台風12号2019米軍ヨーロッパの進路予想図はフィリピン縦断!

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台風12号2019米軍ヨーロッパの進路予想図はフィリピン横断!

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Podul12

 フィリピン海の海上にいた熱帯低気圧が、2019年の8月27日の午前に
台風12号ポードルに発達したと、気象庁から発表があった。

米軍JTWC、ヨーロッパ中期予報センター、日本の気象庁の
予報すべてがフィリピンルソン島を縦断し、ベトナムに上陸する進路予想図を出している。

台風12号2019米軍JTWCの進路予想図は

 では、さっそく台風12号ポードルの米軍JTWCの進路予想図を。↓

Podul12

【 引用ここまで↑出典:Official U.S.Navy Website 】

上の米軍の進路予想図を居ていただいても分かるように8月27日の火曜日の午後9時に
沖縄県に一番、近い位置に進んでくるが方角は北北西の方向に進んでいる。

27日には、フィリピン・ルソン島を横断後、中国の海南省に向かい
9月1日の午前9時にはベトナム本土に向かって上陸する経路図
だ。

沖縄県に最も接近する27日の午後9時には最大風速が秒速17.99m/sとなるが、
弱い勢力の状態
なので日本に、それほど直接的な影響があるとは言えない進路予想図だ。

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台風12号2019米軍JTWCの警告文の最新情報

 では次に台風12号に対する米軍合同台風警報センターの警告文を日本語に翻訳して行きたい。

米軍Joint Typhoon Warning Center 」より引用↓

Podul12

【 引用ここまで↑出典:Naval Meteorology and Oceanography Command 】

米軍の警告文は#3まで発行されているが、日時は8月27日の午後1時
( UTC世界標準時から+9時間で、JST日本標準時に修正 )の英文テキストだ。

27日のい午前9時( JST )時点の台風12号の存在位置は、北緯14.8°N、
東経が126.0°EなのでGoogleマップで場所を確認してみる。↓

沖縄県糸満市の南端の海岸沿いから1,266.15km( 786.75マイル )
南南西のフィリピン海の海上に位置している
ことが分かる。( 黄色の☆星印は硫黄島 )

移動の方角( MOVING )は290°なので、西北西の方向に向かって20ノット( KNOT )
の速さで時速に換算すると37キロと、ロードバイク並みの、かなり早い速度で進んでいる。

いずれにしても日本列島の方角には向かって来ない進路予想図だ。[ Podul12 ]

台風12号2019ヨーロッパ予報はベトナムへ

 では次に、ECMWFヨーロッパ中期予報センターの進路予想図を。

東南アジアおよびインドネシア850hPaでの平均海面気圧と風速 」より引用↓

Podul12
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【 引用ここまで↑出典:European Centre for Medium-Range Weather Forecasts 】

上のヨーロッパ予報の進路予想図は、8月31日のものだが最大風速が33m/s前後と
ある程度の強さに発達しているものの、予想位置はベトナム上陸の手前にある。

台風12号の渦の中心点は緯度が、19.52°N、経度が107.31°Eとなっているので、
31日の土曜日の午後9時( JST )時点の予報位置をGoogle地図で表示する。↓

あくまでも31日時点の予想位置であるが、ベトナムの「 スアントゥイ国立公園 」の東端から
108.66km( 67.52マイル )南東の南シナ海の海上に進行している。

米軍JTWCの進路予想図とほぼ同じ経路だが、アメリカ軍の最新情報で8月31日の午前9時時点の
台風12号の強さは、毎秒28.27m/sなので、強い台風にまでは成長していない。

日本の気象庁JMAの台風12号の進路予想図は

 全域500kmの大型台風12号の日本の気象庁JMAの進路予想図は、どうなっているのか?

Podul12

気象庁公式ホームページ「 台風経路図・台風第12号 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/ ]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

日本の気象庁の予報も、米軍JTWCやヨーロッパ予報ECMWFと同様に
フィリピン海からフィリピンルソン島を横断して南シナ海の海南省も横断、
ベトナム本土に向かう進路予想図となっている。

28日03時の予報 強さ-存在地域 ルソン島

予報円の中心
北緯 15度55分( 15.9度 )
東経 120度30分( 120.5度 )
進行方向、速さ 西40km/h( 21kt )
中心気圧 998hPa
最大風速 18m/s( 35kt )
最大瞬間風速 25m/s( 50kt )
予報円の半径 70km( 40NM )

【 引用ここまで↑出典:気象庁 】

8月28日の水曜日の午前3時時点の位置は北緯15度55分、
東経120度30分となっているので、Googleマップで表示する。↓

完全に、フィリピン・ルソン島に上陸している状態だが、中心の気圧は998hpaヘクトパスカル、
最大風速が18m/sと勢力は弱いものの横断後、さらに成長する予報となっている。

では次に台風が発達する条件のフィリピン海周辺の海面水温の画像を。

Podul12

気象庁公式ホームページ「 台風経路図・台風第12号 」
[ https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。[ Podul12 ]

左下のピンク色の部分が台風12号が存在する場所の海域になるが、海面水温が30°C前後ある。

台風が発達する条件の水温が26.5°C以上なので、成長する要素はあることが分かる。

台風12号ポードルはフィリピン縦断後ベトナム上陸か

 では最後に動くアニメーション画像で台風12号の進路予想図を確認。↓

結果的に台風12号の進行経路は、フィリピンルソン島を横断したあと南シナ海を西北西に進み
海南省を通過して、ベトナム本土に上陸する進路予想図で一致した。

むろん今後は進路や強さが変わる可能性もあるが、日本列島に及ぼす影響は大きくはない。

ちなみに、台風12号ポードルの意味は、北朝鮮で「 柳 」であるという。

台風による猛烈な風に煽られても「 しなやかに折れず 」という願いからなのか?

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