台風の進路予想の最新情報がメインのブログです
2018年は台風が猛威を振るった、当たり年に
なってしまいつつも10月に入り、なりを潜めていたが…
台風26号イートゥー【 民話の玉兎 】が21日になって発生し
米軍の合同台風警報センター【 JTWC 】が警告を発している。
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【 当記事ページの目次 】
「 マッデン・ジュリアン振動 」と呼ばれる
対流活動が活発化しなくなったから、台風が
発生しなくなったのだな、と思ってはいたが
遂に大きな勢力に発達が予想される台風26号
イートゥー[ yutu ]が発生した。
米軍JTWC合同台風警報センターの30回目の警告!↓
台風26号は今後、西寄りに進みフィリピン・ルソン島を
横断した後、方向転換し北上する米軍JTWCの進路予想図に
変わったので、今後の動きには注意が必要だ。
上の米軍の台風26号の進路予想図の見方で、
予報円の数値にも規定が有るので一覧で示す。↓
また、米軍の呼び名も風の強さ( KNTノット )で
それぞれ分かれていて、64ノット( 32.8m/s )以下が
トロピカルストーム、それ以上がタイフーンと呼ぶ。
次章では英語のテキスト説明文も添付するので。
参考までに、気象庁が採用している3段階の
台風の階級の数値表を以下に示すので。↓
「 猛烈な 」強さを持つ台風に成長した
ピークは過ぎ去り、勢力も弱まった状態だが
今だに「 非常に強い 」勢力を維持している。
気象庁では22日の月曜日の時点で、
まだ「 熱帯低気圧a 」と位置づけていたが、
23日になって、台風26号に昇格している。
アメリカ米軍のJTWC台風合同警報センターは、
台風26号の進路予想図と一緒に英文の説明文も、
添付して最新情報を公開している。【 警告#30 】
さっそく、日本語に翻訳しながら今後の
台風26合の進路予想図の説明を、させて頂く。
まずもって、2018年10月30日の午前3時の
台風26号の位置【 POSITION 】だが、北緯
( 緯度 )が16.8°Nで、東経( 経度 )が
123.0°Eとなるので、Google地図で表示する。↓
日本からは距離が、かなり離れている場所で
沖縄県の南端、糸満市から約1,144キロ南南西の海上にある。
フィリピン・ルソン島から60キロ東の海上に
あるので、30日の午前中には上陸の可能性が!
【 DEGREES 】進行の方角は275°なので、
ほぼ西の方角に進んでいる意味になる。
だいたい台風が発生して北マリアナ諸島付近に
居るときは毎回、西の方角にすすむのが定番だ。
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【 MOVING 】移動の速度は「 12KNOTS 」で、
時速に換算すると、ママチャリで進む程度の
スピードで西方向に移動しているという事だ。
30日に出されている警告#34の時点では、
11月4日の午前3時までの最大風速を予報。
台風の進路が変わる11月4日の午前3時には最大風速が
毎秒15.3m/sで、温帯低気圧に変わる見込みの
予報を出しているのが、今後の状況にも要注意だ。
日本の気象庁では、2018年10月22日の月曜日の
午前6時の時点では、まだ台風26号の最大風速が
最低基準値である「 17m/s 」に達していないので
「 熱帯低気圧a 」として予報が公開されていたが、
さらに発達したことで「 台風26号 」となった。↓
気象庁公式ホームページ「 台風第26号イートゥー 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html ]を
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。
以下に気象庁の最新情報のデータを
参考として引用しておくので、ご覧頂きたい。
< 11月02日03時の予報 >
強さ –
存在地域:南シナ海予報円の中心
北緯 20度30分( 20.5度 )
東経 116度20分( 116.3度 )進行方向、速さ:北北西ゆっくり
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速25m/s( 50kt )
最大瞬間風速35m/s( 70kt )
予報円の半径240km( 130NM )
上記の引用では、台風26号イートゥー[ yutu ]は
11月2日の午前3時の時点では、南シナ海に
移動しているとの予報なので、Google地図で表示。↓
アメリカ軍の進路予想図と比較しても
そんなに大きな差は見られないのは、いつも通りだ。
2日には台湾の高雄市から477キロ南西の
南シナ海の海上に位置している進路予想図だ。
ところで米軍も気象庁も、なぜ進路予想図が
日本列島に近づかず西寄りの台湾やフィリピンの
方角に向かって進んでいるのだろうか?
