2021年の台風12号オーマイス[ omais ]たまご発生と進路予想に関する最新情報を速報で。
以下の動画は不肖この私めが解説しております。↓
【 本稿の記事ページの目次 】
米軍JTWC台風12号の進路予想図は韓国へ
上のYouTube動画は、台風12号の8月22日の最新情報を解説しています。
上の米軍によるIR衛星画像は、22日の午後3時現在のものだが、以前よりもだいぶ雲の渦巻が弱くなっている。( VALID TIME=適用時間 )
台風12号オーマイスは2021年8月20日の午後9時に発生したと気象庁から発表があった。
上の進路予想図が最新情報だが、明日23日の午前9時には最大風速12.85m/sの「 熱帯低気圧 」に衰退する予報だ。
進行方向は韓国へ、北北東の方角へ向かって北上しています。
22日( 日曜日 )の午後9時現在の存在位置は北緯が26.0°N、東経が125.1°Eとなり、Google地図で示すと以下の通り。↓
九州地方の最南端、鹿児島県の佐多岬公園の海岸線から776.68km( 482.61マイル )ほぼ南西のフィリピン海と東シナ海の中間の海上に存在している。
実は台風12号オーマイスの、たまごらしき熱帯低気圧( Tropical Depression )である熱帯擾乱( じょうらん )の気流の渦が米軍の18日の午前3時の衛星画像にも写っていた!
熱帯低気圧は「 REMNTS TD16W 」と「 熱帯低気圧のこん跡( REMNANTS ) 」の表記に変わったが、いったん発行した形成の警報を取り消さなかった気象機関は私めが知る限り、米軍JTWCだけだった。
以下は、以前に発行した#28回目の警告時の時のJTWC進路予想図です。↓
#28回目の最終警告となり、これ以上は発達しない見通しに進路予想図が修正されたのだが、その後も警告は継続されたのである。
以前に、アメリカ軍が発行していた進路予想図は以下の通りで、強い勢力の台風12号に発達する予報だったが、その後に変更している。↓
マーシャル諸島近海で発生した台風12号の卵は、当初はTDだったが徐々に発達しながらTropical Storm( TS )台風となって、北マリアナ諸島へ西進を続けていた。
以下の一覧が今後の予報日時と台風12号らしき最大風速を記したものになるが、最終的に発達はしなかった。↓
- 2021年8月14日~15日の午前9時:15.42m/s( 30ノット )熱帯低気圧
- 16日の午前9時:17.99m/s( 35ノット )台風へと発達
- 17日の午前9時:20.56m/s( 40ノット )
- 18日の午前9時:28.27m/s( 55ノット )
- 19日の午前9時:35.98m/s( 70ノット )強い勢力の台風へと成長
8月13日の午前9時の台風12号たまごの存在位置と進行方向および速度はどうだったのか?
ポジション( 存在位置 )が北緯12.7°N、東経168.6°Eとなっている。↓
日本の東京都千代田区にある東京駅のド真ん中から、3,855.62km( 2,395.77マイル )南東の海上にある。
移動方向( MOVING )は275°なので、ほぼ西に進んでいるので進路予想図の通りだ。
移動速度は13ノット( 時速24キロ )なので、ロードバイクとほぼ同じ速さになる。
今後、台風12号の発生の確率は極めて高いと言える米軍の最新情報だ。
ヨーロッパ情報では台風発生の予報なし
以下は、ヨーロッパ中期予報センターの2021年8月12日の午後9時から22日の午後9時までの10日間の東アジアおよびインドネシア地域の気圧配置図となる。↓
米軍JTWCの進路予想図と比較して、台風12号のたまごらしき熱帯低気圧の存在を示す等圧線すら見えない。
[blogcard url=”https://takenori.info/blog/podul/”]
しかし、これはあくまでも8月13日時点での予報なので今後はガラッ!と大幅に変わる可能性がある。
ネット上でヨーロッパ中期予報センターは、世界最高レベルの予測精度を持つとの呼び声が高いのです。
実は、今回の台風12号に成長発達する予報の台風12号たまごの熱帯低気圧の発生を、ヨーロッパ中期予報センターだけが最後まで発表しなかった。↓
しかし、熱帯低気圧の発生と台風へ発達を発表していた世界各国の気象機関が、その後に予報を修正した。
