台風18号2019年の米軍JTWCとヨーロッパ予報の進路予想図

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台風18号2019年の米軍JTWCとヨーロッパ予報の進路予想図

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mitag

 2019年9月28日に台風18号ミートク[ mitag ]が発生したので、米軍JTWCと
ヨーロッパ中期予報センターおよび気象庁の進路予想図を分かりやすく解説する!

気象庁の発表では、減衰した台風第18号は10月3日の午後3時に日本海の海上で
温帯低気圧に変わり、さらに東北東の方面に進むと予報されている。

【 本稿の記事ページの目次 】

 1. 米軍JTWCの進路予想図で非常に強い台風に成長!

 2. アメリカ海軍の9月28日の警告文#4の最新情報は

 3. 台風18号のヨーロッパ進路予想図が大幅に変動!

 4. 9月30日のヨーロッパの台風18号の予想位置

 5. 10月1日のECMWF予報では成長しながら日本へ

 6. 10月2日に強い台風18号は中国の上海に最接近

 7. 10月3日の台風18号は韓国に上陸する進路予想図

 8. 10月4日のヨーロッパ予報は日本海を北上する

 9. 10月5日の台風18号は北海道地方に上陸の進路

 10. 10月6日の台風18号はオホーツク海に抜けていく

 11. 気象庁の発表で9月28日に台風18号が発生の予報

 12. EARTH気流で見る台風18号の卵の現在位置は

 13. 統合多機関7つの熱帯低気圧予報の進路予想図

 14. 自動更新機能の台風18号の進路予想図Windy

米軍JTWCの進路予想図で非常に強い台風に成長!

 次に台風18号ミートク[ mitag ]の米軍JTWC合同台風警報センターの衛星画像。

米軍JTWC Tropical Warnings熱帯警告 」より引用↓

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【 引用ここまで↑出典:Official U.S. Navy Website 】

上の米軍ABPW( abbreviated pacific western
北西太平洋の縮図 )の衛星画像では台風の熱帯低気圧の前身である熱帯撹乱
91W 」が発生した情報が「 TS91 」の台風に変わったと更新された!

沖縄県に最も接近する10月1日の火曜日の午前9時時点では51.4m/s
( 100KTS )と「 非常に強い 」台風に成長する
進路予想図だ!

発達した台風18号は強い勢力を保ったまま、九州地方の北部を抜けて日本海へを北上する。

台風18号の前身である熱帯低気圧は北マリアナ諸島のグアム島の南で発生した。

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アメリカ海軍の9月28日の警告文#4の最新情報は

 では、米軍JTWCから9月28日の午前12時に発行されたトロピカル・ストームの
午前9時( JST換算 )時点の最新のテキスト情報の警告文から見ていきたい。

Tropical Storm 19W( Mitag )警告#04 28/0300Zに発行 」より引用↓

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【 引用ここまで↑出典:米軍合同台風警報センター 】

上の引用文から、台風18号ミートクの移動の方角は、300°なので、西北西の方向だ。

速度は時速42.5キロなので、ロードバイクと同じ位の早い速さで進んでいる。

9月28日の午前9時現在の座標位置は北緯16.1°N、東経132.2°E付近であると
記述があるので、さっそくGoogle地図でその場所を表す。↓

沖縄県糸満市の南端から 1,203.97km( 748.11マイル )南東のフィリピン海の海域に存在している。

沖縄県に最も近づく10月1日の午前9時の予想位置に来ている時の強さが100ノットと、最大風速が秒速51.4m/sメートル秒と、「 非常に強い 」。

さらに九州地方に最も接近する10月2日には、じゃっかん勢力が弱まるものの最大風速が
毎秒43.69m/sメートル秒と「 非常に強い 」勢力を維持しながら日本海に抜けていく。

台風18号のヨーロッパ進路予想図が大幅に変動!

