2021( 令和3 )年7月23日( 金曜日 )の午後9時に南鳥島近海で台風8号ニパルタック( nepartak )が発生!
7月28日の午前6時前に1951年からの統計史上で初となる、宮城県の石巻市に上陸した!
本稿では今後の台風8号の進路予想を分かりやすくカンタンに徹底解説!
【 本稿の記事ページの目次 】
米軍JTWCによる台風8号の進路予想は日本上陸
上の衛星画像は、米軍JTWCの2021年7月25日の午前3時のものです。
それでは、さっそく台風8号の進路予想図も見てまいりましょう。↓
不幸中の幸いなのか、それほど強い勢力には発達しないものの、やはり28日の午前9時には日本列島の東北地方あたりから本州へ上陸している。
上陸後の最大風速は12.85m/sに弱まっており、熱帯低気圧か温帯低気圧に衰退。
29日になると、北陸地方の新潟県のあたりから日本海側へ抜けていく進路予想に。
いかに勢力が減衰して弱まっていても上陸となると警戒が必要だ。
ヨーロッパ予報も7月28日に日本へ上陸の予想
次にヨーロッパ中期予報センターによる台風8号の進路予想図もアニメーションCG画像で見てまいりましょう。↓
やはり、ECMWFの進路予想の気圧配置図も日本列島の東北地方付近に上陸する予報になっている。↓
米軍の最新情報と同様に、勢力は弱いままの状態での上陸となる予想だが、いずれにせよ接近は間違いなさそうだ。
27日の午前9時の時点の座標位置は北緯が35.81°N、東経が142.24°Eとなり、Googleマップで表示すると以下の場所に。↓
福島県いわき市の東端、塩屋岬から173.29km( 107.68マイル )南東の太平洋上にある。
27日の午後9時には上陸する予報だが、中心気圧は1,000hpaと弱まっている。
気象庁発表の進路予想図も28日から29日に上陸
気象庁公式ホームページ「 台風第8号( 台風経路図 )」[ https://bit.ly/3j1dgTN ]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
気象庁の発表でも、やはり台風8号は弱いながらも28日の午前9時から29日の午前9時の間には日本列島の東北地方へ上陸する予報だ。
種別/台風/強さ-
存在地域/日本の東
予報円の中心/北緯35度35分( 35.6度 )東経141度50分( 141.8度 )
進行方向、速さ/西北西 25km/h( 13kt )
中心気圧/990hPa
最大風速/20m/s( 40kt )最大瞬間風速30m/s( 60kt )
予報円の半径/190km(105NM)
上の引用では、27日の午前9時の予想位置の北緯が35.6度、東経が141.8度となっている。
千葉県銚子市の東端、犬吠埼の海岸線から84.88km( 52.74マイル )ほぼ東の海上に接近している。
最大風速は最大風速23m/s( 45kt )と、強い階級の台風ではないものの、熱帯低気圧になっていない状態なので安心はできない。
26日の月曜日に太平洋側の関東および東北地方は晴れている地域が多いものの、夕方から雨が降り出して、夜は激しいザーザー降りになる可能性も。
これは、アウターバンド( outer band )と呼ばれる台風8号の外側の雲が太平洋側の陸地にかかるため。
Windy予想でも27日の午後3時に8号が上陸寸前
上のYouTube動画「 台風速報チャンネル 」は、不肖この私めがお話させて頂いています。
自動更新機能付きのWindyは、下の画面左下の△ボタンを押せば、アニメーションCG画像が再生される。↓
とくに、ご注目いただきたいのが上陸直前の27日の午後3時だ。↓
中心気圧が989hpa、周辺の最大風速17m/sとまだギリギリながらも台風の規定値を保っているので油断は出来ない。
今後も予報は、ひんぱんに変わるのでこまめに最新情報をチェックされたい。
台風8号ニパルタックの意味は有名な戦士の名前
93/ミクロネシア/Nepartak/ニパルタック/有名な戦士の名前
台風8号ニパルタック[ nepartak ]の名前の意味は「 戦士の名前 」だ。
命名国はミクロネシア連邦だが、どの戦士なのだろうか?
この言葉はもともと有名なコスラエの戦士の呼称であり、ミクロネシア連邦の言語に由来しています。
「 コスラエ 」というのは、ミクロネシア連邦の4つあるうちの一つの「 洲 」を差し、コスラエ本島といくつかの近くの島や小島が含まれる。
国際機関である台風委員会に93番目に登録されている名前だ。
このコスラエ洲に居た伝説的な戦士の名前が、「 ニパルタック 」だったのだろうか。
25日の時点では弱い階級の予報の台風8号だが、今後もガンガン変わる可能性があるので引き続き最新情報は、こまめにチェックされたい。