つまり熱帯低気圧のない、ふりだしの状態に戻ったのです。
WindyのGFSモードで台風12号たまご発生
Windyの3モードの内、「 GFSモード 」は、アメリカ海洋気象庁National Oceanic and Atmospheric Administration【 NOAA 】および、National Centers for Environmental Prediction【 NCEP 】と、アメリカ国立気象局NATIONAL WEATHER SERVICE【 NWS 】の気象データがベースとなっている国際環境予測センターが使用する、コンピューター解析システム ( Global Forecast System )【 GFS 】を基に生成されるモード。
では、そのGFSモードによる8月22日の午前9時の台風12号の予想位置を以下に。↓
台湾の南東の位置にまで最接近している台風12号らしき等圧線は大きさこそ小さいが、中心部の最大風速は27m/sにまで上がっている。
ただし太平洋高気圧が張り出して日本列島を覆っているためか、進行方向は西北西の方角に進むので、日本列島には向かってこない進路予想となっている。
トロピカルティビットのGFSで台風12号は
Windyと同じGFSモードをの数値モデル予測が見れるトロピカルティビットの気象サイトでも、当然ながら台風12号らしき等圧線が現れている。
8月21日の午前3時の予報だが、中心気圧は959hpaまで下げている。
予想位置は接近しているフィリピン・ルソン島の北東で、フィリピン海ですね。
この後は勢力を下げながら、北西方向に進みつつ中国大陸に上陸する進路予想図を描いている。
気象庁の8月21日現在の最新情報で12号は
日本の気象庁( Japan Meteorological Agency )の最新情報で、台風12号に関する予報を不肖この私めが動画で解説しています。↓
気象庁では、台風12号の進路予想図が発表されています。
ちなみに台風の「 たまご 」は熱帯低気圧の俗称であって気象庁は卵とは呼ばない。
2020年の台風12号の発生はいつ?
昨年の2020年に台風12号ドルフィン[ dolphin ]が発生したのは、9月21日の午前9時だった。
で位置は、北緯24.9°N、東経134.8°Eで中心気圧は996hpa、最大風速は20m/s。
さらに12号たまごである熱帯低気圧の発生日時は、9月19日の午後9時で座標位置は北緯21.6°N、東経135.0°Eだった。
そして中心気圧は1,010hpaであったが、12号たまご発生の位置をGoogleマップで。↓
2019年の台風12号ポードルの発生はいつ?
2019年に発生した台風12号ポードル( PODUL )の発生日時は、9月28日の午前3時であった。
存在位置は北緯が16.5°N、東経が117.3°Eで中心気圧が998hpa、最大風速が18m/sだった。
2018年の台風12号ジョンダリの発生日時は
気象庁公式ホームページ「 台風経路図/平成30年(2018年)第12号( 上陸 )」[ https://bit.ly/3slyQqg ]を、瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。
2018年の台風12号ジョンダリ( JONGDARI )は「 迷走台風 」で、なんと東から西へ向かって西日本地方を逆走したのだ。
発生日時は7月27日の午前9時で、位置は北緯25.0°N、東経が142.4°Eとなっている。
小笠原村の南の海上、硫黄島からはわずか 108.91km( 67.67マイル )東の位置にあった。
時期的にも、2021年の台風12号もそろそろ発生する可能性が極めて高い。
台風12号オーマイスの名前の意味は徘徊
97/米国/Omais/オーマイス/徘徊
台風12号オーマイス[ omais ]の名前の意味は「 徘徊 」で、名付け親はアメリカ合衆国だ。
国際機関である台風委員会に、97番目に登録されている名前だ。
もう少し詳しく解説すると、以下の「 さまよう 」というパラオ語が由来となる。
オマイス「さまよう」を意味するパラオ語
今後も、最新情報は常にチェックして台風の襲来に備えていただきたい。
当、瓦版茨城ブログもYouTubeチャンネル「 台風速報 」と並行しながら随時、情報を更新し続けて参る所存である。