 次章以降で詳しく述べるが、24日の午後9時のヨーロッパ中期予報センターの
進路予想図では、10月1日の午前9時( JST日本標準時に修正 )時点に最も強い勢力に発達した台風18号が中国の温州市に最接近している。

さらに10月3日の午前9時には、韓国に上陸寸前かという予想位置だ。

9月30日のヨーロッパの台風18号の予想位置

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【 引用ここまで↑出典:ヨーロッパ中期予報センターECMWF 】

30日になると台風18号の強さが増しているが、最大風速は33m/s前後の強い勢力の状態だ。

10月1日のECMWF予報では成長しながら日本へ

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 2019年10月に入り、1日の午後9時時点の台風18号の進路予想図は
最大風速の強さが台風の基準値を超えて、石垣島などのある先島諸島および
沖縄県に最接近して、なおも北東方向の日本列島に向かっている状態だ。

さらに勢力も強まり等圧線もクッキリ見えて最大風速と表す色も「 強い 」階級の台風に発達している。

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10月2日に強い台風18号は中国の上海に最接近

 10月2日に入り台風18号は、じゃっかん勢力が弱まりつつも中国大陸の上海市から東に約9キロしか離れていない東シナ海の海上にまで最接近する進路予想図だ。

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上のヨーロッパ中期予報センターの進路予想図の台風18号の座標は北緯が30.83°N、
東経が122.05°Eとなり、長崎県平戸市野子町の本土最西端の道から
736.00km( 457.33マイル )西南西の東シナ海の海上にある。

10月3日の台風18号は韓国に上陸する進路予想図

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10月3日の午前9時( JST日本標準時 )時点の台風18号の予想位置は
韓国に上陸している存在位置を示しているが、前回の予報とは大きく場所が変わった。

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 以前の10月3日の台風18号の予想位置は北緯が34.08°N、東経が136.03°Eで
Googleマップで確認すると、近畿地方の奈良県に上陸する進路予想図だったが
更新情報では北緯35.52°N、東経が125.8°Eと大きく外回りのルートに変化した。↓

以前のヨーロッパ中期予報センターの予想位置は、3日の午後9時時点に
奈良県吉野郡上北山村大字白川の山中、貯水池の脇に上陸していたが、
米軍JTWCや日本の気象庁の進路予想図と同じに日本本土には上陸せず、
日本海側を北上するルートを辿る経路に、大きな変動があった。

韓国の全羅北道扶安郡ビョンサンミョン格浦里の公園の西端から
60.54km( 37.61マイル )西側の黄海の海上の予想位置になる。

ただし台風の勢力は弱まっていおり、強い階級から減衰し始めている。

10月4日のヨーロッパ予報は日本海を北上する

 10月4日の台風18号のヨーロッパ予報の進路予想図は、勢力を弱めながらも日本海を北上する。

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色分けされた最大風速を見ると、強い階級の台風ではなくなりつつ有る。

当初の経路図は近畿地方に上陸のルートであったが、かなり大回りな進路予想図に変更された。

10月5日の台風18号は北海道地方に上陸の進路

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 10月5日のヨーロッパECMWFの進路予想図は予報円の中心が北海道地方に上陸するルートを示す。

日本海を北上中に勢力を衰退したはずだが、なぜか「 強い 」階級の深緑色を示している。

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10月6日の台風18号はオホーツク海に抜けていく

 台風18号のヨーロッパ予報は、北海道を縦断してオホーツク海に抜けていく経路だ。

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なので、ヨーロッパ予報では6日になって台風18号が抜けることになる。

気象庁の発表で9月28日に台風18号が発生の予報

 では次に日本の気象庁から発表されている、台風18号の最新情報で進路予想図。↓

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気象庁公式ホームページ「 台風経路図 」[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1918.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

気象庁では台風の卵である熱帯低気圧aから発生した18号の予報を28日に発表し、
今後は北西方向に向かう進路予想図を公開している。

ちなみに気象庁の白い予報円が、日にちが経つごとに大きくなっていくのは
台風が大きくなっていくからではなく、予報円の進路に「 ブレ幅 」が出るため。

さらに気象庁JMAが発表していた、9月26日時点の台風18号の卵があった
フィリピン海付近の海面水温は、いずれも30℃以上の高い水温を表していて、
台風が発達する条件の26.5℃以上を保っている状態となっていた。↓