台風が北上してこない理由は、気象庁が
公開している気圧の配置図を見れば分かる。↓
気象庁公式ホームページ「 天気図:日本周辺域カラー 」
[ https://www.jma.go.jp/jp/g3/index.html ]を、
「 瓦版茨城 」のブログ運営者が加工して作成した。
「 10月26日の時点では高気圧が、日本列島の
ど真ん中に居座っているから低気圧の台風26号は
侵入する事が出来ない 」現象が起きているからだ。
気圧の配置を示す等圧線図は、次章の
ウィディンティティでも、リアルタイムに
視認が出来るので、ぜひとも御覧頂きたい。
気象庁の今後の予報も米軍同様に強さの
ピークは過ぎたが、進路は確定していない。
台風情報は、どんなに最新予報が発表されてから
PCに張り付いて随時、記事更新を行っても
タイムラグが生じるが「 Windyty 」なら
つねに最新の情報に書き換えられるので、
非常に便利かつ重宝すること間違いない。↓
上の「 △ボタン 」押しで画像が再生され、
台風26号の予想進路を表示してくれる。
また、スライダーバーをタップかクリックすれば
任意の日にちの台風の気流の渦の位置が最新の状態で
見れるので、間違いないく使えるサイトだ。^^
22日の時点では台風26号は、日本列島に
近づかない予想進路図になっているが、続けざまに
W台風が発生し、台風27号らしき気流の渦の方が
日本列島に接近する今後の予報が気になる…
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台風26号イートゥーの進路予想図は米軍以外にも
各国の気象予報機関が、それぞれ独自に公開している。
上はアメリカ海軍JTWCと日本の気象庁JMAの
2つの気象機関のデータも含めた7ヶ所の台風26号の
西北太平洋および南シナ海の進路予想図の一覧だ。
世界各国の気象データでも、最新の10月30日時点の
進路予想図は、フィリピン横断後に北上に転換する。
10月30日の午前9時現在の座標を、Googleマップで
表示させると見事にフィリピンに上陸している。↓
7つの気象予報機関が公開している台風26号の
進路予想図は米軍も含めて全て一致していて、
座標の位置は、緯度が16.7°Nで経度が
121.6°Eとなるが、このあとに方向転換する。
別記事でも、お伝えしているが本稿でも
TC気象機関一覧の、まとめを改めて以下に示す。
合計7ヶ所の気象機関が台風26号の
進路予想図を公開した画像が上のものだが
国別に見ると、香港を1つの国とカウント
しても、6ヶ国の気象データということに。
あくまでも30日の時点の進路予想図
なので今後、最新情報が更新される度に
台風26号の進行方向が変わる可能性も有る。
ウェザーニューズの11月1日の最新情報では、
南シナ海を北北西の方向に進む予報だが、
今後は次第に衰弱して行くと報じている。
ウェザーニューズは、台風26号の今後について
「 次第に衰弱して来るが沖縄エリアは、うねりの
影響を受けるかも知れないので注意が必要 」と予報。
【週間天気】この先1週間のポイント
・日曜日は太平洋側で天気回復
・週明けは「冬型の気圧配置」で雪の可能性も
・来週は台風26号の動向に注意
▼詳しくはこちら▼https://t.co/gyUw6dko7b pic.twitter.com/L88BUJfBpE— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年10月25日
2018年10月31日時点の予報なので、今後は
いくらでも予想進路図が、最新情報で変わる
可能性は十分に有るので念のため。
【台風情報】10月28日(日)18時現在、猛烈な勢力の台風26号は、引き続き「猛烈な」勢力を保って、フィリピンの東の海上を西に進んでいます。あす29日(月)の夜以降に非常に強い勢力でフィリピンへ接近・上陸する予想。南シナ海に抜けた後に北寄りに進路を曲げてきます。https://t.co/BXPhlxMbFq pic.twitter.com/79PzyaeasY
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年10月28日
米軍の台風26号に関する最新情報は、
11月3日の午後3時( 日本標準時に変更後 )まで
進路予想図が公開されているが今後は減衰して行く。
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さらに、米軍の最新の情報を補う位置づけで
Windytyや気象庁、ウェザーニューズ社、ANNの
台風の予報および進路予想図を活用して頂きたい。
医者で言うなれば「 セカンド・オピニオン 」だ。
本稿でも、アメリカ軍の台風情報が最新の
コンテンツ( 情報の中身 )に更新され次第、
記事に上書きして、お伝えしてまいる所存だ。
前回、9月に発生した台風25号コンレイは
10月はじめに掛けて猛威を振るったが、10月に
入ってから、しばらくは発生していなかった。
台風を発生させる対流活動が、移動したのか?
と思っていたが、2018年10月21日に台風26号の
たまごが、新たに発生してしまった。
上は、米海軍が公開している台風26号の
初回の警告の進路予想図だが、2018年10月21日の時点で
マーシャル諸島から、北マリアナ諸島の
中間の辺りに居たが、風力は25ノットで
12.75m/sと気象庁が台風として認知する
17m/sに満たない、弱い卵の状態だった。
しかし、今後は徐々に発達しながら西寄りに進み
強力な勢力になると、どの気象機関も予報している。
台風26号が台湾の東に接近した後の進路予想図が、
確実に定まっていないので予測は出来ない状態だ。
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