2020年の8月18日の午前9時に台風7号ヒーゴス[ higos ]が発生した!
20日の朝9時ごろには上陸した中国大陸の南部( 華南 )で熱帯低気圧に減衰後、消滅する見通しだ。
【 本稿の記事ページの目次 】
台風7号2020年の米軍JTWCの進路予想図
上の画像は、令和2年8月18日の午前12時時点のアメリカ軍の台風合同警報センターの進路予想図だ。
下が米軍の最新の衛星画像で、18日の午後2時45分現在の位置を写している。
20日の午前9時に10.28m/sに減衰しながら中国大陸に上陸してベトナム方面に進む。
上のGoogleマップは、18日の午前9時時点の台風7号の現在地点だが、沖縄県の糸満市の西端から約1,300キロ西南西の位置にある。
日本への直接的な影響はない。
最初に、たまごとなる熱帯低気圧が太平洋上に現れたが、いったん消えている。
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2020年の台風7号たまごJTWC進路予想図
上の画像は台風7号ヒーゴスの進路だが、太平洋上を西進して沖縄県に向かっている。
令和2年8月10日の午後9時の最大風速15.42m/s( 30ノット )よりも発達しないまま、衰退へ向かう。
たまごは太平洋上で、いったん消滅した後に再び南シナ海で発生して台風7号となった。
米軍JTWCのテキスト警告文の内容を翻訳
次に、米軍JTWCが5回目に発行した台風7号たまごの警告文の内容を以下に。↓
上の警告文でも、強い台風には発達しない予報となっている。
移動( Moving )の方角( Degrees )は275°なので、ほぼ真西の方向。
8月10日の午後9時時点の座標位置は北緯26.3°N、東経144.1°の場所だ。
沖縄県の東端、国頭郡国頭村から1,568.99km( 974.92マイル )東の海上にある。
また、移動のスピードは約20キロなので自転車と同じくらいの速さだ。
さらに詳しい米軍TCテキスト警告文の日本語訳の見方は、以下の記事から。↓
台風7号の最新情報を常時更新するWindy
台風7号の接近にともなって、気になるのが雨などの天気予報だ。
上のアニメーション画像「 ウィンディ 」は、自動更新機能が付いているので、常に最新の天気情報がリアルタイムで確認できる。
台風情報もヨーロッパ中期予報センターの気象情報を元に生成されるECMWFモードで表示されているので、ブックマークされると良い。
それにしても最近は、ヨーロッパ中期予報センターの方は最新情報が、あまり出てこなくなった。
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気象庁の進路予報図も中国の華南へ上陸
気象庁公式HP「 台風経路図/台風第7号 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/2007.html ]を、「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
気象庁JMAの予報でも、8月20日の午後3時に熱帯低気圧に減衰しながら中国大陸に上陸して華南( 中国南部の意味 )へと向かう進路が想定されている。↓
上のGoogleマップの位置は、北緯23度05分( 23.1度 )東経104度40分( 104.7度 )で、中国とベトナムの国境付近だ。
実は気象庁も米軍JTWC同様に一旦は、太平洋上の熱帯低気圧の発生を予報していた。
気象庁公式HP「 台風情報/熱帯低気圧c 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/c.html ]を、「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
12日の午前3時の予報では、最大風速が18m/sなので、ギリギリ台風の規定値に達する見通しになっている。
予報円の中心/北緯27度05分(27.1度)東経138度05分(138.1度)
進行方向、速さ/西20km/h(10kt)
中心気圧1004hPa/中心付近の最大風速18m/s(35kt)
中心気圧も、1,000ヘクトパスカル( hpa )を下回っていない。
気象庁の気象データの引用から、12日のAM3時の7号たまごの位置をGoogleマップで表示させる。↓
和歌山県東牟婁郡串本町潮岬の本州最南端の碑から、739.40km( 459.44マイル )南南東のフィリピン海の海上に来る予報だ。
気象庁の予報でも、強い勢力の台風には成長しない。
台風7号ヒーゴスの名前の意味はいちじく
台風7号ヒーゴス[ higos ]の名前の意味は、チャモロ語で「 いちじく 」だ。
命名国は、アメリカ合衆国で台風委員会の69番目に登録されている。
69/米国/Higos/ヒーゴス/いちじく
それにしても台風7号は、まだ発生しておらず卵である熱帯低気圧の段階だ。
ようやく台風5号チャンミーが米軍で最終警告となったが、台風6号メーカラーとあわせて、3つもの台風が北西太平洋の海域で同時に発生している。
2020年の7月は観測史上初の発生0個だったのに、8月は台風ラッシュが来るのだろうか?
2019年2018年の台風7号の発生日と経路
2020年8月12日の午後4時前の段階では、まだ台風7号は発生していない。
昨年の2019年の台風7号ウィパー[ wipha ]は7月31日に発生している。
気象庁公式HP「 台風経路図・平成31年/令和元年( 2019年 )第7号 」[ https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/bstv2019.html ]を、「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
熱帯低気圧の出現は前日の30日の午前9時だったが、場所はフィリピンの西側の南シナ海だったが詳細は別記事で。↓
さらに米軍JTWCとヨーロッパECMWFの進路予想図の詳細記事。↓
さらに一昨年2018年の台風7号プラピルーンの気象庁の経路図を以下に。↓
気象庁公式HP「 台風経路図・平成30年( 2018年 )第7号( 接近 ) 」[ https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/bstv2018.html ]を、「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成。
2018年6月28日の午前9時に熱帯低気圧が発生したが、いったん消滅した。
さらに詳しい記事は以下のリンクから。↓
気象庁で定義付けられている台風の最大風速は、およそ17m/s( 34ノット風力8 )以上なので、2018年6月29日の午前9時に7号が発生している。
最終的に2020年の台風7号が発生したのは、18日の午前9時ごろ。