台風9号レキマー2019米軍JTWCの進路予想図と最新情報は

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台風9号レキマー2019米軍JTWCの進路予想図と最新情報は

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lekima9

 2019年8月4日の午後に、フィリピン海沖に停滞していた熱帯低気圧が
台風9号レキマー[ lekima9 ]に発達し日本の沖縄県に接近しながら
北上を続けているので米軍JTWCの進路予想図を最新情報で、お届けする。

台風9号2019年の米軍の進路予想図#17

 では早速、台風9号レキマーの進路予想図を米軍JTWCが
公開しているので、最新情報を地図画像で見てみよう。↓

lekima9

【 引用ここまで↑出典:公式サイト米海軍/海軍気象や海洋学コマンド 】

2019年に入り今までの台風は比較的、風力が弱い
ものばかりだったが、今回の9号レキマーは強い!

8月8日の午後9時( JST日本標準時に修正 )時点の台風9号は沖縄県の米軍嘉手納飛行場を
完全に強風域に巻き込み、最大風速は秒速62.68m/sと「 猛烈に強い階級 」になる。

沖縄県に最も近づく8月8日の木曜日の午後9時の台風が一番、強い勢力だ。

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台風9号2019年の米軍の警告文の内容は

 現在、米軍は台風9号に対して#17回目の警告文まで出している。

現在の北西太平洋/北インド洋*熱帯システム 」より引用↓

lekima9

【 引用ここまで↑出典:米軍JTWC合同台風警報センター 】

では、上から順番に重要な部分の警告文の内容を解説して行く。

まず、2019年8月8日( 木曜日 )の午前9時( JST換算 )の台風9号の
存在位置は北緯が22.7°N、東経が126.9°Eとなり、記述の
座標をGoogleマップで表示させると以下の場所になる。↓

沖縄県糸満市の最南端から383.68キロ南南西に
位置するフィリピン海の海上に台風9号レキマーが居る。

移動の方角は330°なので、北西と北北西の中間あたりの方位を進んでいる。

移動の速さは、7ノットなので時速13キロと、ママチャリくらいのスピードだ。

強い勢力に成長する8月8日の午後8時には、米軍の嘉手納飛行場まで
431.5キロの位置にまで最接近して、暴風域にも入る予報となっている。

台風9号2019年の気象庁の予報と比べる

lekima9

気象庁公式ホームページ「 台風経路図( 台風第9号 )」
[ https://www.jma.go.jp/jp/typh/1909.html ]を、
瓦版茨城のブログ運営者が加工して作成した。

気象庁と米軍の進路予想図は、非常によく似ている。

台風第9号( レキマー )令和元年8月5日1時5分発表 」より引用↓

09日21時の予報/強さ:強い/存在地域:東シナ海
予報円の中心
北緯 26度05分( 26.1度 )
東経 123度00分( 123.0度 )

進行方向、速さ 北西15km/h( 8kt )
中心気圧 950hPa
中心付近の最大風速 40m/s( 80kt )
最大瞬間風速 60m/s( 115kt )
予報円の半径 650km( 350NM )
暴風警戒域 全域800km( 425NM )

【 引用ここまで↑出典:気象庁 】

9日の午後9時の時点の台風9号の存在位置は、北緯26度05分( 26.1度 )
東経123度00分( 123.0度 )なので、さっそくGoogle地図で場所を表示させる。↓

沖縄県の米軍嘉手納基地から476.4キロ西南西の
東シナ海の海上に位置している予報となっている。

また、最大風速は毎秒40m/sなので気象庁が定める「 強い 」
台風の規程である、33m/s以上の勢力にまで発達している。

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台風9号2019のヨーロッパ情報との比較

 台風9号レキマーの進路予想図でヨーロッパ中期予報センターの
最新情報は、米軍JTWCと気象庁の進行ルートと違っていたが
その後、ヨーロッパECMWFが更新して進路が修正されたっ!

