2020年の台風18号モラヴェ[ molave ]が、10月25日の午前3時に発生した!
【 本稿の記事ページの目次 】
米軍JTWCがTCFA最終警告で卵の発生なし
https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.htmlは、衛星画像で、TD20WなるTropical Cyclone Formation Alert( 熱帯低気圧発生注意情報 )を出していた。
が、2020年10月21日の午後11時15分に「 最終警告 」なるfinal warningを発行。
硫黄島の西付近でHIGHレベルの熱帯擾乱( 気流の乱れ )が有ったが、結果的に台風18号は発生しなかった。
以下が米軍が発行したTD( 熱帯低気圧 )20Wの最終警告文だが、気象庁からは熱帯低気圧の発生情報は発表されていない。
熱帯低気圧の前身である熱帯擾乱の存在位置は北緯が24.1°N、東経が139.4°Eと硫黄島( ☆印 )から約208.24km( 129.40マイル )西南西のフィリピン海にある。
最終警告ということは、これ以上は発達しないので、まだ台風18号は発生していない。
今回はキャンセルではなく最終警告なので対流の乱れは存在したことになる。
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ヨーロッパ予報は28日に南シナ海に存在
次に、ヨーロッパ中期予報センターの最新情報で10月28日の午後9時の進路予想図を見て頂きたい。
ヨーロッパECMWFの気圧配置図では、南シナ海上に等圧線のクッキリした風速を表す色の濃い台風18号らしき予報円が見える。
しかしながら、ヨーロッパ中期予報センターの気象データを基に生成されるWindyのECMWFモードでも、28日には同じ場所に等圧線が確認できる。↓
気象庁の予報では29日にベトナムに上陸
気象庁公式ホームページ「 台風経路図/熱帯低気圧b 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/b.html]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
熱帯低気圧bの進路予想図では、29日の午前9時にベトナムに強い勢力の台風が上陸する見通しになっている。
気象庁公式ホームページ「 天気図( 実況・予想 )/アジア太平洋域/10月23日21:00 」[ https://www.jma.go.jp/jp/g3/asia_c.html ]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
気象庁の天気図では、23日の午後9時の時点でフィリピン海に1,008hpaの低圧部が発生している。
しかし、これが今後台風18号の、たまごになるかは分からない。
22日現在、気象庁から熱帯低気圧の発生は発表されていない。
2019年の台風18号たまご発生はいつか
1961年9月16日の午前9時過ぎに高知県室戸岬の西で925hpaと、上陸時の中心気圧では日本の歴代1位の最強台風が、その名も恐怖の「 第2室戸台風 」18号ナンシーだった。
9月6日の午後9時に発生した第二室戸台風の、たまごの位置は北緯7.1°N、東経173.0°Eで、マーシャル諸島の東部で発生した。
昨年2019年9月28日に発生した台風18号はミートクだったが、たまごの熱帯低気圧は9月24日の午後9時に発生している。
2020年の台風18号たまごの発生がいつになるかは、まだ分からない。
台風18号モラヴェの意味は木の名前
80/フィリピン/Molave/モラヴェ/木の名前
台風18号モラヴェの意味は「 木の名前 」で、命名国はラオスだ。
木の名前の台風は2020年のUターン台風チャンホン14号と同じである。
一瞬、欽ドコ女性3人組ユニットの「 わらべ 」を思い浮かべてしまうが、まったく関係ない。
台風シーズンは毎年10月の半ばまでと言え、11月にも発生はするので、まだまだ油断は出来ない。