
2025年( 令和7年 )の台風1号ウーティップ( Wutip )のタマゴ熱帯低気圧の発生予測に関する最新情報を、速報でお伝えします。
【 当記事ページの目次 】
米軍JTWCの熱帯擾乱の衛星画像
衛星画像のISSUE TIME( 発行時間 )は、5月25日の06Z( ズールー/UTC《 Coordinated Universal Time:協定世界時 》)なので、日本標準時( Japan Standard Time )に修正をすると、25日の午後3時となります。
黄色文字の表示は「 NO SUSPECT AREAS 」つまり疑わしい領域はありません、となります。
したがって、25日の午後3時時点において台風の発生領域である北西太平洋域においては活発な対流活動を表す熱帯擾乱( じょうらん )の低気圧は発生していない、ということです。
日本の気象庁の台風1号の最新情報
2025年4月21日( 月曜日 )の午前1時8分時点の気象庁の台風情報です。
「 現在台風情報は発表していません 」ということですから、現時点では台風のタマゴとなる熱帯低気圧も発生していない、ということになります。
WindyのGFSモードによる台風1号の等圧線
Windy( ウィンデイ )のアメリカ海洋大気庁の気象予報モデルをベースとするGFSモードによる気圧配置の等圧線をみると、30日( 金曜日 )の午後6時に台風1号の候補となりそうな低気圧の等圧線が九州地方の西の海上、東シナ海に見えます。
ですが、大気循環の移り変わりを断続的に見ていくとこの低気圧の等圧線はかなり高緯度な位置からの発生が描かれているので、台風の卵となる熱帯低気圧であるかは、非常に微妙な発生場所ということになります。
△再生ボタンを押すと、大気循環の変化の予測シミュレーション映像が見られます。
4月21日の午前1時の時点では、台風1号はまだ発生しておりません。
台風1号ヨーロッパECMWFの最新情報
では、世界最高クラスの予報精度を持つと言われる、ヨーロッパ中期天気予報センター( European Centre for Medium-Range Weather Forecasts )ECMWFによる台風1号の最新情報は?
予報日時は、2025年5月31日(土)03UTC( 日本標準時では午前12時 )の、850hPa( 海抜約1.5km )における風速( m/s )を予報値で表したもの。
日本列島の南の海上に同心円状の等圧線が見えますが、これは台風ではない可能性が極めて高いです。
台風1号ウーティップWutipの名前の意味は?
2025年の台風1号が発生すると、そのアジア( 国際 )名はウーティップ( Wutip )となり、すでに台風委員会によって決められています。
命名国:マカオ・名前:Wutipウーティップ/意味:ちょう(蝶)
ウーティップ( Wutip )の名前の意味は、「 蝶( ちょう )」であり、命名国はマカオです。
ターンテーブルの順番は35番目なので、今年の台風1号はすでに名前が決まっているというわけ。
では、前回の台風ウーティップの発生日時は、いつ?
前回の台風ウーティップは今から6年以上前の2019年( 平成31年/令和元年 )の台風2号でしたね。
昨年2024年の台風1号の発生日時は?
昨年2024年( 令和6年 )の台風1号イーウィニャ( EWINIAR )の発生日時は5月25日の午後9時でしたね。↑
以下が台風1号2024年イーウィニャの実際の経路図になります。↓
赤く着色してあるのが日本列島ですが、上陸ルートではなく関東地方へ「 接近 」した経路図となっています。