NMC )
  • 台湾交通部中央気象局( 中華民国:CWB )
  • 大韓民国気象庁( 韓国:KMA )
  • フィリピン待機地球物理天文局( PAGASA )

個々の台風24号の進行ルート図の
細かい部分までは見づらいかもだが、おおよそ
固まっていて大きなズレが無いことが見て取れる。

米軍( JTWC )の進路予想図を含めた全ての台風24号の
進行方向が日本列島・本州に上陸後、横断している

つまり基本的な進行方向が、米軍( JTWC )を含めたどの気象データも一様に、9月29日から10月1日にかけて日本列島を南東方向に横断する進路予想図に変化してしまったのだ。

台風24号の和歌山県のライブカメラ映像

 ウェザーニュースでも台風24号の最新動画が
出されているので、シェアさせて頂く。↓

進路予想は沖縄県を横断後、日本列島の方角に向かい
本州を縦断するという予報になっている。

さらに台風情報のリアルタイム配信動画でも、
和歌山県に設置されている今現在の
ライブカメラ映像を配信している↓

気象予報士の説明では、タイミングの悪い事に
東側の太平洋高気圧と北側の偏西風に挟まれる
形で沿うように、台風24号が日本列島の方角に
向かう事になっていると原理を説明されている。

台風24号のTwitterでの最新情報を確認

 ウェザーニューズの公式ツイッターアカウントでも
台風24号の最新情報をツイートしている。↓

9月中に24号が発生したのは実に24年ぶり
だというが、30日・日曜日の天気予報は以下の通り。↓

ツイッターの台風に関する最新情報も、
当然、随時更新されていくので本稿でも
書き換えを心がけて行く所存だ。

週間天気予報図を見ても、当然ながら
台風24号が通過する地方の天気は暴風雨だ

台風24号の米軍1回目の警告と進路予想図

 2018年9月21日の未明に、米軍の合同台風警報センター
( JTWC )から台風24号チャーミー[ trami ]の
警告#1の進路予想図が公開されている。↓

trami

米海軍が公開している進路予想図では、
9月21日の午前3時にはマリアナ諸島のグアム島
付近に、たまごの状態でいるが徐々に勢力を
拡大しながら西寄りに進行し沖縄県に近づく

 まずは、米軍の合同台風警報センターが公表
している2018年の台風24号チャーミーの初回の
警告文#1から見ていきたい。↓

trami

日本標準時に直して、9月21日の金曜日の
午前3時の存在位置は、北緯( 緯度 )が13.8度
東経( 経度 )が145.1度なので、地図で表す。↓

沖縄県嘉手納基地までの距離を測ると、
約2,282キロ南東のグアム島とマリアナ諸島の
辺りに存在しているが最大風力は25ノットと弱い。

25ノットを秒速( 稼ぐ方の意味ではない )に
変換すると、12.75m/sで気象庁が台風と定める
17m/sにも満たない勢力の大きさである。

だが、問題は沖縄県への進路予想図に
示されている26日の午前3時の時点の風速が
130ノット、66.3m/sまで成長する予報が
米軍の警告文に記されている点が心配なのだ。

警告文にも示して有る様に、26日の午前3時時点の
台風24号の存在位置は嘉手納基地から約609.3キロ、
沖大東島から約450キロの圏内にある予報だ。

移動( MOVING )の方角( DEGREES )は
320°なので、北北西の337.5°と北西の315.0°
の中間の方向に向かって進んでいる意味だ。

速度は8ノットなので時速14.8キロと
ママチャリが進むスピードで進行している
という警告文の内容だが今後も変わっていく。

米軍の英文の初回警告の表示が「 トロピカルストーム 」
になっているのは、64ノット( 28m/s )以上が
タイフーンとなる規定に倣( なら )っているからだ。

“台風24号の米軍の進路予想図2018年版” への4件のフィードバック

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