大型の台風2号2023米軍JTWCヨーロッパ気象庁の進路予想図

米軍JTWCによる台風2号の進路予想図

上図は米軍JTWCによる2023年6月1日の午前3時（ Z世界協定時=JST日本標準時に修正 ）時点の最新の衛星画像になります。

すでに衰退期に入っている台風2号の目の中心が潰（ つぶ ）れかかっているのが分かりますよね。

6月1日（ 木曜日 ）現在の最新情報では、すでに衰退しつつある台風2号マーワーですが依然として「 強い勢力 」を維持した状態で、1日の午後9時には最大風速33.41m/s（ 65KTS ）で沖縄県の先島諸島に最接近する進路予想が発表されています。

偏西風の影響で、すでに転向が行われており、北上していた台風2号が東よりに進路を変えて南西諸島および九州地方のある北東方向へ進む進路予想となっています。

そして6月2日の午後9時には28.27m/sにまで衰退しながらも、沖縄本島に向かって最接近する予報です。

さらに6月1日（ 木曜日 ）現在の最新情報（ 上図 ）では沖縄地方を通過した後に北東方向に進み、日本列島の本州の南の海上（ 太平洋 ）を北東方向へ向かって進む進路予想が発表されています。

以下の画像が、6月3日現在のJTWCによる台風2号の進路予想図となります。↓

不幸中の幸いにも日本列島に最接近後に上陸する進路予想なのが救いではありますが、今後は少し変わる可能性もあるので、まだまだ油断は出来ませんね。

ヨーロッパ中期予報センターECMWFの進路予想

　ヨーロッパ中期予報センターECMWFによる6月3日の午前0時には、衰退しながらも四国地方の南の海上を北東方向へ進む進路予想です。

　5月31日（ 水曜日 ）進路予想図では、沖縄県の先島諸島に最接近する台風2号の等圧線が予報されています。

その後6月2日の午前12時の進路予想では、沖縄本島を通過していく台風2号の進路予想図が描かれていますね。

WindyのECMWFモードでは、日本列島の南の海上を北東方向へ進む進路予想が描かれています。

日本の気象庁JMAの台風2号の進路予想の予報円

　気象庁の最新情報（ 2023年5月31日0時50分発表 ）では、台風2号が6月4日の午後9時には日本列島の南の海上を北東方向へ向かって進む進路が予想されています。

5月31日の午前0時の実況では強い勢力に衰退しながら、沖縄の南の海上を北へ、ゆっくりと進んでいます。

5月31日から6月2日にかけて暴風域に入る沖縄県

　上図が台風2号が今後、暴風域に入る確率を表した気象庁による予報画像です。

本日31日の午後9時からから6月2日の午後9時にかけて、沖縄地方の先島諸島から沖縄本島を含む南西諸島が、70%から100%の確率で暴風域に入る予想となっていますね。

Windyによる台風2号マーワーの進路予想

　Windy（ ウィンディ ）の進路予想では、アメリカ海洋大気庁noaaの気象モデルをベースとしたGFSモードおよびECMWFモード、さらにはドイツ気象局のアイコンモードいずれも沖縄地方を通過後に、日本列島の本州へ向かって北東方向へ進む進路予想が描かれています。

ただし、いずれも上陸する進路予想ではありません。

上の画像はWindy GFSモードの6月5日（ 月曜日 ）の台風2号の予想位置ですが、日本列島の南の海上を北東方向へ進む進路予想が描かれています。

世界7つの気象機関による台風2号の進路予想の比較図

　上の引用画像は、統合マルチエージェンシー（ Multi-Agency TC Forecast ）多機関熱帯低気圧予報（ 西北太平洋および南シナ海 ）による、台風2号マーワー（ Mawar ）の進路予想の比較図です。

6つの気象機関の進路予想を比較した画像では、6月2日の午前9時ごろ（ 48時間後/UTC=日本標準時のJSTに修正 ）までに進行方向を北よりから北東方向へ変えて沖縄本島を通過する、ほとんど一致した進路予想を弾き出しています。

台風2号マーワー（ MAWAR ）の名前の意味は薔薇

　台風2号マーワー（ mawar ）の名前の意味は植物の薔薇（ バラ ）で、命名国はマレーシアです。

台風委員会の134番目に登録されていますよ。

6月3日( 土曜日 )の午後3時に、台風2号は伊豆諸島の近海で温帯低気圧に変わりました。

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