lekima9
yutu2018

【 引用ここまで↑出典:ヨーロッパ中期予報センター 】

上の進路予想図は、ヨーロッパECMWFが公開している8月9日の
午後9時( UTC+9時間⇒JST換算 )の台風9号の存在位置だ。

北緯が25.71°N、東経が120.68°Eで以前の進路予想図では、
九州地方に最接近する予報であったが、台湾よりに修正された。↓

沖縄県糸満市字喜屋武岬の西端の海岸から
699.22キロ南の南シナ海の海上で台湾に最接近する。

しかも台風の中心部分の最大風力は「 猛烈な強さ 」の勢い。

当初、修正前はあまりにも九州に近い進行ルートだったので
台風8号のフランシスコと勘違いしたほどだ。

台風9号レキマーの動くウィンディ画像

 台風の気流の動きを日にちごとに動く画像で
確認できるコンテンツが、「 Windy 」だ。↓

本稿に貼り付けた上のウィンディ( Windy )画像は、
ヨーロッパ中期予報センターの天気予報モデルをベースにした、
ECMWFモードで作成されたコンテンツだが、じゃっかん異なる。

前章で、ご説明申し上げたヨーロッパの進路予想図では
9日に鹿児島県に最接近しているが、ウィンディの方は
8月11日の午後9時に九州地方に最接近している。

九州地方の西側の海上を北上して日本海側に抜けていくルートだ。

台風9号レキマーの7つの気象データは

 では次に、台風9号レキマーの進路予想図を7つの天気予報機関の
移動データを1つの画像で比較したMulti-Agency( 統合多機関熱帯低気圧予報 )の
移動図を見ていただきたい。↓

lekima9

【 引用ここまで↑出典:Multi-Agency( LEKIMA )】

米軍JTWC、気象庁JMAの他にヨーロッパECMWFの気象データも
入っているが、7つとも進路予想図は似通ったルートを示している。

つまり、台湾と日本の九州地方の中間あたりの海域だ。

万が一の時の為に防災リュックを備えておけば、
避難せざるを得なくなった時にも安心できる。

台風9号レキマーの8月5日の現在位置は

 では、2019年8月5日の月曜日の午前3時時点の台風9号レキマーの
存在場所は、フィリピン海のどの位置になるのか?

座標は、北緯が17.74°N、東経が130.51°Eなので以下に地図で示す↓

沖縄県の最南端である糸満市の海岸沿いから、
南南東に971.64キロのフィリピン海にある。

また、同じ場所の海面の水温も30.3°Cあるので、
今後も台風が発達する条件は整っている。

さて台風9号の名前レキマーは、ベトナムが付けた名前で
果物の、カニステル【 Canistel 】から命名されている。

不肖この私めは果物のレキマー( カニステル )は、まだ食べたことはないが
台風9号は、果実の様には甘くない勢力にまで成長する見込みだ。

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“台風9号レキマー2019米軍JTWCの進路予想図と最新情報は” への4件のフィードバック

  1. xapa より:

    参考になりました。ちょうど土曜日に石垣島に向かう予定です。

    • 小松 毅鑑 より:

       xapaさま、コメントを頂き、ありがとうございます。

      本稿の記事が、お役に立てて幸いです。

      8月10日の土曜日に石垣島ですと、まだ台風9号レキマーの
      強風域に入っているのと、厄介なことにヨーロッパ予報では
      台風10号のクローサも、接近する週間予報が出ていますね。

      今後は進路予想図が変わることもあるので、最新情報に
      留意していただければ、と思います。

  2. Hermosa より:

    はじめまして、非常にわかりやすく参考になっています。
    10日の正午の便で九州から台北に向かい、11日の日本時間11時の便で台北からアメリカ本土に向かう予定です。
    何とか、離着陸時間に暴風域を抜けてくれると良いのですが・・・

    • 小松 毅鑑 より:

       Hermosa様、嬉しいコメントを頂き、恐悦至極に存じます。

      台風10号の移動スピードが遅いので8月10日ですと、九州から
      飛行機が飛ぶかが微妙な所ですが航空会社に、お問い合わせを
      していただければと、思います。

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