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気象庁公式ホームページ「 日別海面水温 」[ https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

気象庁の予報では強い勢力に発達した台風18号が今後、暴風域を九州地方、
中国地方を巻き込みながら対馬海峡から日本海に抜ける経路図を発表している。

台風第18号( ミートク )令和元年09月29日09時50分 発表 」より引用↓

01日09時の予報/強さ 強い/存在地域 与那国島の北約330km
予報円の中心 北緯27度25分( 27.4度 )東経122度35分( 122.6度 )
進行方向、速さ 北25km/h( 14kt )
中心気圧 965hPa/中心付近の最大風速40m/s( 75kt )
最大瞬間風速55m/s(105kt)/予報円の半径170km( 90NM )/暴風警戒域 全域280km( 150NM )

【 引用ここまで↑出典:国土交通省/気象庁 】

10月1日の午前9時時点の進路予想図の座標は、27度25分( 27.4度 )
東経122度35分( 122.6度 )の進路予想図なので、Googleマップで。↓

長崎県平戸市野子町の本土とつながった最西端の道の西端から912.35km( 566.91マイル )南西の東シナ海の海上にある。

1日の午後9時時点の中心の気圧は965hPaヘクトパスカルで、最大風速は
秒速40m/sメートル秒( 75ノット )なので強い階級の台風である。

EARTH気流で見る台風18号の卵の位置は

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【 引用ここまで↑出典:Global Climate Strike/EARTH 】

上の画像の位置からは、じゃっかんズレるがEARTH気流で2019年9月27日
午後6時現在の台風18号ミートク[ mitag ]の卵の場所を表している。

北緯14.53°N,137.58°Eの位置で、Googleマップでの場所。↓

先島諸島の宮古島の南端から 1,776.01km( 1,103.56マイル )南東の海上にある。

付近の海域の海面水温は29.4℃なので、気象庁と同様に高い数値を示し、
台風に成長しやすい環境が整っている状態であることが分かる。

統合多機関7つの熱帯低気圧予報の進路予想図

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【 引用ここまで↑出典:Integrated Multi-Agency Tropical Cyclone Forecast 】

米軍JTWC、日本の気象庁の気象データを含む7つの統合多機関熱帯低気圧予報
( Multi-Agency TC Forecast )では台風18号の進路予想図が、まとめて見れる。

じゃっかんの時間のズレはあるものの、7つの気象機関すべてがフィリピン海を北上し
先島諸島から東シナ海を北上し、九州北部の津島海峡から日本海へ抜けて行く経路図だ。

Multi-Agency TC Forecastには、ヨーロッパ中期予報センターの
進路予想図はないが、日本列島に上陸の可能性は低くなったと見る。

アメリカ海軍( 米軍 )気象庁を含む、統合多機関熱帯低気圧予報の7つの気象機関が
どこであるかは、当「 瓦版茨城 」の別記事にて詳しく解説している。↓

自動更新機能の台風18号の進路予想図Windy

 最後に自動更新機能が付いている台風の進路予想図Windy画像。

本稿の冒頭に貼ったヨーロッパ中期予報センターのアニメーション画像は、
今後の進路予想図が変わったら最新情報ではなくなるが、ウィンディは違う。

つねに最新の情報を提供してくれるので、重宝することうけあいだ。

ちなみにミクロネシアが命名した台風18号ミートク[ mitag ]の意味は「 女性の名前 」で、台風委員会に50番目に登録されている。

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“台風18号2019年の米軍JTWCとヨーロッパ予報の進路予想図” への2件のフィードバック

  1. のぶりん より:

    すごい詳細な情報をありがとうございます!
    10/3にソウル入りしなくていけなかったので気になってました。

    • 小松 毅鑑 より:

      のぶりんさん、こちらこそコメントを頂き、ありがとうございます。

      台風18号は、非常に強力な勢力に成長する予報が出ているので、
      これから更新される最新情報を、随時アップしてまいります。

      今後も進路予想や強さが変わるので、ご注意を頂ければと思います。

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